2回連続で厚生年金会館でライブです!!と言っても今回は芸術
ホールなんですけどね。pupaのライブに行ってきました。p
upaはHASYMOの高橋幸宏を中心に結成されたバンドなん
ですが、そのバンドに原田知世が参加しているんですよ!!まさ
か知世がバンドのメンバーになるなんてびっくり!!それ以上に
びっくりしてしまったのが、pupaのやっている音楽ですか。
ある意味で納得(高橋幸宏が中心になって結成された所で)なん
ですが、まさかのエレクトロニカにびっくりでした。
今回のライブの私の席は”1階K列17番”そういえば、芸術ホー
ルでのライブを1階で見るのってこれが初めての様な。そしてス
テージを見ると、前の方にコンピューターなセットが。知世って
Vo.&コーラスな役割だとばっかり思っていたんですが、コン
ピューターをいじる役割もあるんですか?
そしていよいよライブがスタート。知世以外のメンバーが登場し
てきました。まず最初は「Jargon 〜What’s pu
pa〜」を。「Jargon 〜What’s pupa〜」を
演奏している時に、スクリーンにメンバーの名前がアルファベッ
トで右→左にスクロールされているんですが、何故か3Dになっ
ているんですよ!!これはどうなっているんだ!?と思ったらす
ぐに謎が解けました。透明な幕が降りていた状態でライブがスター
トしていたみたいで。そして知世が登場して「Unifixed
Stars」を。やはり知世はコンピューターを操作している
みたいで。そして「AT DOWN」を。これは初めて聞いた時
も驚いてしまったんですが、知世の歌声とエレクトロニカがこん
なにもマッチするとはとてもじゃないけど思えませんでした。本
当に”えっ”と思ってしまいました。ここでMCを。高橋幸宏さ
んは、「今年デビューした新人バンドです。まだ右も左も分かり
ません」と。そしてpupaはライブツアーをやるのは初めてな
んですが、今年の夏フェスは沢山出演したみたいで。幸宏さんと
知世いわく屋外もいいけどやっぱり屋内の方が良いと言っていま
した。その後、「Home Of My Heart」「Tam
eiki」「marimo」とやったんですが、前衛的で先進的
なエレクトロニカをやっている様に思うんですが、そこから醸し
出される人間味というか暖かみとでもいうのでしょうか?そうい
う物を感じてしまいました。その後、知世のMCでさっき私が歌
った「marimo」は私が作詞をして、高野さんが作曲をした
と。次は高野さんの曲をやると言って高野さんに話しを振りまし
た。そこで高野さんは来年でデビュー20周年という事で、それ
を記念してのシングルをリリースするそうで。(後でフライヤー
を見たら、高野さんって高野寛さんの事だったんですね!!どっ
かで見た事あるな〜と思っていたら)そのシングルにデビューの
時にプロデューサーだった幸宏さん、そして堀江博久さん・権藤
知彦さんも参加されているそうで。その後幸宏さんは「pupa
は派遣会社なので」と言った後、デビュー20周年のシングル「
LOV」何かとてもぬくもりのある曲だった様に思いました。p
upaのバンドとしての特徴の1つで、曲によってボーカルが変
わるんですが、これはライブで見て初めて気づく部分(歌詞のイ
ンデックスカードを見ても分かるんですが)なんですが、「fl
oating pupa」だけを聞いた印象は、男性ボーカルは
全部幸宏さんだと思っていたので。個人的にこのライブで1番印
象的だったのは、本編での最後のMCでした。幸宏さんはあんま
り血液型占いを信じないみたいなんですが、知世以外の残りのメ
ンバーを見たら信じずにはいられないと。知世と幸宏さんはA型
なんですが残りの4人は全員B型みたいです。全員自分の事以外
は興味がないというか、マイペースだそうで。レコーディングの
時あまりのマイベースぶりに知世が思わず「また、話し聞いてな
いよ」と吐き捨てたみたいです。それ以来堀江さんは知世に何を
言われるか分からないから、目があった時、びくっとなるそうで
す。幸宏さんは幸宏さんで高野さんの事をずっとA型だと思って
いたみたいで、pupaでB型だと知った時、とてもショックだ
ったそうで。高野さんも「pupaでは駄目ですね」というコメ
ントを。そういうやり取りをしている時でも、他のメンバーは機
材チェックしている所がとても面白かった!!pupaの持ち曲
は少ないから、アルバムの収録曲全部やるだろうなとは思ってい
たんですが、それでも「Anywhere」「Creaks」を
聞けたのが嬉しかったです。ラストの曲は「New Order」
幸宏さんの哀愁ある歌声がとても印象的でした。
アンコールでは、メンバー全員蝶ネクタイをつけて登場。ここで
気づいた事が1つ。”知世。網タイツはいているじゃないか!!
”とてもセクシー!!赤のハイヒールがそれを引き立てています!!
ここでメンバー紹介をした後、アンコール1曲目は幸宏さんのソ
ロの曲だそうで。大阪では20年ぶりにやるそうです。曲をやっ
た瞬間、会場が湧いたのでとても凄い曲をやったのかなと。2曲
目は知世が「私のソロの曲をpupa Ver.で」と言ったの
で、何をやるのかな?と思ったら「ロマンス」ですか。個人的に
はあまりオリジナルと変わっていなかった気が?ラストは「Ho
w?」高野さんの優しい歌声とスクリーンに流れた映像が上手く
マッチしている感じがしました。
最初、pupaのライブがライブハウスではなくホールだと知っ
た時、”何故”という感想を持ったんですが、これだったらホー
ルの方が合っているなと思いました。感想としては”踊らせるた
めのエレクトロニカ”ではなく、”観賞させるためのエレクトロ
ニカ”の様に思いました。あと前衛的で先進的な事をやっている
様に思うんですが、そこから人肌の温もり・優しさ・暖かさみた
いなものを感じてしまいました。フロア対応なゴリゴリのエレク
トロユニットには出せない、ベテランならではの味と言うんでし
ょうか?噂ではこのライブツアーでpupaは解散?だそうです
が、個人的にはあと1・2枚アルバムをリリースしてほしいな。
人肌の温もりを持ったエレクトロニカってそうないですから。
pupa
「pupa Live Tour’2008
”floating 6 pupas”」ライブレポ
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