小島麻由美            
    「live tour 2004」ライブレポ    
こないだのLIFE SIZE ROCK以来、約3ヶ月ぶりの
小島麻由美のライブ。ワンマンだと1年ぶり。非常に楽しみにし
てたんだけど、お天気の方は、雨・・・。          

1曲目は、「もしも自由が欲しいのなら」とても、緩い曲。小島
麻由美のライブ1曲目って、大体ドカーンとくるような曲が多い
ので、この曲が1曲目にくるというのは意外な感じ。2曲目は、
アルバムのタイトルにも、なっている「パブロの恋人」いつもと
違って、なんか静かな立ち上がり。3曲目は、久しぶりのスキャ
ットナンバー、「スウィング #2」いつ聞いても艶やかという
か。スキャットだけでも、魅了されてしまいます。ここで、ライ
ブパフォーマンスと同じくらいに、魅了されるMC。「こんばん
わ、小島麻由美です。今日、雨降っていますね。帰り、気をつけ
て下さいね。まだ、ライブは始まったばっかりですけど」これだ
けで、大爆笑!!下手な芸人より、笑いが取れます。この後、
ポルターガイスト」「眩暈」「赤と青のブルース」
アルバム「愛
のポルターガイスト」
3連発。アルバムに入っている曲順と同じ
ように、演奏されているんだけど、お気に入りなのかな?定番に
なりそう。私は、「愛のポルターガイスト」は、大好きなアルバ
ムなので、うれしいんですが。だけど、どうせやるなら、「黒い
革のブルース」
できれば「ハードバップ」まで、やってくれた方
がうれしかったのに。この日のライブで1番良かったと思ったの
が、久しぶりに聞いた「エレクトラ」この曲は、酔えます。ムー
ディーな音の空間で漂う、小島麻由美のけだるい歌声。頭の中が、
ぐちゃぐちゃにされるくらいに、官能的な世界で泳がされている
気がしました。今回のライブは、小島麻由美の弾き語りが!!
ブルーメロディー」
「面影」の2曲を弾き語ったんだけど、小
島麻由美の作品の原形みたいなものが見られた気がしました。弾
き語りしている、キーボードの腕前は、たどたどしく、いつか間
違えそうでドキドキしてしまったんだけど・・・。(”面影”は、
1回間違えて、やり直していたっけ)MCの方は、何か話しに詰
まると、ドラムのASACHANGに、話しを振るというのが、
定番なのかな?話しを振られると、ASACHANGがいつも、
非常に困った表情をしているのが印象的なんですが。「ハートに
火をつけて」「little brown jug」
この2曲、
「パブロの恋人」に収録されている曲の中で、とても好きなので、
聞けて嬉しかった!!「ハートに火をつけて」は、今の小島麻由
美の、ムーディーで妖艶な曲。「little brown j
ug」
は、「ブルーメロディー」にも通ずる部分があるんだけど、
初期のセシルの頃を彷佛とさせる感じが好きです。MCを挟んだ
後の、「背後に気をつけろ!」個人的に、小島麻由美の一つの特
徴だと思っている、ラストの仕掛け具合。これを聞かないと、小
島麻由美のライブを聞いた気がしないです。「へび娘」のラスト
のインスト部分。バンドメンバーの楽器を使ってのバトル?カッ
コ良かった!!「パレード」この曲も、ラスト部分が、とてもカ
ッコ良くて好きです。MCで、「次の次の曲で、何か仕掛けてく
れたから、楽しみ」と言っていたので、何をしたのかと思って、
次の次の曲を楽しみにしていたら、「ひまわり」の時に、スクリ
ーンに、青空が。ひまわりは、青空(太陽)に向かって伸びてい
く。という事で、青空がスクリーンに写し出されていたのかな?
ラストは、「皆殺しのブルース」この時のピアノは、しっかり弾
けていた感じがしました。「皆殺しのブルース」が終わった後、
オーディエンスに向かって「今日は、ありがとうございました」
と言って、ステージから消え去った後、アンコールを求める拍手
が鳴り響くんですが、いつもと同じく、出て来る気配がありませ
んでした・・・。                     

今日のライブは、「エレクトラ」この曲がめちゃめちゃ良かった!!
音の空間を、自由に泳がさしてくれる感じの曲が好きだという部
分もあるんだけど。あと初めて見た弾き語り。歌っている時の、
堂々とした姿と違って、不安げにたどたどしく弾いている姿がと
てもかわいらしかった!!個人的には、もうちょっと初期の曲を
やってくれたらうれしかったかな?という部分があります。(”
真夏の海””セシルカットブルース””ふうせん”ライブで演奏
して欲しい)小島麻由美の場合は、どの曲も良いのばかりなので
次のライブで初期の曲をいっぱいやってくれたらやってくれたで、
「愛のポルターガイスト」に収録されている曲もやって欲しかっ
た!!みたいな感想を言ってしまうんだろうな・・・。(贅沢な
要求かもしれないけど)帰り際、物販コーナーで、2000円以
上のCD、DVDを買うと、ポスターがもらえるらしいので、
さよならセシル」
を購入して、なんばHatchを後にしました。