2017年9/20、安室奈美恵が自身のオフィシャルサイトで
今年2018年9/16をもって引退するという発表がなされま
した。
それにしても、こういう”ソロシンガー”なタイプのアーティス
トがこんな発表をしたのは2000年のCoccoの休養宣言以
来だったのではないかと。このトピックスは2018年の出来事
だけではなく、日本の音楽史にも残るものだと。
ここで簡単にですが、安室奈美恵のプロフィールを。1991年
に沖縄アクターズスクール内で選抜されたダンスパフォーマンス
グループSUPER MONKEY’Sの結成メンバーに選出さ
れる。1992年9月東芝EMI「恋のキュートビート/ミスター
U.S.A」でメジャーデビュー。1994年7月に安室奈美恵
with SUPER MONKEY’Sへと改名。1995
年1月にリリースした「TRY ME〜私を信じて〜」でブレイ
ク。4月にリリースされた「太陽のSEASON」で表記が安室
奈美恵単独名義となる。10月にavexに移籍。小室哲哉プロ
デュースの「Body Feels EXIT」をリリース。本
格的なソロ活動(SUPER MONKEY’SがMAXとなっ
てから)は「Chase the Chance」から。12月
に「紅白歌合戦」に初出演。1996年8月〜9月に行われた「
SUMMER PRESENTS’96 AMURO NAMI
E with SUPER MONKEY’S」を以って安室奈
美恵 with SUPER MONKEY’Sとしての活動を
終了する。12月に「第38回日本レコード大賞」で史上最年少
での大賞を受賞。1997年12月「紅白歌合戦」で紅組トリを
務める。1998年は育児に専念するため産休。1999年3月
復帰後初シングル「RESPECT the POWER OF
LOVE」をリリース。2001年1月にリリースされた「t
hink of me/no more tears」で小室哲
哉プロデュースから離れる。2002年スペシャルプロジェクト
SUITE CHICに参加。2008年にベストアルバム「B
EST FICTION」をリリース。10代・20代・30代
をまたいだ史上初の3年代連続ミリオンセラーを達成。2009
年12月にリリースされたアルバム「PAST<FUTURE」
で10代・20代・30代でのオリジナルアルバム首位獲得(ソ
ロアーティストとしては初の記録)2010年5月、アジアの女
性アーティストとしては初、日本のアーティストとしてはCHA
GE and ASKA以来となる「World Music
Awards」出演となる快挙を成し遂げる。2015年6月ア
ルバム「_genic」をリリース。全曲新曲&ノンタイアップ
でオリコン初登場1位を記録。2017年11月オールタイムベ
ストアルバム「Finally」をリリース。このアルバムでミ
リオンを達成し、自身の持つ3年代の連続ミリオンセラーを更新
し、4年代連続ミリオンセラーを達成した。
やっぱりトップアーティストだけあって、経歴だけでかなりのも
のがあるんですが。個人的には安室奈美恵という名前が、世に出
たというのは”歌手”としてよりかは”ドラマ出演”ですか。テ
レビ朝日系列で放映されていた「いちご白書」フジテレビ系列で
放映された「時をかける少女」に出演した事によって名前を売っ
た&「ポンキッキーズ」のシスターラビッツとして出演していた
事も大きかったのかな?と。SUPER MONKEY’Sとい
う名前を知ったのは各種のダウンタウンの番組でダウンタウンの
2人が何回も名前を出した(ネガティブという意味で。ダウンタ
ウンの2人的にはそういうつもりはなかったのかもしれないけど、
その当時のメンバーは非常にガックリときたみたいで)という所
もあるのかな?と。私自身もブレイクする前からSUPER M
ONKEY’Sの名前は知っていたし、曲も歌番組で聞いた記憶
がある訳なんですが、今改めてSUPER MONKEY’Sの
曲をYOUTUBEでチェックしたんですが、その頃から歌唱力
があったんだなと思ったんですが、それと改めてなんですが”あ
の時、特になんの魅力を感じなかった”という感覚は正解だった
んだなと。個人的に安室奈美恵に転機があったとするならば2つ
かな?と。1つは「TRY ME〜私を信じて〜」でユーロビー
トと出会った事。今にして思えばそれまでの楽曲が彼女にはまら
なかった事。そしてユーロビートと出会った事によって彼女の魅
力が世間に伝わった&安室奈美恵とユーロビートとの相性がとて
も良かったと。そしてもう1つは結婚→出産→活動休止→活動再
開してから数年経った後、SUITE CHICに参加した事で
しょうか?活動再開後ダンスミュージックというよりもブラック
ミュージックに傾倒していった様に思ったんですが、正直安室奈
美恵の魅力が薄れた&かすれていったという印象を持ったんです
が。そんな安室奈美恵がクラブフィールドで活躍しているアーテ
ィストと絡んでいった事に当時衝撃を受けてしまった訳なんです
が。このSUITE CHICに参加した事によって安室奈美恵
再浮上のきっかけを掴んだのではないかと。今振り返ったらなん
ですが。そしてT.KURAプロデュースによる「GIRL T
ALK」が、今現在へと続く安室奈美恵のスタイルの原型なのか
な?と。それにしてもこの曲聞いた時びっくりしましたよ!!”
安室がR&Bしているよ!!”と。それと同時に”プロデュース
T.KURAだぞ!!”と。そして”活動再開後、やりたかった
のはこれだったのかな?”と。この後にリリースされた「WAN
T ME,WANT ME」で、”えっ、安室がダンスホールレ
ゲエやっているじゃん!!”この曲も衝撃的だったんですよね!!
そして名盤「Queen Of HIppop」なんですが、タ
イトルがとても素敵だった以上に楽曲を聞いた時”ヒットチャー
ト的な楽曲とは完全に背を向けたな”と。個人的にはどの曲も好
きだったんですが、”天下を取った人間がする事なのか!?”と
も。自ら進んでアンダーグラウンドの方へ進んでいっているとし
か思えないというか、自ら先鋭化しているというか。そんな印象
を受けてしまいました。
熱狂的なファンという程ではなかったんですが、衝撃度はJUD
Y AND MARYが解散した時と同じくらいのものだと書い
ておきます。デビューの時から知っていて、もがいている時も、
ブレイクした時も、時代の頂点を取った時も、低迷して再ブレイ
クした時も知っているので。個人的には”あの人は今”的な番組
には出演してほしくないなと。これは本当に切なる願いです。復
活して再び音楽活動をするのは望んでいる訳なんですが。