柴田淳             
「CONCERT TOUR 2013           
          月夜PARTY vol,4」ライブレポ
今年初となるホールライブは柴田淳のライブでした。しばじゅん
のライブはホールが当たり前な感じになってきた気がします。そ
して今回の会場は「オリックス会館」という、かつて「大阪厚生
年金会館大ホール」
があった場所。そっか〜、大阪でのホールコ
ンサートのメッカの1つだった「大阪厚生年金会館大ホール」
なくなってしまったか〜と。                

開演時間近くにやってきたので、物販も買えず・・・。毎回パン
フレットを購入するのを楽しみにしているんですが。で、自分の
席に行くまでの間に「タリーズコーヒー」が目に入ってきました。
「タリーズコーヒー」出店しているんだ〜と。次行く機会がある
(あればの話しですが)ならば、ここのコーヒーを飲みながら時
間を潰すのもいいかもしれないと。             

今回の座席は”2階・13列・22番”という席。少し左寄り過
ぎた席にちょっとガックリきてしまった事(アルバムの先行予約
でチケットを取った割には・・・。)は秘密です。      

そしていよいよライブ。サポートメンバーが入場してきた後に柴
田淳が登場。衣装はグレーのドレスと書いた方が正解かな?そし
て1曲目なんですが、いろんな意味でこの日のライブで1番びっ
くりしてしまいました。まさか「HIROMI」を歌ってくると
は思いませんでした。それ以上にですね、しばじゅんが上手い事
音程を取れていない事にもびっくりしてしまった訳なんですが。
あとは光の演出がこれまでのライブとは違って幻想的だったと思
ってしまった訳なんですが。次の曲の「雲海」でいつものしばじ
ゅんの完璧な音程を取れる様になった訳なんですが。この後にM
Cで自己紹介をした後、「ほぼ満席の状況を見て心強く思ってい
ます」と言った後に3月にリリースされたアルバム「あなたと見
た夢 君のいない朝」
の1曲目に収録されている「のまど」を。
この曲結構空きなんですよね。今までのしばじゅんの曲にはなか
ったラテンフレーバーな所が。「のまど」を歌った後に今度はジ
ャズナンバーの「かなわない」ですか。段々と身体がしばじゅん
の歌声によって気持ちよくなってきてしまいました。この後にM
Cで去年の10月にリリースされたしばじゅん初のカバーアルバ
ムとなった「COVER 70’s」についてしゃべっていまし
た。おかげさまで今もセールスが好調な様です。このアルバムは
しばじゅんのお母様がしばじゅんが小さい頃によく歌っていて、
その歌をしばじゅんが好きになり、それをあたかも自分の歌の様
に歌っているだけなんですがと言った後に、次に歌う「あなたの
手」
についてしゃべっていました。この曲はPVを配信している
んですが、こちらの方も好評を得ているそうです。最初から最後
までワンカットで撮影だったのでとても苦労したんですが、出来
には満足していますと言った後に、「あなたの手」を歌ったんで
すが、スケール感が大きいというか壮大な感じがするというか、
そういう物を感じました。そしてチューリップ「青春の影」
歌ったんですが、「COVER 70’s」で聞いた時もとても
素晴らしかったんですが、それ以上に生の歌声は素晴らし過ぎた
んですが、日頃の疲れからかしばじゅんの素晴らしい歌声に能と
身体が素敵な反応を示してしまって、意識がぶっとんでしまった
のが・・・。                       

「青春の影」を歌い終わった後、しばじゅんは一旦ステージを後
にして、ここからはバックバンドのセッションコーナーだったん
ですが、いつも思う事なんですがしばじゅんのライブはバックバ
ンドもとても凄腕なんですよね。しばじゅんの作り出す世界をさ
らに素敵にしてくれるかの様な。              

そして再びしばじゅんがステージに登場。今度の衣装は黒のロン
グドレスとでも書けばいいのでしょうか?後半戦最初の曲は「C
OVER 70’s」
メドレーとでも書けばいいのでしょうか?
確か曲目は「異邦人」「みずいろの雨」「飛んでイスタンブール」
「東京」「あなた」
かな?すいません、ここでも軽くトリップし
ながら聞いてしまったので・・・。この後、しばじゅんのMCで、
「私のライブはクラシックのコンサートみたいで、シーンとして
いるからサポートの皆さんがとても緊張した面持ちをしています」
と言っていました。この後にサポートメンバーの紹介だったんで
すが、しばじゅんいわく”アーティストが尊敬しているアーティ
スト。演奏している姿を見ているだけでとても勉強になる”と言
った後にメンバー紹介。今回のサポートメンバーは”ギター・ベー
ス・ドラム・オルガン・ピアノ”だったんですが、このうちピア
ノのサポートメンバー以外はC.C.Kingというバンドを組
んでいるそうです。そしてしばじゅんが衣装チェンジしている時
に演奏されていたのはC.C.Kingの曲だったそうです。そ
してピアノのサポートメンバーは坂本昌行さんだったそうです。
確かしばじゅんのライブを初めて観に行った時も坂本さんがサポー
トしていた気が?この後に「坂本さんには柴田淳のスタンダード
を一緒に作ってもらいました。次は柴田淳のスタンダードと言わ
れている曲をやりたいと思います」と言った後にまず披露したの
は、「紅蓮の月」ですか。柴田淳の曲と言えば”月”というワー
ドが1番最初に思い浮かびます。というより、私の好きなアーテ
ィストの方って、”太陽・光”よりも”月・星”というワードが
よく似合う方々が多い。というより、そっちの方ばっかり好きに
なってしまう確立が高いんですが。そして「月光浴」はしばじゅ
んの定番曲の1つかな?そして3曲目にびっくりしてしまいまし
た!!この曲も”しばじゅんのスタンダード”だったんですか!?
と。「青の時間」はどっちかといえば、オルタナティブ要素が強
い曲の様に思うんですが。この曲を”柴田淳のスタンダード”だ
と思っているのなら、これからもオルタナティブな曲をやってい
くという意思表示だと思っていいんですよね!?と思わず思って
しまった訳なんですが。それにしてもこの曲をやっている時の光
の演出がとても幻想的でした。「青の時間」を歌い終わった後の
MCで「私の曲には恋愛の歌が多いんですが、ハッピーな曲は他
のアーティストの曲を聞いてもらって」と言った後、「この曲は、
スタッフに聞かせると泣いてしまった事にびっくりしたんですが、
男性は別れる時、”女性にこういう風に思われたいのかな?”と
思ってしまいました」と言った後に「恋人よ」を歌ったんですが、
この曲を聞いて改めて思った事なんですが、しばじゅんの曲って、
”僕・あなた”という言葉が非常に多いと思ってしまった訳なん
ですが。いわゆる自分の思っている事・感じている事・そして感
じている事を男性目線に変換させて歌詞を描いているのでは!?
と思ってしまった訳なんですが。そして私もこういうロックな曲
が段々と好きになってきましたと言って「雨」を歌った後、最後
の曲に行く前に「本日はお越し下さりありがとうございました。
代表曲がないまま12年間来てしまいましたが、その中から私を
みつけて下さり、ここまで足を運んでくださってありがとうござ
いました。ほぼ満員で本当に嬉しく思いました」だったかな?と
言った後に「道」を。最初ア、カペラで歌っていたのが非常に圧
巻でした!!”やっぱ、この人凄いわ!!”と。       

アンコールの手拍子に応えてしばじゅんが登場。ひとしきり物販
紹介した後、ここからしばじゅんのライブ名物なリクエスト大会
が。いろいろな曲が挙がっていくなか、まずしばじゅんがチョイ
スをしたのは「夢」を。「夢」をこういう形で聞いたのは初めて。
「夢」を歌い終わった後、再びリクエストを募っていく訳なんで
すが、自分の曲ばっかりリクエストされる事にちょっと不満なし
ばじゅん。その中から2曲目は「ひこうきぐも」そして3曲目の
「終電」はちょっとグラっときた感じが?4曲目のテレサテン
曲(これは曲名が分からなかった)は、1番クオリティーが高か
った!!最後の「ひとり芝居」はグダグダでした・・・。このリ
クエスト大会でいつも思う事なんですが、「缶ビール」のリクエ
スト率が非常に高い気が?こんなに高かったらセットリストの中
に入れたらいいのにと思いました。あとはしばじゅん以外の曲だ
AKB48「ヘビーローテーション」が印象に残りました。
「ひとり芝居」がグダグダしている所でサポートメンバーが登場。
この後、しばじゅんが7/14に梅田クラブクアトロC.C.
King
のワンマンライブが行われるという事を発言した後、し
ばじゅんがC.C.Kingの曲をここで聞きたいというまさか
の逆リクエストが!!ここでのしばじゅんはアーティストではな
くただのミーハーないちファン(爆)なっていました。メンバー
が断ったため「今日はC.C.Kingのライブではなく柴田淳
のライブだからね〜」と言って引き下がろうとしたんですが、や
っぱり演奏が聞いてみたかった様で、しつこく再度リクエストし
たら「hide king」という曲をやってくれました。古き
良き70年代ロックとでも書けばいいのでしょうか?そういう物
を感じました。この演奏を見て狂気乱舞した後にやった曲は「片
思い」
ですか。アンコールで「片思い」は非常に意外な印象を受
けてしまいました。アンコールラストは「キャッチボール」を。
ちょっとしっとりとした終わり方でした。          

ライブが終わった後、帰ろうとするとしばじゅんが影アナしてい
るじゃないですか!!なんかボーカロイド的な発声をしていたの
は気のせい?                       

この後、帰りにパンフレットを買おうと思ったんですが、列がと
ても長かったので諦めてしまいました・・・。        

この日のライブ、1曲目の「HIROMI」以外は良かったと思
いました。というより「HIROMI」があんな不安定な感じに
なるしばじゅんを観たのは初めてというか。ある意味で貴重な姿
を見れたかな?なんて。そして「COVER 70’s」に収録
されている曲をライブで聞いた時は改めて凄いなと。ここまでの
衝撃度を感じるとは思わなかった!!今年のベストアクトなライ
ブの1つなんですが、あえて我がままな贅沢を書くとするならば、
アコースティック編成(キーボード&アコースティック)での小
回りがきくライブツアーをやって欲しいなと。これは「COVE
R 70’s」
の収録曲をライブで聞いて思った事なんですが、
やっぱり柴田淳の世界観を構築するうえでの最大の魅力はやっぱ
り”柴田淳の歌声”だと思うので。フルバンドもいいんですけど
ね、より”柴田淳の歌声”が映えるアコースティック編成でのラ
イブを観たいと思うのは贅沢なのかな?と。