ZAZEN BOYS          
「TOUR MATSURI SESSION 2024」ライブレポ
2024年2回目のライブはZAZEN BOYSのライブでし
た。12年ぶりにリリースされた「らんど」をひっさげてのレコ
発ライブの性格も兼ねたライブなんですが。それにしてもまさか
岡村靖幸超えにびっくりしてしまっている訳なんですが。特に
何かをやらかした訳でもないのに・・・。          

ライブ開演直前、向井秀徳がステージ左端で立っているので登場
してくるのかな?と思っていたらただ立っているだけ。えらいシ
ュールだなと思っていたら、一旦退いてしまいました。そして再
び向井がただ立っているんですが、しばらく直立不動してから残
りのメンバーも登場。1曲目は「らんど」に収録されている「D
NBIRA」
なんですが、ミドルチューンなファンクだなと。
Fendar Telecaster」
のイントロの後に「HI
MITSU GIRL’S TOP SECRET」
なんですが、
ラストのアウトロの部分のベース音がえらいオルタナティブだっ
たなと。この後に「RIFFMAN」ですか。えらい序盤でこの
曲をやったなという印象が。ここから「らんど」に収録されてい
「バラクーダ」「八方美人」「チャイコフスキーでよろしく」
「ブルーサンダー」「杉並の少年」
と続くんですが、この「らん
ど」
の特徴の1つとして久方ぶりに歌の方に重点を置いている気
がするんですが?これはNUMBER GIRL再活動の影響も
あるんでしょうか?この後に「天狗」「This is NOR
ANEKO」
をやるんですが、この2曲に行く前に吉兼聡にMC
を振るかの様な事を言っていたので非常に楽しみにしていたんで
すが。「SI・GE・KI」をやった後に向井が「じゃりんこチ
エ」のOP曲
を歌うんですが、てっきり久しぶりに「Chie 
Chans landeskep」
をやるものだと思っていたら、
「COLD BEAT」ですか。チエちゃんのOP曲を歌ってい
る時のベースのMIYAの表情が、かつての田淵ひさ子を彷彿と
させるものがありました。その後に「ポテトサラダ」「はあとぶ
れいく」
をやるんですが、途中で向井が新しい学校のリーダーズ
「オトナブル」のサビ部分のダンスを踊っている気がしたのは
私だけなんでしょうか?「黄身の国」をやった後に「Honno
ji」
なんですが、アレンジ変えましたよね?「Weekend」
は腰に来るファンクグループだなと。そして「YAKIIMO」
なんですが、久方ぶりのDubサウンドに乗せて、冷凍都市を俯
瞰で見た情景をポエトリーリーディングしている曲の様に思うん
ですが、向井がNUMBER GIRL時代にどっぷりとはまっ
ていたDRY&HEAVYTHA BLUE HERBのスタ
イルを足して冷凍都市で割ったら、こんな情景を描く曲が完成さ
れた様な気が?この後に向井が本日のご来場の感謝を述べた後に
「破裂音の朝」をやったので、この曲で締めるかな?と思ったら
「乱土」そして「胸焼けうどんの作り方」で締めますか。   

アンコールに応えて再び登場してきたZAZEN BOYS。最
初の曲は「DANBIRA」だったんですが、同じ曲を2回やる
というのもNUMBER GIRL再活動の影響を受けた結果な
んでしょうか?この後に「永遠少女」なんですが、サビのラップ
部分を聞いていると”向井はまだまだTHA BLUE HER
の影響を受けているんだなと思ったのは私だけなんでしょうか?
最後の曲に行く前に向井がプロモーター・なんばHatchのス
タッフ・関西でライブをする時のPA・そしてオーディエンスに
感謝を述べた後に「KIMOCHI」だったんですが、「KIM
OCHI」
をやったのって久しぶりの様な気が?向井の、そして
ZAZEN BOYSのメンバーの色んな意味での「KIMOC
HI」
を乗せたくてラストこの曲を選んだのかな?と思いました。

今回のライブは「らんど」に収録されている曲が中心の構成だっ
たと思うんですが、歌ものが多いという印象を受けました。これ
NUMBER GIRL再結成での活動も影響しているのかな?
と。あとは「YAKIIMO」が非常に印象深いかな?と。DR
Y&HEAVY
THA BLUE HERBの要素を上手い事
冷凍都市に落とし込んだとでも書けば良いのでしょうか?この曲
もしかしたら「自問自答」と同じ様に”向井秀徳にとって1つの
到達点”な曲の様に思いました。