SING LIKE TALKING      
「Amusement Pocket2003−2004   
      ”RENASCENCE TOUR”」ライブレポ
チケットが発売されたのが、たしか11月だったかな?本当なら
チケット発売日当日に購入する予定だったのが、CDやら、他の
チケット購入する方に使ってしまい、まぁ、ライブ直前でいいか?
と呑気に考えていたのが失敗だった・・・。ライブ2日前にぴあ、
ローソンチケット
に行ったら、チケットの発売は終了していまし
た。てっきり前日までO.Kだと思っていたので・・・。したが
って、ライブ当日チケットを求めて神戸国際会館まで行ったけど、
既に立ち見しか残ってなく、ここまで来たんだからと、立ち見席
を購入して、さぁ、開場時間までどうやって時間を潰そうかな?
と考えながら、神戸国際会館を出ようとした時、あるホワイトボ
ードが目に入りました。そのホワイトボードとは、”SING 
LIKE TALKING追加公演決定!!3、7
大阪厚生年金
会館大ホール
”もっと早く出してくれよ!!それだったら大人し
く帰ったのに・・・。(泣)ホールの中に入ったら、これだった
ら立ち見で良かったな、と思いましたけど。下手に端っこよりか
は、自分でポジションを決められる所が。丁度、ど真ん中の所で
ライブを見させてもらいました。              

サポートのバンドメンバーとSLTの3人が、1人ずつステージ
に現れ、それぞれ自分の持ち場に着くんだけど、メンバーが登場
するたびに拍手するのが、なんだか新鮮でした。1曲目は「月へ
の階段」
ピアノを弾いている塩谷哲が作り出す気品のある音色が
聞いていて気持ちいいです。3曲目にやった「Jack Lem
mon」
1番最初の佐藤恭一のドラムソロがとてもかっこよかっ
た!!私の大好きなアヒトイナザワを彷佛とさせるようなドラミ
ングでした。「Steps Of Love」途中で、佐藤竹善
が、ステージを降りてステージのすぐ下で座っている係員を見つ
めながら歌っている所はちょっと面白かった。MCをちょっとし
た後の曲。ツアータイトルにもなっているアルバム「RENAS
CENCE」
の中で1番好きな曲、このライブで1番聞きたかっ
た曲、「In The Rhythm」聞いていてかっこいいし、
とても気持ちいい!!リズムが跳ねている感じで歌っている佐藤
竹善の歌い方も好きです。タイトル通り「リズムの中」に入って
いきたいような曲です。私の中では「Keeps Me Run
ning’」
と同じくらい好きです。SLTの曲の中で1番好き
と言っても。「ただひとつの心で」のイントロの所で、途中でや
めてもう1回、やり直したから歌を歌い出すタイミング間違えた
のかな?と思ったら、あとでMCでギターの弦が切れたからと言
い訳みたいな事を言っていました。別にギターの弦が切れても気
にせず弾いている人をライブで良く見ているから、私は特になん
とも思わなかったんですけどね。「雨が上がれば」佐藤竹善が、
トランペットの形態模写をやっていました。上手いかどうかはち
ょっと分からなかったけど・・・。「心の扉」Skoop o
n Somebody
のドラムの人(名前が分からなくてすいま
せん)と、酒を飲んだ時、「心の扉」が好きだという事でセット
リストに入った曲。MCで「リクエストがある人は速めに言って
ください。歌詞を覚える時間が欲しいので」という発言に場内大
爆笑!!次の曲は、SLTのデビューのキッカケになった曲で、
その当時、西村さんはあんまりギターの腕が良くなく、そして
OOWY
のような、ビートロック系に対抗するためにコンテスト
用の曲を作った、「Try and Try again」物凄
く変わったリズムに感じました。この時から、もう既にSLTの
進む道を暗示してたかのような・・・?「星降らない夜」アルバ
ムで小谷美紗子とのデュエット曲なんだけど、この日はコーラス
の大貫裕子さんが担当。小谷美紗子とはまた違った味があって良
かったけど、個人的には、小谷美紗子とのオリジナルVer.を
聞いてみたいです。SLT名物(らしい)の長いMC。「ただひ
とつの心」
の言い訳の1つとして、山下達郎のコーラスとして参
加していた時の話を。「クリスマスイヴ」のあるコーラスの部分
だけ、テープでやっているんだけど、それがある日使えなくなっ
て急に違う曲をやりだして慌てた事。あとサービスで演歌を歌っ
ていました。山川豊の曲をちょっとだけ。「METABOLIS
M」
から「RENASCENCE」への道のりを時代劇のドラマ
に例えて説明していました。最後の方眠くなって何がなんだかよ
く分からなくなってしまったんですが・・・。こういう時は立ち
見は非常につらい・・・。これでも千章さんに言わせると良くま
とまっていた方だったみたいで。長いMCが終わり「Borde
rland」「Paradise」「摩天楼の羊」
とアップテン
ポの曲を。これはMCでも言ってた事だけど、SLTはやりたい
事をやるごった煮バンドと言うだけあって、この日もいろんなジ
ャンルの曲をやったけど、どれもクオリティーが高い!!バンド
サウンドも、しっとりした曲はしっかり聞かせてくれるし、ロッ
クテイストの曲は、爆音バンド顔負けの音圧で迫ってくるし。
欲望」
竹善がステレオタイプのラッパーみたいな事をやっている
のには、ちょっとおかしかった。「Parallel Line
s」
をラストにやって本編は終了。             

アンコール1曲目は西村さんが作った「Streaming C
loud」
という曲を。この曲の竹善の感想は「BOOWYを弾
けなかった男がここまで」みたいな事を言ってました。2曲目は
「Hello」ビートたけしの原作を連続ドラマ化された時のE
D曲としても使用されていました。最初のピアノの音色はおもち
ゃの音色なんだけど、ちゃんとライブでもおもちゃのピアノを出
してきて弾いていたのには、驚いてしまいました。「la la
 la」
ではアフリカで使われそうな打楽器を持って竹善が客席
に降りてきて、暴れていました。遠くて見えなかったけど、誰か
にその打楽器叩かせていたし。「回想の詩」では、即興で歌詞に、
神戸や淡路島という言葉を入れてくれました。本来ならここでラ
イブが終了だったんらしいですが、「盛り上がっているみたいな
んで、もう1曲やるか」という事で「Spirit Of Lo
ve」
千章さん、塩谷哲、西村さんが竹善の指名で歌わされてい
たんだけど、千章さん、歌上手い!!竹善もおもわずメロメロに
なっちゃうくらい。いろんな意味でビッグサプライズでした。 

とても、贅沢な時間を過ごさせてもらいました。さっきも書いた
けど、いろんなジャンルの曲を行き来しているんだけど、すべて
が成立しているのは佐藤竹善の歌声を通しているからSLTの世
界になっているんだな〜、と思いました。値段はちょっと高かっ
たけれど、それに見合うだけのライブステージでした。あと次、
見に行く時は、座席に座れるように良い位置を確保したいと思い
ます。