久しぶりにZAZEN BOYSのライブを観に行ってきました。
去年の年末のグループ魂との対バンイベントに行けなかったので、
観るのは立川志らくをゲストに招いたホールライブ以来ですか。
それにしても今年はZAZEN BOYSとしては珍しくライブ
ツアーをほとんどやらなかった記憶が?向井秀徳が本を出版&L
EO今井とのKIMONOSの方の活動に集中していたからなん
でしょうね、多分。
この日、BIG CATに開場時間に来れなかったからか、大き
なロッカーがなくて荷物が預けられず・・・。仕方ないので防寒
具だけをロッカーに置いて荷物を持ったままライブフロアへ。
荷物を持ったままなので必然的に後ろの方でしか見れない状態に
なってしまったんですが・・・。まさか今回も客観的視点からの
ライブになるとは思ってもみなかった・・・。
いよいよメンバーが登場。メンバーが登場してまず最初に思った
事は松下”柔道2段”敦の体型がリバウンドしている感じが?1
年観ないうちに・・・。と思ってしまいました。ライブが始まる
前に向井が「今日のライブは今までリリースしてきた作品を時系
列にやっていきます」と。その後、「今日のライブは長くなりま
す」と言った後に「開戦前夜」を。最初イントロの感じは「Fe
nder Telecaster」かな?と思っていたんですが。
それにしてもカウントの時の吉田一郎の顔が闘犬みたいだと思っ
てしまいました。2曲目は久しぶりに聞いた気がする「MABO
ROSHI IN MY BLOOD」そして「IKASAMA
LOVE」と続くコンボを。この後、向井が軽くオーディエン
スをアジテーションした所で「SIGEKI」ですか。この曲も
久々な気がします。「USODARAKE」「WHISKY&U
NUBORE」「TANUKI」をやった後、ここで向井のMC。
「途中で疲れてしまった方は壁にもたれて体育座りをしていてく
ださい」と。そして「飲み物が欲しい方は、カルピスやらビール
を外にあるカウンターで頼んで飲んで下さい」と。その後にこの
曲は吉田一郎加入後初となるのかな?「CHIE chan’s
Landscape」を。その後「安眠棒」を。そして次の曲、
このロックな感じの曲はなんだ!?と思ったら、この曲も吉田一
郎加入後初となる「SEKARASIKA」ですか。この曲もま
だやる気があるんですね!?ちょっと嬉しかった!!個人的にど
す黒くて濃厚なファンクな感じがとても大好きな「You ma
ke me feel so bad」の後、こちらは定番の「
COLD BEAT」「HIMITSU GIRL’S TOP
SECRET」「RIFF MAN」が終わった後、これも久
しぶりな「This is NORANEKO」を。この辺りで
”本当に長期戦だったんだ・・・。”と認識してしまった訳なん
ですが。「Don’t Beat」の後にやった曲が、今日のこ
のライブで1番嬉しかった曲だったし、まだやる気があったんだ
と正直驚いてしまった曲でした。「METAL FICTION」
いわゆる”ロックンロール+浪曲”を組み合わせた曲なんですが、
この曲をまだやるという事は向井はこの曲に愛着があるのかな?
と。個人的にはこれからもじゃんじゃんやっていって欲しいと思
ってしまいました。その後「I Don’t Wanna be
You」の後に向井はLEO今井を呼び出し、LEO今井が登
場。今日はスペシャル編成”KIMONO BOYS”でのライ
ブとなる模様です。で、聞いた感想は、KIMONOSは基本的
にエレクトロニカという印象があるので、こういうロック編成で
のライブはある意味貴重かな?と思いました。あと歌詞って基本
英詞だったんだなというのもこのライブを見て感じてしまいまし
た。で、ちょっと驚いてしまったのは向井がキーボードではなく、
何かの打楽器を叩いていた事。正直びっくりしてしまいました。
”KIMONO BOYS”として3曲やり終わった後、LEO
今井がステージを去り、この後向井が「ライブはいよいよ最終コー
ナーを廻りました」と言った後、「Honnouji」を。この
曲途中でシンバルが異様に鳴り響いているんですが、これって吉
田一郎がドラムのシンバル部分を叩き鳴らしていたんですね。こ
れは後方から観ていたから気がついた事だと思います。「Wee
kend」「Memories」が終わった後に「Sabaku」
を。この曲はいつ聞いても向井の哀愁感とでも書けば良いのでし
ょうか?そんな物を感じます。ラストは「Asobi」を。向井
的には”まだまだAsobi足りない”感じなのでしょうか?
アンコールの手拍子に応えて、ZAZEN BOYSの面々が再
び登場。そして向井がこのライブの趣旨みたいな物を話していま
した。「こういうライブを一度やってみたかった」と。「家で自
分の好きなアーティストを時系列に並べて聞いたりしているんで
すが、そういう感じの物を」と。その後に、「来年は音源をリリー
スしようと思っています」と言っていました。この後にアンコー
ル1曲目をやるんですが、その1曲目がまさかの「CRAZY
DAYS CRAZY FEELING」だった事にびっくりし
てしまいました!!吉田一郎加入後にライブで聞いたのは初めて
だし、オリジナルVer.な感じの物を聞いたのもはっきり言っ
て久しぶり!!というより、この曲もまだやる気があったんだと。
そしてラストは再びLEO今井をステージに呼んで「KIMOC
HI」で締めるのかな?と思ったら、LEO今井を呼んだ所はあ
っていたけど、ラストはKIMONOSの曲で締めるみたいです。
曲に行く前に、KIMONOSのアルバムをアナログでリリース
したという事を発表していました。どうしてアナログでリリース
したか?という事を向井はこう説明していました。ジャケットの
中村大三郎さんの絵(”ピアノ”)を、オリジナルのサイズで観
てもらうために見開きのアナログサイズでリリースする事にした
と言っていた記憶が?この後「Tokyo Light’s」と
いう曲かな?を。この曲は向井はギターを弾いていました。
私もこういう時系列なライブを体感したのは初めてだったんです
が、ZAZEN BOYSの変貌ぶりを実感できたと。最初はい
わゆるNUMBER GIRLの「NUM−HEAVYMETA
LLIC」の続きを彷彿とさせる感じがする和、もしくは祭り囃
子調+THA BLUE HERBを彷彿とさせるライムフロー
な感じの物から、やがてシンセサイザーを購入した事により軸足
がエレクトロニカに置きつつある現状をよく表したライブだった
様に思いました。個人的には「METAL FICTION」そ
して「CRAZY DAYS CRAZY FEELING」を
まだやる気があるんだなというのが分かっただけでも、このライ
ブは観れて良かったなと。あともしかしたらこの日のライブは、
今年1回しか来れなかった”OSAKA CITY”に対する向
井からの少し早いクリスマスプレゼント、もしくはこの日だけの
スペシャルエディションだったのかもしれないですね。
ZAZEN BOYS
「TOUR MATSURI SESSION」ライブレポ
「TOUR MATSURI SESSION」ライブレポ