「ｈｅａｖｅｎｌｙ　ｍｕｓｉｃ　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ　ｖｏｌ．１」ライブレポ
ＡＣＯがライブイベントに出演する。という情報が、ぴあに掲載
されていたので、このライブイベントを観に行く事にしたんです
が、なんと、ライブ会場がＤＲＯＰ。今年の３月、ｋｎａｖｅで
行われた、加藤いづみのライブを観に行った時にも思った事だけ
ど、まさか、ＭＩＮＡＭＩ　ＷＨＥＥＬ以外で、ＤＲＯＰに足を
運ぶ事になろうとは・・・。しかも開場時間の時、並んでいた人
が、約２０人ぐらいしかいなかった時は、あれ？もしかして、日
にち間違えたっけ？と。思い、もう１度確認したぐらいですから。

１番最初に登場してきたのは、Ｔｉｃａ。たしか男女２人のユニ
ットだったような？去年のＭＩＮＡＭＩ　ＷＨＥＥＬで、出演し
てたような？ちらっとだけ見た記憶が残っています。見た印象は、
ブルースを軸にした事をやっているように思いました。Ｖｏ．の
女性の方の歌声も、ブルースらしく低音って感じだし。１番印象
に残ったのはギター（確か、メンバー紹介でｆｒｏｍ　Ｔｉｃａ
って、言われてた気が？）の音色。聞いていて、うっとりしてし
まうくらい、気持ち良かった！！あと、Ｖｏ．の顔が、Ｌｙｒｉ
ｃｏに、似ていた感じがしました。　　　　　　　　　　　　　

次に登場してきたのは、Ｒｏｓｅｔｔａ　Ｇａｒｄｅｎ。確か真
心ブラザーズの桜井秀俊が作ったユニット。というのは知ってい
たんですが・・・。（こないだの真心ブラザーズトリビュートで、
その存在を知りました）１曲目は、Ｖｏ．の大野由花と２人だけ
で。透明感あふれる歌声なんだけど、体から振り絞って声を出し
ているといった感じ。こういうのを、ソウルフルというのかな？
２曲目は、サポートメンバーの、キーボードのサキちゃんを入れ
ての演奏。ミニアルバム「ｈｅａｖｅｎｌｙ　ｆｌａｖｏｒ」の
１曲目「Ｏｎｌｙ　Ｋｉｓｓ」この曲を聞いて思った事は、サポ
ートのサキちゃんのコーラスワーク、めちゃめちゃ上手い！！そ
れ以上に、可愛いんですけど<#^_^#>当初は、桜井秀俊目的だっ
たのが、気がついたら、大野由花とサキちゃんが、目に入るよう
なポジションで見ていました。次の「祈り」という曲も、サキち
ゃんのコーラスが入った時点で、サキちゃんの表情が目に入るポ
ジションに！！さすがに、こんだけコーラスが上手いと、”サキ
ちゃんって、何ものなんだ！？”と思ってしまう訳で・・・。次
の曲は、大野由花が作詞作曲した、「雨」という曲を。桜井秀俊
は、「女って、どうしてこんなに救いようのない曲を書くのが好
きなんだろう？俺には、こんな曲書けない」みたいな事を言って
いたので、切ない歌好きの私は、期待を持って聞いていたんです
が・・・。サビの部分のメロディーが、甘い感じだったためか、
あんまり救いようのない歌だとは感じませんでした。あと、これ
は声質の問題でもあるし、サラっとした歌い方だったからという
のもあるんだろうけど、歌い方が、恋愛した過去を客観的に振り
返るような歌い方じゃなく、いまだ、過去を引きずっている。も
しくは、失恋を消化できない。今でも、まだあなたが好きなの！！
みたいな情念を感じられるような歌い方だったら、印象は、がら
りと変わったかもしれない。次は、サキちゃんの曲をやるらしい。
どうやらソロシンガーだったみたいで。だから、あんなにコーラ
スワークが上手かった訳か。「春の匂い」という曲を。サキちゃ
ん、やっぱ、歌上手い！！ちょっと、鼻にかかったような感じの
歌声が私好み！！多分、歌詞の内容は、春という季節に亡くなっ
てしまった、恋人の事を、春が訪れるたびに思い出してしまう。
天国にいる恋人に対して、私を見守っていて。私を優しく包んで。
春の匂いと共に。という風に感じました。ラスト２曲は、Ｒｏｓ
ｅｔｔａ　Ｇａｒｄｅｎの曲を。「Ｆｏｏｌ　ｆｏｒ　ｙｏｕ」
「Ｂａｂｙ」を。今日のライブを見た印象としては、いろんな切
ない歌を歌っていくユニットなんだろうな？と思いました。ただ、
そういう切ない歌を歌っていくんだったら、少なくとも、もう少
しだけ、歌声に情感が欲しいな。と思ってしまいました。ちなみ
に、ラスト２曲は、完全にサキちゃんしか見ていませんでした・・・。

ラストは、私のお目当て、ＡＣＯ。最初の曲は、アルバム「ｉｒ
ｏｒｙ」のインスト曲、「０００００」今日の、ＡＣＯのライブ
のサポートは、ハードウエアＤＪとドラムだったんだけど、ドラ
ムの人が凄かった。「０００００」の途中から、ドラムを叩きは
じめたんだけど、その叩き方がめちゃめちゃ爆音！！一瞬、”次、
ＡＣＯだよね？”と思ってしまうくらい・・・。爆音ドラムに驚
いているうちに、ＡＣＯが登場。１曲目は「メランコリア」この
曲は、浮遊感のあるサウンドに乗せて、ＡＣＯが情念的な感じで
歌う曲なんだけど。ＡＣＯは、情念的な感じで歌うんだけど、サ
ウンドが、ドラムによって、爆音ドラムンベースみたいな形にな
ってしまいました・・・。もしかして、今日のＡＣＯのライブ、
全曲爆音ドラムが唸るのか！？と思ったら、「星のくず」で、よ
うやくおとなしく叩いてくれるように。ＡＣＯの曲は、アップテ
ンポの曲が、ほとんどないから、ああいう風なアレンジを持って
きたのかな？と、思うようにしときます。「街」アルバム「ｉｒ
ｏｒｙ」の中で唯一、ＡＣＯの美メロと、エレクトロニカサウン
ドが高いレベルで融合している曲。そして「ｈａｎｄｓ」とても
幻想的というか、聞いていて気持ち良いです。とても面白い事し
ていると思うし。「雨の日のために」この曲は、「Ｍａｔｅｒｉ
ａｌ」というアルバムに収録されている曲なんだけど、今のＡＣ
Ｏのスタイルに合わなくなっているのか、あんまりしっくりと、
きませんでした。ＡＣＯのライブは、最前列で見ていたからなの
かもしれないけど、エレクトロニカサウンドと、以前のＡＣＯの
曲とが、激しくぶつかりあっているというか・・・。特にメロデ
ィー部分が。「裏庭」この曲は「ｉｒｏｎｙ」に収録されている
からか、聞いていてしっくりきます。歌声もエレクトロニカ仕様
というんでしょうか？サウンドと溶け合う事を望んでいる。とい
うか、一体化してしまっているというか。ラスト２曲は、カバー
曲。「ｓｏｍｅｔｈｉｎｇ　ｉｎ　ｔｈｅ　ｗａｙ」という曲は、
今のエレクトロニカ路線に、ガッチリと、はまっている曲だと思
いました。ＡＣＯは、もうこれからは、サウンドと一体化するか
の様な曲しかやらない。という意思表示みたいな事を示すために、
この曲をやったのかな？と思ったら、「Ｍａｔｅｒｉａｌ　ｇｉ
ｒｌ」物凄いブリティッシュロックじゃないですか！！この曲。
この曲は、ハーモナイザー処理がされていたけど、物凄く乗り乗
りで歌っていたし、しかも踊っていたし！！度胆抜かれてしまい
ました・・・。ＡＣＯさん、まだ、こういう感じの曲を歌う気が
あるんですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今回のライブ、１番印象に残ったのは、Ｒｏｓｅｔｔａ　Ｇａｒ
ｄｅｎのサポートをしていた、サキちゃん。はっきり言って、掘
り出し物だと思ってしまいました。まさか、この日出演したアー
ティストよりも、サポートに心奪われてしまうとは、思ってもい
ませんでした。ミニアルバムも発売されるみたいで。帰りの物販
で買おうとしたんだけど、当然売っていない訳で・・・。本当は、
めちゃめちゃ聞きたかったんだけど、そんな勇気もなく・・・。
（Ｒｏｓｅｔｔａ　ＧａｒｄｅｎのＨＰに、サキちゃんの本名は、
なんていうんですか？というメールをしたけど、当然返ってくる
訳もなく）誰か、サキちゃんのフルネーム、教えてください！！
あと、ＡＣＯの、次のアルバムは、「Ｍａｔｅｒｉａｌ」「ｉｒ
ｏｎｙ」の続編、もしくは、その集大成的なアルバムをリリース
するものだと思っていたんだけど、ラストの「Ｍａｔｅｒｉａｌ
　ｇｉｒｌ」を聞いていると、もしかして、存在感あるメロディ
ーな曲もやるのかな？と、少しだけ期待しておきます。