久しぶりのライブです。今回はwyolicaとサンタラの2マ
ンライブに行ってきました。それにしてもこの組み合わせはとて
も意外な感じがするんですが?この2組は交流があるんでしょう
か?と思いながら、knaveに足を運ぶと、その疑問が解決し
てしまいました。どうやら「堀江音楽祭’09」のイベントだそ
うで。確か「堀江音楽祭」って、「MINAMI WHEEL」
の堀江Ver.(会場も被っているし)というイメージがあった
(そういうのもやっているみたいで)んですが。
今回のライブは、オールスタンディングではなく椅子が出ていま
した。ちなみにknaveに入場したのは3人目(整理番号的に
はもっと後ろだったんですが、開場時間に来なかった人が多数だ
ったので)だったので、前から2列目中央をGET!!それにし
ても、この頃オールスタンディングのライブに行っていない気が
するのは気のせい?
まず1番最初に登場してきたのはサンタラ。男女2人組のユニッ
トです。確か「BarfOut!」で結構プッシュされていた記
憶が?まず挨拶をした後、自己紹介。そして1曲目を。1曲目は
「バニラ」なんかVo.の田村キョウコの歌声を聞いていると、
非常に不機嫌というか衝動的というか。何となくだけど椎名林檎
を彷彿とさせる感じの歌声なんですが。2曲目は「Money」
歌詞を聞いていると娼婦というか売春婦の心境を歌った感じの曲
に思ってしまいました。この後のMCで、今日の2マンライブの
お相手となるwyolicaについてしゃべっていました。サン
タラは5年前にメジャーデビューしたらしく、その時wyoli
caと同じレーベルだったみたいで。それぞれ交流はないんだけ
ど、スタッフが両方を担当していた事が多かったみたいです。と
言った後、ギターの砂田和俊に話しを振ったら、今年のサンタラ
は大阪によくライブにやってくるという話しになってしまいまし
た・・・。そしてこの砂田さんのMCは妙な間が多くて、それが
笑いになってしまいました・・・。次の曲は田村キョウコいわく、
「私は今、アラサーまっただ中なんですが、私達の世代って酬わ
れない事が多くて、そんな事を周りの女友達と話していた時に出
来た曲です。女の子のための曲です」と言った後に、「エルザの
憂鬱」を。自分はこうありたい・他人からはこういう風に見られ
たいという願望・もっと女の子らしくなりたいという風に思って
いるのに、いざという場面で気の強さが出てしまう感じがした歌
詞の様に思いました。もう1曲、女の子のための歌と言って「ロー
ジー」という曲を歌った後、再びMC。今年はよく大阪でライブ
をしているという事を言った後、「It’s So Easy」
をリリースしたと。そしてサンタラは京都で結成されたそうで、
よく京都と大阪に来るみたいなんですが、京都と大阪と言えば、
川を想像される様です。そして大阪でもう1つ思い出す事と言え
ば「靭(うつぼ)公園」だそうです。今はとてもおしゃれだけれ
ど、昔はブルーシートでいっぱいだったと。次はその時の光景を
歌にしたそうです。「公園」どっちかというと、月明かりという
風景を思い浮かべました。次の曲は「It’s So Easy」
に収録されている「真夜中の虹」という曲を。曲に行く前に田村
キョウコが「情熱の曲です」と言ったので、ギンギンと燃え盛っ
た感じの曲なんだろうなと思ったら、ふつふつと弱火で燃えてい
く感じの曲の様に思いました。この後、「安全ピンを探している」
と、あと1曲アップテンポな曲をした後、MC。最初は次の曲で
最後です。と言ったんですが、砂田和俊がオーディエンスに「今、
何時!?」と聞いたら、その聞かれたオーディエンスは「(7時)
40分」と答え、その結果まだ持ち時間が充分に残っているみた
いなので、急遽もう1曲やる事に。その出来事に、田村キョウコ
は「うちらの曲はビートルズ並に短いから」と。あと、ライブハ
ウスのスタッフさんにライブのセットリストを見せたら、あまり
にも曲数が多いので「サンタラさん、きちんと持ち時間守って下
さい」と言われるみたいです。その後、何故か話題は阪神タイガ
ースの方へ。砂田和俊が「タイガース、残念でしたね」と言った
後、田村キョウコが「ザマーミロ」的な発言が。どうやら田村キ
ョウコは広島カープのファンみたいで。あとカープの事を(タイ
ガースの)牧場としきりに言っていました。その状況を見て砂田
和俊は、「大阪でのライブのアンケートを見ても、音楽は良いの
にVo.がタイガースファンに喧嘩を売っているからやだ」とか、
「阪神ファンで有名なラジオパーソナリティーに無理矢理カープ
グッズを身につけさせたり」と言っていました。なかなか度胸の
ある方だな(爆)と。余った時間でやる曲は、「サンタラの歌詞
は意味が難しいとよく言われるんですが、そんな事はないよとい
う曲をやります」と言った後に1曲やったんですが、なんか女ス
パイが忍び込んでいるという風な映像が浮かんだんですが。ラス
トは田村キョウコが「広島は原爆が落ちた事もあってか、他より
も反戦教育が盛んに行われていると思うんですが、サンタラの曲
にも愛の歌を作ったつもりが、気がついたら反戦の曲になったと
いうのが結構あります。最後にこの曲をやってライブを終わりた
いと思います」と言った後に「Joy&Pain」を。大切な友
だちを思いやっている歌詞がダブルミーニングに受け取れる感じ
になっているのかな?と思いました。
2番目に登場してきたのは私のお目当てwyolica。まずは
so−toだけが登場してきてチューニングをしている時にaz
umiが登場してきたんですが、挨拶をしようとした時にazu
miが急に忘れ物をしたと言い出してステージから去ってしまい
ました。そして再びステージにazumiが現れた時、何か音色
が?最初タンバリンの音なのかな?と思ったんですが。ちなみに
今日のazumiの衣装は上下とも牛柄と言えばいいのでしょう
か?その牛柄の部分がシースルーになっていました。そしてaz
umiが自己紹介した後、「今日はいつものイベントライブより
かは長めに歌えるみたいなので楽しみにしています。今日も感情
をしっかり込めて歌いたいと思います」と言った後の1曲目は「
忘れそう」ですか。個人的には意外な曲を最初にやったという印
象があるんですが?2曲目は「恋文」今日のライブでも「恋文」
を聞けるとは思わなかった!!それにしてもこの曲の時のazu
miのブレスが非常に可愛らしかった!!3曲目は「Mercy
Me〜いつか光を抱けるように〜」この曲はライブでは定番と
いうか必ずやる印象があります。この後のMCでazumiが、
「wyolica知っている人?」と挙手をさせたら、結構いた
事(wyolica目当てだった人がほとんだったみたいで)に、
azumiは嬉しそうでした。あと足下に鈴(歌っている途中で
気づきました)をつけ忘れた事をあやまっていました。その後、
so−toに「気づいていましたか?」という問いかけに、so
−toはスルー。チューニングをしていたので・・・。その後、
チューニングしながらトークをする事に初挑戦したんですがあえ
なく挫折・・・。その後、so−toが自分の父親がこの日70
歳を迎えたそうで、お祝いのメールを送信したみたいなんですが、
その文面が”売れるまで生きていてくれ”だそうで。azumi
もどう突っ込んでいいか分からなかったそうで、思わずオーディ
エンスに「いつものso−toさんだよね!?」と尋ねてしまい
ました。その後にもazumiが「こういう時はどういう風に対
処すればいいの!?」という事をオーディエンスに尋ねてみたら、
「スルーする」という答えが返ってきてしまいました。次にやる
曲は11/11に配信限定でリリースされる「サヨナラ」のc/
wをやるそうです。前作の「僕は忘れない」は1曲(ライブ会場
限定でのCDにはc/wがあったんですが)しか配信しなかった
んですが、今回は3曲配信する事にしたそうです。この曲はレコー
ディングする前夜12時からazumiは歌詞を書き始めたそう
で。最初はなかなか歌詞が思いつかなかったんですが、気分転換
にお風呂に入ってお酒を飲み始めたらBメロが浮かんできたそう
で。その後もスイスイと歌詞が出て来たみたいなんですが、これ
はお酒の力&深夜だから書けたもので、朝起きたら全然駄目なも
のになっているんだろうな?と思ったら、朝起きて再び見たら”
悪くないじゃん”と。その後、so−to&ディレクターにもそ
の歌詞を見せたら、評判が良かったので配信する事にしたそうで
す。そんな切羽詰まった感じで作られた曲のタイトルは「逢いた
いから」まず1番印象に残ったのは1番のサビでazumiが歌
詞を間違えた所。最初聞いていた時は、途中で詰まったという印
象があったんですが、まさか歌詞を間違えていたとは・・・。結
局は1番のサビから再びやり直したんですが。そんな情報はさて
おいて、「逢いたいから」の感想はというと、wyolicaで
こういうタッチの曲は初めて聞きました!!とても良い意味で淡
い世界なんですよ!!恋心を抱いている女の子が、好きな人とい
る時の幸せな心情と、好きな人と離れてしまった時の寂しさを上
手く表現しているというか。どっちかというと、いろんな意味で
”濃い・深い”世界観が私の中でのwyolicaのイメージな
んですが、まさかこんな所で淡い世界感を打ち出してくるとは!!
びっくりしてしまったのと同時に、それがぴったりとはまった事
に驚いてしまいました。”azumi:作詞・so−to作曲”
で、久しぶりにどでかい場外ホームラン級の曲が出来た気がする
んですが?というより、この曲配信限定だなんてもったいなすぎ
る!!次の曲、so−toのアコースティックギターのリズムが
えらいリズミカル&音を聞いた時「red song」だと思っ
たので、手拍子を軽く鳴らしたんですが、途中で”この曲もしか
して!?”と思ったのでやめてしまいました。私につられて1人
手拍子したまんまの人がいたんですが・・・。非常に申し訳ない
です。で、そんな手拍子してしまった曲は、本当に久しぶりな「
もしも」なんですが、久しぶりに聞いた印象がso−toのリズ
ミカルなギターですか・・・。歌詞の世界に入りたかったんです
が、どうしてもso−toのギターの方に耳がいってしまった・・・。
次の曲は「あなたしかいない」この前のワンマンライブから比べ
ると、ちょっと神々しさが足りなかったかな?今日のライブでも
けして悪くはなかったと思うんですが、比較対象が凄すぎるのか
な?次にやる曲は11/11に配信でリリースされる表題曲「サ
ヨナラ」聞いた感じの印象は、歌詞の世界が柴田淳「HIROM
I」竹中麻実子「月と夕日」と通ずる部分がある感じがしたんで
すが?なんか彼氏が他の人と浮気をしているのを知っていて、ま
ったく知らないフリをしている感じがするのですが?この後に「
星」「僕は忘れない」をやったんですが、「サヨナラ」の後に聞
くと、1つの恋に対する男女それぞれの視点から見ている感があ
るというか、3曲で”1つの恋の物語”みたいな感じになってい
るんですが?最後に「12月に再び大阪でライブがあるので、再
びそこで会いましょう」と言った後、「ありがとう」を。ライブ
イベントでのラストの曲はどうやらこの曲で締めくくるみたいで
すね。azumiの歌っている時の表情も本当にオーディエンス
に感謝している感じだったし。
wyolicaの2人がステージから去った後、やっぱりアンコー
ルをして欲しかったので、率先してアンコールを求める手拍子を
しようと思ったら、既にアンコールを求める手拍子をしている人
がいた様で。そういう風に思っていた人が私だけじゃなかったん
だと思うと非常に嬉しい!!
そしてアンコールの手拍子に乗せてwyolicaが登場してき
ましたよ!!で、so−toは缶ビールを手に持って登場!!も
ちろんazumiから缶ビールについて突っ込みを入れられる訳
なんですが。so−toいわく「ピックと指で弾きながらだった
から非常に緊張したから」と。その後、so−toが缶ビールを
グビっと飲んだら、azumiから厳しい突っ込みが!!その後、
azumiもビールを飲んでしまったんですが。その後、azu
miが「ステージ上でビール飲んだの初めて」と。「他にライブ
中にビール飲んだ人いる!?」とオーディエンスに質問していま
した。(男性ではZAZEN BOYSの向井秀徳・あと加藤い
づみのプロデューサーの高橋研・女性では1回日暮愛葉が飲んで
いるのを見た事があります)その後、azumiが「喉焼けちゃ
うのにね」と。この後azumiが「wyolicaの1stア
ルバム持っている人!?」とオーディエンスに問いかけたら8割
くらいの方が挙手していたそうで。その挙手を見てazumiが
「じゃ〜、あの曲やっても大丈夫か」と。その後、オーディエン
スに対して遠回しに”椅子から立て”というアジテーションをや
ったので、私の心の中では”アンコールは「愛をうたえ」だ!!”
と思い狂喜乱舞していたんですが、アンコールの曲は「さぁ、い
こう」でした・・・。一瞬でも期待した私がバカでした・・・。
サビの部分では4ヶ月前のワンマンライブと同じ様にオーディエ
ンスに歌わせていました。
ライブ終了後、12月に行われるwyolicaのワンマンライ
ブのチケットを入手しました!!もしかしたらワンマンライブの
チケット先行予約があるかも!?と思い、お金を多めに持ってい
っていたので。予感的中!!
今日のライブで1番印象に残ったのはwyolicaの「逢いた
いから」でした。本当に久しぶりに”作詞:azumi・作曲:
so−to”で、「ありがとう」「もしも」と同じレベルの場外
ホームランをかっとばしたので。作詞・作曲:so−toだった
ら、私の心の中で確実に”センター前のクリーンヒット”級の曲
が誕生するんですが。逆に”作詞:azumi・作曲:so−t
o”は当たり外れが非常に大きいので、あんまり期待しない様に
しているんですが、これは久しぶりにきましたよ!!まさかここ
にきての場外ホームラン&新境地だったとは思わなかったので。
wyolica初(でしょう!!)の淡い世界観、ここまで合っ
ていた事に驚きでした!!これアルバム(そういえば12月まで
にリリースだった気が)に収録してくれないかな?サンタナの方
は、ブルースなライブがとても良かったです。今日聞いた限りで
は、こういうライブハウスよりも、バーカウンターでお酒を飲み
ながら聞きたいと思いました。2組ともアコースティックギター
1本な(基本的に)ライブだったんですが、それぞれ色彩が違う
所が見ていて面白かったです。
南堀江音楽祭’09
「wyolica×サンタラ」ライブレポ
「wyolica×サンタラ」ライブレポ