三浦大知             
      「CHAPTER−0」ライブレポ       
かつて、あのMisiaに、歌声を大絶賛された、活動休止中(
もしかして解散したのかな?)の、Folderの三浦大知が、
復活ライブをするみたいなので、観に行く事にしました。ちなみ
に、Folderが、活動休止した1番の原因は、三浦大知の声
変わりらしく、確か7人いたメンバーのうち、三浦大知と、もう
1人の男の子は、Folder活動休止と同時に、芸能活動の方
も・・・。残された5人の女の子メンバーは、御存じFolde
r5
を結成して(最近見ないけど・・・。)活動中。(今も、
older5
は活動しているのかな?)ライブハウスに入るまで
の間、どんな人達が、三浦大知の復活ライブを観に来たんだろう?
と思い、しばらく観察していました。制服姿の女子高生がいれば、
思ったよりも男連中いるし。1番目についたのは、大体33歳〜
43歳あたりのお姉様方が、結構いらっしゃった事。中には子連
れのお姉様方も。今日のライブの客層を見るかぎりでは、年齢層
が広い!!                        

それにしても、今日のOSAKA MUSEは、いつもと雰囲気
が違っていた。いつもなら物販スペースのある所に、スーツ姿の
スタッフ(もしくは業界関係者)が、かなりいたからなのかもし
れないけど。物凄くピリピリした空気を感じました。     

フロアに入って、ステージを見ると、ターンテーブルが目に入っ
てきました。ターンテーブルが目に入ってきた瞬間、”R&B、
ヒップホップ方面の事をやるんだろうな”と、思ってしまいました。

まず、1番最初にDJが登場して、軽くプレイをした後、三浦大
知が登場。登場してきた途端、「大知〜!!」という、黄色い声
が。黄色い声に混じって、野郎も叫んでいましたが。いわゆる待
っていた感みたいな物が伝わってきたし、ずっと、復活を信じて
いたんだな。と思いました。(私も岡村靖幸の時、そういう気持
ちだったので、非常に理解できる)このライブで1番印象に残っ
たのは、登場シーンでした。まさか、ヒューマンビートボックス
をしながら、登場してくるとは・・・。中盤からは、DJとセッ
ションみたいな事もしていたし。まさか、ハードコアヒップホッ
プな、ライブパフォーマンスになるんじゃないだろうか?「Sa
y Ho!!」みたいな、煽りをしてしまうんじゃないか?この
時点では、”三浦大知、そっちの方に行ってしまったか。月日は、
人をこんな風に変えてしまうんだ。とても残酷”と思ってしまっ
た訳なんですが。そのDJとのセッションみたいな事が終わった
後、サポートのダンサーが登場。最初の2曲を聞いて、まず思っ
た事は、これからは、本格的なR&Bをやっていくんだな、と。
正直、R&B、ヒップホップ方面の事をやるにしても、確実にポ
ップな物を入れるものだと思っていたので。それは、それで楽し
みな訳なんですが。歌声について、まず最初に思った事は、良い
声しているなと。何回かTVで見ていた時は、とてもハイトーン
ボイス(何オクターブもでそうな)だったので、声変わり後の歌
声に、非常に注目していた訳なんですが。最後に、ダンスめちゃ
めちゃ上手い!!とてもキレがあるというか、シャープな動きを
しているというか。サポートのダンサーと同じレベル、もしくは
それより上?と思ってしまいました。(確か、アクターズスクー
ル出身
なので、ダンスが上手いのは、当然なのかもしれないけど)
そして、MC。「こんばんは、三浦大知です」と言うと、「大知、
お帰り」という声が、結構ありました。東京、大阪でのライブツ
アーが、復活第1弾かと思いきや、東京では何回か、ライブをや
っていたみたいで。ちなみに、関西でのライブは、これが初めて
かと思いきや、Folder時代に一度、インストアライブをや
った事があるらしいです。あと、3、4年前、家族でUSJに、
行ったらしいです。今日、披露した曲の中で、私が1番良かった
と思ったのが、「KNOCK KNOCK KNOCK」という
曲。ミディアムテンポの曲で、伸びやかに歌っているのが印象的
でした。ここまでライブを観ての感想は、他の男性R&Bシンガ
ーと比べて、黒い感じ、もしくは、黒い歌声ではなく、とても素
直というか、ポピュラリティーあふれる歌声なんだけど、とても
ソウルフルな歌声だと思いました。ソウルフルな歌声も、体の中
から振り絞って出しているのではなく、自然とソウルフルな歌声
になっているというか。最初、SING LIKE TALKI
NGの佐藤竹善
と似ているな?と思ったけど、歌声を聞いている
うちに、ドリカムの吉田美和を男にしたら、こんな風な歌声にな
るのかな?と思いました。                 

衣装チェンジするため、一旦ステージから降りて、再び上がった
時、ギターを持って登場。サポートのギターと、キーボードの人
を引き連れて。どうやら、アコースティックコーナーみたいで。
このアコースティックコーナーでは、2曲披露。そのうちの1曲
は、洋楽のカバー。正直、歌とても上手いです。どれだけ少ない
音色で、歌を歌えるか?というのが、私がシンガーを評価する一
つの目安としているので。R&Bも良いけど、アコースティック
も似合う歌声だと思いました。そして、もう1曲は、「銀の涙」
という曲。男の切ない心情を歌っている曲だと思うんだけど、そ
の世界観に合わせた歌声になっている!!これは、意識して歌っ
ているのか?それとも、体で感じて、それを自然と歌声で表現で
きる様になっているのか?驚愕してしまいました。      

今回のライブでは、ダンスパフォーマンスもあるみたいで。ここ
でも、ヒューマンビートボックスをやっていました。リズム音に
関しては、そこそこかな?と思ったけど、スクラッチ音に関して
は、正直、まだまだ・・・。これからに期待といった所でしょう
か?サウンドは、もののけ姫のテーマソングと、ギター侍の、”
残念”をサンプリングしていたのが、印象的でした。ダンスに関
しては、サポートのダンサーと遜色ない動き、キレ。さっきも書
いたけど、アクターズスクール出身だから、当然と言えば当然な
のかもしれないけど。個人的には、ダンスの上手さよりも、無邪
気に、楽しそうに踊っている姿の方が、印象に残りました。  

またまた、衣装チェンジをして、(あんまり変わっていないけど)
ステージに現れた後、三浦大知から告知というか、報告を。「め
ざましTV」
や、いろんなメディアにも取り上げられていたけど、
3月30日にデビューする事が決まりました」と言うと、「大知
おめでとう!!」という声が多数!!そして、3人ほど三浦大知
に、祝福の花と言った方がいいのかな?渡していました。TVの
芸能ニュースにも取り上げられるなんて、幸先いいんじゃないん
ですか!!そして、デビュー曲「keep it goin’ 
on」
正直、今日のライブの内容からすると、えらいサウンド、
メロディーがポップすぎる。というのが、私の感想でした。ラス
トの「freestyle」を聞いていると、「keep it
 goin’ on」
三浦大知は、この曲を本当に歌いたかった
のか?この曲が、デビュー曲で良かったのか?と思ってしまいま
した。復活第1弾シングルなんで、ある程度、キャッチーでポッ
プな感じになるのは、仕方ない事かもしれないけど・・・。  

アンコールは、「You’ll be mine」という曲を。
正直、この曲を、復活第1弾シングルにした方が良かったのでは?
おそらく、三浦大知がやりたいであろう、本格派R&Bと、キャ
ッチーでポップな感じがでているし。            

これで、今日のライブは終わるのかな?と思いきや、なんと、再
アンコールに答えてくれました。再アンコールの曲は、アコギの
弾き語りで。ここで三浦大知が「曲は、Everlasting
 Love
です。この曲は、今日でしばらく歌わないでいようと
思います。僕にとって、この曲は、旅立ちの歌でもあるので。こ
の曲は好きだし、Folder時代の事も良い思い出だし。これ
から、新しい旅立ちをするために」みたいな事を言ってた様に思
います。一言で言えば、ソロが軌道に乗るまでは、しばらく封印
といった感じでしょうか?私にとっては、最初で最後の(多分)
Folder時代の曲を聞いた感想は、1番歌い慣れている曲だ
からかもしれないけど、ちょっと感動してしまいました。そして、
この曲を封印する事に対して、”もったいない!!”と。MCを
聞いている限り、この曲を大切にしているみたいなので、節目、
節目で歌っていってくれたな〜、と。オリジナルは、もっとキー
が高いのかもしれないけど、この曲と共に、年を重ねていって欲
しい!!と思いました。ライブが終わって、周りを見渡すと、目
が潤んでいる人が多数。この曲を聞いて感動したのか、この曲を、
もう2度と聞けない(かもしれない)事に対してか分からないけ
ど。(ほとんど、前者だと思うけど)6、7歳ぐらいの女の子も、
目が潤んでいたのにはびっくりしました。本当に素晴らしい歌声
というものは、体で感じるものがあるんだな!!と。     

このライブを観て、1番最初に思った事は、”3、4年後には、
アリーナ、ドームクラスでライブをやるんだろうな〜”と。この
歌声が、アンダーグラウンドにいる事はおかしい!!あんまり、
こういう事は言いたくないけど、あの歌声には、魔法がある!!
トップアーティストになって、あの歌声を、日本全国(もしくは
アジア各国、そして世界各国。世界は大袈裟かもしれないけど・
・・。)に届ける義務があるんじゃないか?と思ってしまいまし
た。正直、あの歌声をOSAKA MUSEで聞けた事は、非常
に嬉しい事だと思うし、幸せな経験をさせてもらったと思います。
2、3年後、この復活ライブを観れた事が、めちゃめちゃ自慢に
なると思うし、自慢してそうな気がする。あと、もう1つ思った
事は、天性のボーカリストって、こういう人の事を言うのかな?
と。私の中の”10代で1番上手いと思った歌手”は亜羽根綾乃
なんだけど、もしかしたら、変わってしまうかも?これから、本
格派R&Bを、やっていきたい。みたいな感じのライブパフォー
マンスだったけど、正直言って、この歌声を、R&Bの枠の中に
閉じ込めておくのは、もったいない!!と思いました。いろんな
タイプの楽曲を歌っていって欲しいです。(特にアコースティッ
クを)よっぽど、レコード会社、所属事務所がヘマをしない限り
は、確実に売れる様な気がします。(ライブの感想を書く用紙が
なかったのには、ビックリした。イベンターがついていなかった
とはいえ・・・。東京、大阪合わせて700人ぐらいしかいない
からとはいえ、今日のライブの感想。これからの三浦大知に対す
る希望、要望。復活おめでとう!!ずっと待っていた。みたいな
事を書きたかった人、一杯いるはずなのに・・・。そんな事、こ
れからの三浦大知の活動に対して、まったく役に立たない物なん
ですかね〜?)