6月にリリースされた6枚目のアルバム「irony」のレコ発
ライブを、半年たったこの時期に・・・。正直、「irony」
がリリースされても、まったくライブ告知などがなかったから、
てっきりやらないものだと思っていたので・・・。びっくりとし
か言えないです。ライブフロアに入ると、スクリーンと羊の置き
物が。スクリーンは、前のツアーの時と同様にVJがいるんだな
と思ったけど、羊の置き物は・・・?「4月のヒーロー」のPV
で使われた物だと思うんだけど、よっぽどお気に入りなんでしょ
うね。あと家のセットが組まれていたのが印象的でした。BIG
CATのステージにセット組まれているのを見たのは、TVで
見た太陽とシスコムーンのラストライブ以来だ(爆)
「00000」が流れる中、家からACOとサポートメンバーが。
グラスで何か?を演奏していたのかな?その後「メランコリア」
「空白の種」「星のくず」を3曲続けてやったんだけど、機械の
調子が悪くて、スクリーンに映像が途切れている状態や、しばら
く写らない状態があったのは残念でした。映像が抽象的で、見た
人それぞれで受け取り方が違ってくる感じが良かっただけに。「
星ノクズ」のdub ver.「巣箱」そして「雨の日の為に」
「雨の日の為に」はirony ver.と言っていいくらい印
象が変わってしまいました。バラード調の曲を、あそこまで浮遊
感漂う世界に変えてしまうとは・・・。シングルにもなった「町」
「赤い刺繍」「hans」いわゆるACOの歌声の存在感みたい
なものが出てたと思います。神々しくて高くきれいなんだけれど、
力強いというか。「4月のヒーロー」「This Woman’
s Work」そして「皆さん、良かったら歌ってください」と
言って歌った「悦びに咲く花」まさかあの名曲がトランステクノ
ver.に変貌しているとは・・・。めちゃめちゃ気持ち良かっ
た。ACOも踊ってくれ!!と言わんばかりの挑発をしていたし。
「iroty」ラストに「kitchen」この2曲はアルバム
の中で、とてもACOらしい美メロな曲でとても聞いていて気持
ちいい曲なので、やってくれてとても良かったです。ただ、アン
コールがなかったのが、残念でした・・・。
今回のライブは、昔の曲も(Materialからの曲がほとん
どだけど)アレンジが変わってエレクトロニカ(浮遊感あふれる
電子音っていうんかな?)仕様になっていたんだけど、個人的に
は、「Material」以前の曲は、メロディとサウンドがい
い感じにせめぎ合っているんだけど、「irony」はACOの
歌声と、メロディーがサウンドと一体化していると思います。ラ
イブでは、ACOの歌声の存在感が出てたけど。このライブ、ア
ルバムにしてもそうだけど、良くも悪くも突き放した感があるん
ですよね。ふるいにかけられたというか・・・?あと「iron
y」はおもしろいアルバムではあるんだけど、ACO名義でやら
なくても、良かったのではないか?という気もするんですけどね。
ただこの路線、アルバムでもう1枚ほどやると思うんで、エレク
トロニカとACOが作りだす歌声、美メロをうまく融合するよう
な作品であって欲しいです。
ACO
「irony tour」ライブレポ
「irony tour」ライブレポ