久しぶりに中西保志のライブを観てきました。中西さんのライブ
を観るのは本当に久しぶりの様な気がします。なかなか都合がつ
かなかった訳なんですが。そして中西さんのライブと言えばビル
ボードライブ大阪。ビルボード自体は去年2回行けたんですが、
ビルボードと言えば個人的には中西さんが頭に浮かぶ訳なんです
が。久しぶりの中西さんの歌声を楽しみにして足を運びました。
今回も当日券での入場となった訳なんですが、今回はきちんとフー
ドを頼もうという小さな(爆)野望が。頼んだのはせっかくなの
で1番高い「ステーキディナーコース」(5480円)とスペシ
ャルドリンクの「大阪」(1100円)を注文。正直高い気もす
るんですけど、次何時来れるか!?分からないので。で、やって
きた「ステーキディナーコース」だったんですが、前菜とデザー
トとバケットがついてだったんですが、非常にステーキ美味しか
ったんですけどね、これだったらメインディッシュを2品頼んだ
方が良かったかな?と思ってしまいました。
そしていよいよライブ。今日のバックバンドの編成はアコーステ
ィックギターとピアノの編成。そして中西保志が登場したんです
が、中西さんの衣装がいつものスーツ姿ではなくてシャツ姿な所
がとてもカジュアルだなと。そして1曲目〜3曲目は洋楽のカバー
(曲名が分からなかった・・・。)だったんですが、とてもソウ
ルフルな歌声が中西さんの全盛期を彷彿とさせる感じがしました。
この後にMCだったんですが、自己紹介した後に「始まりがあれ
ば終わりがある訳で」という様な事を言った後に次にやる3曲に
ついて話していました。今回のライブツアーは3都市(東京・名
古屋・大阪)で行われたので、それにちなんだ楽曲になったそう
なんですが、名古屋の曲はなかなか見つからずに苦労したと言っ
ていました。そして東京・名古屋・大阪にちなんだ楽曲を歌った
んですが、まず東京は井上陽水の「TOKYO」地方の人が東京
へやってきた時に見た煌びやかな風景を歌っている様に思ったん
ですが、まさにその通りで、中西さんもそんな東京に憧れていた
みたいな事を言っていました。次は名古屋編。こちらは石原裕次
郎の「白い町」だったんですが、とても低音を意識をした感じに
歌っていた様に思いました。歌い終わった後に「昔は低音が魅力
的な歌手が多かったんですが、今は棒高跳びの様に高音を競い合
って出す時代になった」と言っていたのが印象に残ってしまいま
した。そしてラストの大阪編は上田正樹の「悲しい色やね」だっ
たんですが、この曲が1番中西さんの歌声と会っている様に思い
ました。「悲しい色やね」を歌い終わった後。中西さんが「この
曲で大阪のイメージが良くなった」と言っていました。そしてこ
の曲の作詞した康珍化(カンチンファ)さんの事を話していたん
ですが、フレーズの「泣いたらあかん、泣いたら」という所を絶
賛した後に、中西さんが大学時代、帰宅中に奈良の商店街で「悲
しい色やね」を歌いながら歩いていたら、お兄さんに急に呼び止
められて寿司をおごってもらった話を辛島美登里さんに話したら、
辛島さんは「それは近所迷惑だったんじゃない」という話を。そ
して「AROUND40」で共演してる中西圭三とユニットを組
んでいるという話をしてそのユニット名が”中西家”と言った後
に中西圭三の事を礼司と呼んでいると言った後に久しぶりにオリ
ジナル曲をリリースした「秋日傘」について話していました。こ
の曲は昔所属していたレコード会社(日本コロンビア)から持ち
込まれた企画だったそうなんですが、えらい事を引き受けたと言
っていました。この曲の作詞も康珍化さんなんですが、東日本大
震災から年月が経っているんですが、まだ苦しんでいる人のため
に少しでも励ましになればという思いで作詞された曲だそうで。
そして聞いた「秋日傘」なんですが、日本の古き良き風景を描い
ている様に思いました。そして次の曲なんですが、この日のライ
ブで1番印象に残った曲だったし、聞けて良かったと心の底から
思いました。「Another Rain」をまさかやってくる
とは思わなかったからとても嬉しかったです!!正直もう2度と
やらないのかな?なんて思ったりもしてしまったので。この後に
この2曲について話していたんですが、「秋日傘」について日傘
というのは日本人しかしないという話を聞いてとても意外な印象
を受けてしまいました。そして「Another Rain」に
ついて、「最後の雨」の女性Ver.と言った後に、男性は恋愛
について引きづってしまうけれど、女性はすぐにリセットしてし
まうんですが、この曲は女性が引きずってしまう心境を描いた曲
と言っていました。この後に中西さんは年に一度はすべてにおい
て自分自身が責任を取ってライブをやっていると言った後に、そ
のライブを5年ぐらいやっているんですが、5年もやったらこう
いうライブツアーでも出来る曲があると言った後に「Spain」
という曲をやったんですが、途中からカルメンっぽいリズムにな
ったんですが、そんなリズムと中西さんの歌声が非常にマッチし
ていた様に思いました。この後に11月にやる中西さんが全責任
を持ってやるライブの告知をした後に、「明るい曲が少ないんで
すが、数少ない明るい曲を」と言った後に、「ずっとはなさない」
を。個人的にはこういうグルーヴィーな曲も中西さんにはとても
似合っていると思うんですが。そしてラストの曲に行く前に中西
さんが「どうしても歌わなければいけない曲が1曲ある訳なんで
すが、昔はそれがとても煩わしかったんですが、今はそういう曲
がある事にとても誇りを感じています」と言った後に「最後の雨」
を歌った訳なんですが、イントロの前に中西さんが飲み物を飲ん
だんですが、それが変な所に入ってしまったからかむせてしまう
というアクシデントが!!そのおかげでもう一度歌い直すという
事になったんですが、とても嬉しいアクシデントだったりします。
この後にアンコールの手拍子に応えて中西さんが再びステージに
上がったんですが、その時に最前列にいたオーディエンスからサ
ポートメンバーの名前が書かれたボードをプレゼントされた後に、
「ラヴ・イズ・オーヴァー」を。最後はきちんと引き締めてライ
ブが終了しました。
よく考えたら中西さんの夏のライブを観に行ったのはこれが初め
てだった訳なんですが、とても爽やかな風を感じたライブだった
様に思いました。もう聞けないのかな?なんて思っていた「An
other Rain」も聞けたのが個人的にはとても印象に残
ったし、これからも歌って欲しいと心の底から思いました。「最
後の雨」の時、ちょっとしたアクシデントが発生したんですが、
これは嬉しいレアなものが見れたという事にして。あとはですね、
レコード会社次第なんでしょうけど、やっぱりオリジナルアルバ
ムをリリースして欲しいなと。それのライブツアーがみたいなと
思う訳なんですが、日本コロンビアさん宜しくお願いしますとし
か言えないんでしょうね・・・。
中西保志
「ライブツアー2016」ライブレポ
「ライブツアー2016」ライブレポ