SOIL&”PIMP”SESSIONS     
 「LIVE TOUR IN AUTUMN」ライブレポ  
1年前、ZAZEN BOYSが出演したライブイベントを観に
行った時
、ヒップホップでいう”lock”された状態にさせら
れてしまった、SOIL&”PIMP”SESSIONSのライ
ブを観に行きました。本当は半年前の心斎橋クラブクアトロでの
ライブを観に行きたかったんですが都合がつかず。今回が念願の
ワンマンライブ!!という訳で。              

ライブは、まずピアノ、ドラム、ウッドベースだけで1曲。ピア
ノの丈青の奏でる音色が非常に艶やかな感じが好きです。そして
残りのメンバーが登場。ここから申し訳ないんですが、ライブレ
ポというよりかは感想になってしまいます。すいません・・・。
私は前方真ん中あたりでライブを観ていたんですが、フロアがと
んでもない事になってしまいました。ある程度は覚悟していたつ
もりだったんですが、オーディエンスが暴れまくっていました。
暴れさす様な音色なんだけど、それでも私は横乗りだと思ってい
ました。ジャズなのでスウィングさせるかの様な。けど、この日
のライブでは(いつもかな)オーディエンスは縦乗り。しかも、
ロックライブの様な感じの。あまりにも縦乗りすぎて、”もしか
したらダイブ発生するのか!?”と思ってしまったくらい。これ
はアジテーターの社長も言っていたけど、「ジャズは踊るものだ。
ジャズは暴れるものだ」と。まさしくそんな感じのライブになっ
ていました。SOIL&”PIMP”SESSIONSのやって
いるジャズは良い意味で、「下品で野蛮なジャズ」だと思います。
社長のアジテーション、トランペットのタブゾンビ、サックスの
元春の掛け合い。この掛け合いを支える、ドラムのみどりん、ウ
ッドベースの秋田ゴールドマン。艶ややかな音を奏でるピアノの
丈青。この6人が1人欠けてもSOIL&”PIMP”SISS
ONSにはならないんだな。と思ってしまいました。この日、1
番印象に残った曲は、唯一スウィングしたくなる様な曲だった、
「MO’BETTER BLUES」あんだけ激しい曲の中で、
この曲をやられたら・・・。暴れ疲れたせいもあるけれど、意識
がなくなりかけてしまいました。あと「MO’BETTER B
LUES」
をやる前に社長のアジテーションというか、ポエムみ
たいなものが渋かった。それ以外にも、社長のアジテーション(
言葉)が心に残りました。「6人の空気とお前等の空気が合わさ
ってライブが成立している。どちらかが欠けてもライブは成立し
ないんだ。心の底から叫べ。自由に踊れ」と。音にしても、ライ
ブパフォーマンスにしても、とんでもないバンドを好きになって
しまったな。と思ってしまいました。            

まずは、ライブレポが感想みたいになってしまってすいません。
(いつも感想みたいなものなんですが)前行った時よりかは、客
観的な感じで観られたんですが。本当に凄かった!!個人的に好
きなのは、丈青のピアノです。あのピアノの音色は本当に素晴ら
しい。タブゾンビのトランペットと元春のサックスが良い意味で
下品で野蛮だからこそ、丈青のピアノの音色も引き立つんだと思
うんですが。(その逆もしかり)本格的なジャズが好きな人は、
「あれはジャズ」ではない。と言いそうですが、私はこういうの
もジャズの1つだと思います。こういうジャズバンドが1つくら
いあってもいいと思うんですが?