今回のライブツアーは大阪でのライブはなし・・・。したがって京
都まで行ってきました。場所は京都RAG。名前だけは聞いた事あ
るんです。SING LIKE TALKINGの佐藤竹善が2、
3年前だったかな?ソロでの弾き語りツアーでここに行っていたの
で。それにしても行くまでが大変だった。京都RAGは、三条とい
う所にあるんだけど、そこに行くには京阪電車に乗っていかないと
駄目みたいで・・・。(四条河原町から歩いて行く。という手もあ
るんだけど、あんまり京都詳しくないので・・・。)ちなみに初め
て京阪電車に乗りました。いやぁ〜、京阪電車いいですね!!2階
建ての車両(特急専用車)に初めて乗りました!!違う意味で感動
しちゃいました。(しかも無料だし)
私が持っているぴあMAPを見て、なんとか辿り着きました。京都
RAGは5階にあるんだけど、エレベータに乗ってついてみたら・・・。
まるで雑居ビルで待たされているみたい・・・。待っている間、京
都RAGからのサービスなのか、「春のゆめ」が流れてきたじゃな
いですか!!結構気のきいたサービスじゃないか!!と思ったら、
しばらくしたら「TRUE SONG」が流れてきたじゃないです
か!!しかもアコーディオンの音色に乗せて・・・。もしかして、
まだリハーサルですか?と思ったらそうだったみたいで・・・。ど
うやら時間が押していたらしいです。(したがって開場時間の方も
遅れてしまったみたいで)リハーサルとはいえ、音が漏れてきた事
は、ちょっとラッキーだった。と思う事にします。
ここもFlamingo the Arushaと同じ様に”1ド
リンク・1フード”制らしいので、食べ物も注文する事に。セット
メニューでカレーセット(1000円)が非常に惹かれたんだけど、
ここは無難に。という事で「鶏の空揚げ」を注文。ドリンクの方は、
ちょっと予想よりもカクテルが高かったので、これで外すと痛い目
に合うな。と思いビールをチョイス。「鶏の空揚げ」の方は、とて
も大きくて食べごたえがあったんだけど、ビールの方がまずい・・・。
それでもライブが始まる直前に、おかわりしちゃったんですけどね。
京都RAGはライブバーというだけあって、とってもアダルトな空
間。雰囲気もとてもいい!!雰囲気だけで言ったら、心斎橋クワト
ロの次くらいにいいかも?
まず最初にプラネタリウムの2人が登場。で、2人だけで演奏を。
この前のライブで聞いた時も同じ感想を持ったんだけど、最初はカ
フェミュージックな感じのサウンドなんだけど、アコーディオンが
段々と不協和音を奏でるとオルタナティブな感じになっていく所が
とても不思議でした。その後にいづみさんが登場。まず1曲目は「
TRUE SONG」まず思った事は、”あれ、今日はいつもと違
って歌声が安定している!!”今まで観てきたいづみさんのライブ
は、大体1曲目は歌声がとても不安定で、必死に音程を探っている。
という印象があったので。ここまで1曲目で音程がバシッと決まっ
ているいづみさんを観たのは初めてでした。その後にいづみさんの
MCで、「1年ぶりの京都。ここの雰囲気も良いし、ピアノもある
ので非常に楽しみにして来たんですが・・・。開場が遅れてすいま
せん。前日名古屋にいたんですが、名古屋から大阪まで2、3時間
で行けるから、機材もある事だし車で行こうという事になったんで
すが、今、名神はリフレッシュ工事みたいで・・・。3時間で行け
る所が6時間かかってしまいました。皆さん文句があるなら名神に
言ってください」と。だから開場時間過ぎてもリハーサルやってい
たんだと。名神高速道路のリフレッシュ工事のせいか、テンション
がおかしい。と、いづみさん自身言っていました。この後は、「シ
ェルプールの雨」「エトランゼ」「ノルマンディー」の”旅3部作”
を歌い終わった後、旅についてのMC。「修学旅行はもう今頃から
やっているんですね。修学旅行シーズンは混むから時期を外してい
るみたいだけど。私達は修学旅行と言えば東京だったんだけど、高
さんや史朗さん達は東京だから、ここら辺ですよね?」と言った後、
「私が可愛い中学生だった時、京都に行ったんだけど、その頃は私
は車酔いがひどいから、必ず前の方に座ってエチケット袋を持って
座っていたんだけど、清水寺に着いた時、車酔いした生徒が休める
所があるんですよ。そこでしばらく休んだ後、他の学校の車酔いし
た人達と一緒に写真を撮ったり、他のクラスの人達と撮ったり。で
帰って写真を見ると、この人達知らない・・・。という風になるん
です。私もそう言われているんだろうけど。ちなみに高さんや史朗
さんは修学旅行の思い出、何かあります?」と聞いたら、史朗さん
は他校の生徒とはち合わせて険悪な雰囲気になり、高さんは班単位
の自由時間の時、雀荘に行っていたみたいで・・・。(その班では
発言権はなかったみたいです)その話しの流れで、山口県下関市の
上の方にあるつのしまでのライブ(FMラジオの公開録音)の出来
事について。休日で野外で行われたライブだからか、お子さまも結
構いたみたいで。いづみさんのライブの時、3人兄弟が前の方に座
っていて、その時3人の誰かのゆで卵の黄身が地面に落ちてしまっ
たらしく、その落ちてしまったゆで卵の黄身を再び戻した所をいづ
みさんは見ていたらしく、思わず笑ってしまいそうになったとか。
で、どうしても我慢できなくなってしまったので、別の方向を見て
歌おうとしたら、今度はカップルがいちゃついていて、どうしたら
いいか分からなくなってしまったと。ライブが終わった後、CDの
即売会をしたんだけど、その時いた3人兄弟がいづみさんの所に来
て、「お姉ちゃん、ごめんなさい」と。その3人兄弟全員が今どき
めずらしい鼻水が垂れていたみたいで。その姿を見ていづみさんは、
「許す」と。この後、「雨のタワー」「もう一度」「青空」を歌っ
た後、一旦いづみさんはステージを降りて、プラネタリウムのライ
ブになります。
プラネタリウム1曲目は最新のアルバムに入っている「Becau
se」という曲を。プラネタリウムの音楽を一言で言うと、「カフ
ェミュージック+オルタナティブ」と言えばいいんでしょうか?そ
の後MCで、史朗さんはプラネタリウム結成の秘話を。神戸ではい
づみさんの事を「親戚のおばさん」と言っていたんだけど、ここで
は「ママ」と。プラネタリウム結成のいきさつをしゃべっている時、
史朗さんのしゃべりがあまりにもグダグダだったからなのか、いづ
みさんが「しっかりしゃべれ」と。っていうより、いづみさん後ろ
にいたのね。2曲目はプラネタリウムが誕生したきっかけとなった
曲、「プラネタリウム」を演奏。
再びいづみさんがステージに戻ってきての1曲目「好きになって、
よかった」今日のライブでも史朗さんがアコーディオンを弾いての
演奏。歌い終わった後、「今回のライブはアコーディオンの音色に
乗せて歌ったんですが、どうでしたか?」という事を聞いた後、微
妙な拍手が・・・。個人的にはとても良かったと思います。ちょっ
とチープなアコーディオンの音色が、切なさを演出していて。いづ
みさんの歌い方も、未練たっぷりな感じの歌い方で。次の歌は、い
づみさんの故郷、愛媛県松山市の事を歌った曲なんだけど、ここ京
都でもなじみの深い曲みたいです。この曲がリリースされた時キャ
ンペーンをやったみたいです、京都で「加藤いづみと坂道を歩こう」
という。「坂道」いつ聞いても良い曲です。そして、「この曲はと
てもマニアックな曲で、10何年ぶりにやる曲なんですが、もしラ
イブで受けが悪かったらやめようか?と思ったんですけど、意外と
皆さんのアンケートで良かった曲に挙げられていたので、やってみ
ようと。この曲は私もどのアルバムに入っていた曲か忘れてしまっ
たんですが、”この街が好きだよ”のc/wです」と言った所、1
人のオーディエンスは「この街が好きだよ」をやるもんだと思い大
喜びしたんだけど、c/wといづみさんが言ったのでガックリした
みたいで。それを見ていづみさん、「まぎらわしい事言ってごめん。
次の時はやるようにするから」と言っていました。「シスタームー
ン」私この曲好きです。甘い感じのGIRLPOPって感じがして。
で、私は音が出ない手拍子をしていたんですが、(邪魔だと思い)
周りを見ると他のオーディエンスも音が出ない様に手拍子している
人がいる。これだったらおもいきって音が出る(若干煽る様な感じ
で)手拍子しちゃえ!!(せっかく京都まで来たんだから)と思い、
サビの部分で手拍子したら、みんな乗ってきてるじゃん!!これだ
ったらこないだの神戸の時も手を叩けば良かった。と後悔するくら
い盛り上がりました。その勢いに乗って「シャンプー」「ジェニー
の片思い」を。最後の曲に行く前にいづみさんが「今、1番歌いた
い歌を歌います。ぶっちゃけどこの会場にいても、同じ曲をやるん
ですよ。だけどその日その日で違った感じのライブにしたい。みん
なの心に残る様な。その歌声を星の近くまで響かせたい」みたいな
事を言った後に「星合いの空まで」を歌いました。
アンコール1曲目は「さよならまでの短い旅」ぶっちゃけ神戸のラ
イブと違っていたのはこの曲だけでした。今日のライブの中では、
この曲が1番良かったです。と言うより、ライブで聞いたのは初め
てかな?この曲は史朗さんがアコーディオンで弾いていたんだけど、
えらいオルタナティブに聞こえてしまったのが印象的でした。この
曲が終わった後、いづみさんは「今回のライブも●●ライブハウス
ではなく、いろんな所でライブをやっているんだけど、もっとこう
いう音楽が根付いている所でやりたかったと。ライブに来るたびに、
”加藤さん、待っていましたよ!!”と言ってもらえる様な。多分、
それはデビュー当時では無理で、今だからこそ出来る事なのかもし
れないけど」と言った後、デビューのきっかけになった話しを。い
づみさんは、愛媛県松山市から東京に出てCDを出すまでの間、都
内のライブバーで音楽の修行をしていたんですが、そこの師匠みた
いな方がとても厳しい方だったみたいで。かなりしごかれたみたい
です。(その当時はアレサ・フランクリンとかのカバー曲を歌って
いたみたいで)咽が壊れている状態の時、わざと高いキーの歌を歌
わされたり。その当時、そのライブバーにはもう1人の女の子と励
ましあいながら頑張っていたみたいです。で、その時、いづみさん
の前の所属事務所の社長が観に来ていたみたいで、どれだけ頑張れ
るか?と思いながら観ていたみたいです。いづみさんはあれに耐え
られたから今がある。みたいな言い方をしていました。で、今日は
その時一緒に頑張っていた女の子が観に来ているみたいで。いづみ
さんが手を差し向ける方を見ると・・・。私も前々から気になって
はいました。どう考えても、いづみさんのファンって感じの風貌じ
ゃなかったので。その方にいづみさんが「もう何十年ぶりだよね?」
と聞いたら、「内緒で来ちゃった」と。ライブが始まった時から気
にはなっていたんですよ。”こんな人もいづみさんのファンなんだ
(爆)”と。次にやる曲は、ある意味その方に対する歌みたいです。
「ZERO」歌い終わった後、ちょっと感極まった感じがしました。
ラストは、このライブツアーのために作った曲「春のゆめ」1番の
歌詞は、また同じ場所で会えて、同じ空間にいられて嬉しい。みた
いな感じなんだけど、2番の歌詞は進む道は違ってしまったけど、
お互い信じる道を突き進もう。みたいな感じがしたんですが?まる
で、「春のゆめ」という曲が、いづみさんとその方を出会わせた様
な気がしたのは気のせいなんでしょうか?
そして、再アンコールの手拍子を受けて再び登場したいづみさん。
今日のアンコールの曲も「思い出がいっぱい」この曲もいろんな事
を思いながら歌ったんだろうなと。そして、今日のライブでは迷う
事なくこの曲を選んだので、あの方に送った曲だと思えばいいのか
な?
まず今日のライブは、こないだの神戸のライブとほとんど同じ(違
ったのは、アンコール1曲目だけ)セットリストだったので、びっ
くりしてしまいました。去年行った2つのライブは、セットリスト
いじってきたので、今回のライブもそうなのかな?と思ったのです
が・・・。でも、今日のライブはいろんな意味でプレミアムだった
と思います。いづみさんの修行時代に共に頑張っていた人が観に来
た。という所が。(いづみさんは、”歌っている時、オロオロして
しまった”と言っていたけど。ライブを観ている限りでは特にそん
な所は感じられなかったです)そして今日のライブ、今まで観てき
た加藤いづみのライブの中でベストアクトだったと思います。名神
高速道路が渋滞でギリギリに着いた&修行時代に共に頑張っていた
人が観に来た。という要素が良い方向に出たのではと。正直、1曲
目があそこまで音程が安定していた事に驚きを隠せませんでした。
あれだったら、これからずっとライブがある時はギリギリに到着&
修行を共に頑張っていた人に観に来てもらったらいいのにな(爆)
と思ってしまいました。
今日初めて行った京都RAG。雰囲気良かったですよ!!正直また
行ってみたい!!と思ったし。(今度、花*花[活動休止中]のこ
じまいづみも出演するみたいだし)ただ、時間を気にしていづみさ
んのサインをもらうの忘れてしまったんですが・・・。(CD o
r DVDを買ったら。ですが)最後に12月の草月ホールワンマ
ンの頃までには、ライブアルバム第3弾を期待しています!!(こ
の時期にこんな事言って悪いとは思うんですが)
加藤いづみ
「加藤いづみツアー’06〜春のゆめ〜」ライブレポ
「加藤いづみツアー’06〜春のゆめ〜」ライブレポ