THA BLUE HERB        
5th ALBUM                    
     「THA BLUE HERB」         
            RELEASE TOURライブレポ
THA BLUE HERBのライブを観に行ってきました。あ
る意味で”もう1つの土砂降りの野音”だった日比谷野外音楽堂
での20周年ライブが終わった後に、2枚組アルバムを制作する
ためにライブ活動を休止。そして6月に2枚組アルバム「THA
 BLUE HERB」
をリリースした訳なんですが。それにし
ても配信という時代において逆行は常にREBEL(反抗的)な
姿勢をとっているんだなと。そしてライブ会場は梅田クラブクア
トロ!!正直テンション高めで足を運びました!!      

ライブの方はまずはDJ DYEが登場。そしてイントロの「R
ETURNING」
が流れる中ILL−BOSSTINOが登場
してきての1曲目は「EASTER」だったんですが、過去の歩
んで来た事についてラップしている様に思いました。2曲目に
北風」
をやってきた事にびっくりしてしまいました!!自らの名
前をつけた「THA BLUE HERB」からの曲を中心にや
っていくものだとばっかり思っていたので。この後の「WE W
ANT IT TO BE REAL」
は、ヒップホップゲーム
でオーバーグラウンドに出て行くための事をラップをしている様
に思いました。そして「AME NI MO MAKEZ」です
か。「THA BLUE HERB」とこれまでリリースされて
きた曲を交互にやっていくスタイルなのかな?と。次の曲は「H
ip Hop 番外地」
ですか。この曲好きなのでやってくれて
嬉しい!!この後にMCだったんですが、まずはBOSSが挨拶
をした後に、最初登場してきた時にスマートフォンをかざして写
真を撮られたらどうしようと戸惑っていた事がちょっと可愛らし
かった。この後BOSSが話していくんですが、相変わらずベイ
サイドジェニー
の事やMOTHER HALLの事を話してくれ
る事は非常に嬉しい!!その後のBOSSの言葉が非常に心に残
りました。「動画を撮ろうとする奴はいるんだけど、別に撮って
くれてかまわないんだよ!!ただ俺に気づかれない様に撮ってく
れ!!気づいたら”チッ”と思うだろうけど。ただ、そんな動画
で撮るよりも、心で俺のライブを観てくれ!!君たちにはパソコ
ンのHDよりも遥かに優秀な大脳というものを持っているのだか
ら」と発言した所が。確かに密録したライブを動画サイトで見る
のは嬉しい部分はあるんですが、私はそんな事をするためにライ
ブを観に来ている訳ではない。ましてワンマンライブを観に来て
いる訳なので。この後にBOSSが地獄の底に連れて行くと言っ
た後にライブが再開する訳なんですが、BOSSのラップとライ
ティングですか、それによってBOSSの発言の様に地獄の底に
連れて行かれた感覚がしました。グッと底に引っ張られる様な・・・。
この後にBOSSのMCだったですが、そこでスマホで動画を撮
っていたオーディエンスに対してBOSSが「おまえしまっとけ!!」
と注意したBOSSが非常にかっこいい!!その後に「ROAD
 TO UNDERGROUND」
だったかな?この曲を聞けた
事に歓迎!!「さらば、愛しき蟻の群れ達よ」というリリックが
好きだったりします。「未来は俺らの手の中」「SMALL T
OWN,BIG HEART」「今日無事」「MAKE IT 
LAST FOR...」「,,,RELAASED ALL」
「RIGHT ON」
だったかな?この後にBOSSが自分でポ
スターをばらまいている話を。やる事に関しては本当に苦行だそ
うなんだけど、そのポスターを貼りに行った時、前のアルバムの
ポスターを貼っているお店を見つけた時、非常に嬉しく思うと言
っていた事が非常に印象に残りました。そしてラストは「AND
 AGEIN」
かな?なんかピースフルな気持ちになりました。

まずはこれはアルバムを聞いた時にも思った事なんですが、「T
OTAL」
の時は、攻撃というか何かを訴えたいという感じのラ
ップスタイルだったBOSSだったんですが、今回のライブにし
てもアルバムにしても、非常に穏やかと書けばいいのでしょうか?
そんな風に思いました。ただそれでも熱いものは感じるんですよ
ね。”青い炎”とでも書けばいいのでしょうか?冷たくて熱いと
でも書けばいいのでしょうか?あとライブを観ながら思った事な
んですが、”さんぴんキャンプで世に出たハードコアヒップホッ
プの方々の生き残りってどれくらいいるのかな?”と。ZEEB
RA・ライムスター
ぐらいなんでしょうか?THA BLUE 
HERBにも言える事だと思うんですけど、若者のストリートカ
ルチャーの1つである、HIPHOPを今名前を挙げた人達はこ
れからどう表現していくのかな?なんて。本来ならECDがそれ
を先頭でやるはずだったと思うんですが・・・。話が横にそれて
しまったんですが、今回も”日本語Rapではない 日本の北の
Hiphop
”を堪能させて頂きました!!