2008年4月〜6月のレビュー

(タイトルの部分をアルバムは シングルはで表記してます)
ミドリ 「あらためまして、はじめまして、ミドリです。」
メジャーでは初となる1stフルアルバムみたいです。ミドリは
”Vo.&ギター・ドラム・(エレキ)ピアノ・ウッドベース”
の4人組の紅一点バンド。その紅一点のVo.&ギターの後藤ま
り子がライブをする時は、セーラ服を着ているというのはネット
&雑誌で知っていたんですが。で、アルバムの感想はというと、
久しぶりにここまでエキセントリックな作品を聞いたと。ロック・
ジャズ・民謡のエッセンスを混ぜた結果、とても狂った感じの作
品に仕上がっています。そして後藤まり子のエキセントリックな
歌声&関西弁で書かれた歌詞がより一層狂気な世界を作り出して
いる様に思います。ある意味、このバンドを一言で紹介するとす
るならば、”椎名林檎をさらにキ●★イにした”感じと言えば分
かりやすいんでしょうか?個人的に好きな曲はパンクとジャズな
感じの「ゆきこさん」童謡「おさるのかごや」のサビの部分を拝
借した「お猿」このアルバムの中で1番エキセントリックだと感
じた「ハウリング地獄」そして轟音な「無欲の無力」久々にとて
も良い意味で面白いと思えるロックバンドに出会えたと思います。
Purfeme 「GAME」
「ポリリズム」でブレイクしたPurfemeの1stアルバム
です。てっきり、もう2、3枚リリースしているものだと思って
いたんですが。「ポリリズム」がクラブフロア対応みたいな形な
ので、基本的にそっち系統なのかな?と思ったら、想像以上にポ
ップな仕上がりにびっくりしてしまいました。ただ、ポップなん
だけど、ちょっとメロディーラインが単調というかパンチがない
という部分が非常に気になってしまいましたが。「ポリリズム」
でPurfemeを知った方には、逆にPurfemeの世界に
入りやすい感じに仕上げたのかもしれないですね。個人的にはク
ラブフロアに映える感じの「plastic smile」「B
utterfly」「Twinkle Snow Powder
y Snow」が好きです。このアルバムを聞いたら、今後に期
待というより、ポップさと尖り具合のバランス配合が非常に難し
くなってくるだろうなと。(個人的には尖っている[クラブフロ
ア直結]方面に行ってくれる事を期待しているんですが)   
加藤ミリヤ 「TOKYO STAR」
これが3rdアルバムですか。良い意味でとてもソウルフルにな
った気がします。心の奥底から歌っている感じがとても好印象な
んですよね。個人的には「You Go Your Way」「
Just Wanna Have Fun」「TOUGH」が好
きです。同年代の同性に向けた歌詞を書いてソウルフルに歌って
いる気がするんですが、これは個人的にいつも思う事なんだけど、
”どうして、サンプリングの力を借りようとする!?”と。こん
だけ良い曲を自分自身で作れる力があるのに非常にもったいない!!
と思うんですが?(「FUTURECHECKA」は、Suge
r Soulを思わず思い出してしまったんですが)シングルで
もっとオリジナル物で勝負して欲しいな!!と、この曲を聞いて
改めて思ってしまいました。