「YAMABIKARI II」ライブレポ      
ZAZEN BOYSがライブイベントに出演するみたいなので、
観に行ってきました。NUMBER GIRLの時は、対バンツ
アーとか、イベントとかをよくやっていた記憶があるんですが。
ZAZEN BOYSでは、あんまりイベント(対バン)に出演
するのは少ない様な気がします・・・。ZAZEN BOYSを
イベントで観るのは、去年のsmogas主催のライブイベント
以来
かな?なんばHatchの中に入ってまずやった事は、ライ
ブに行く前日、たまたま見た向井秀徳公式HPにて、ライブアル
バムが発売される。という告知が!!しかも、発売されるのは、
このライブイベントから!!これは買わなくてはいけません!!
ライブアルバムに収録されているのは、8/28の日比谷公園屋
外大音楽堂
でのライブ(タイトルは、”MATSURI SES
SYON LIVE AT YAON
”)このライブアルバムを
購入してから、荷物をロッカーに預けました。        

ライブフロアに入ると、Zeppみたいに柵がいっぱいある!!
対バン相手は、かなり激しいタイプのバンドなんかな?    

1番最初に登場してきたのは怒髪天。確か今年のMINAMI 
WHEEL
のオールナイトの方に出演&去年のMINAMI W
HEEL
に出演していた記憶が?R&E(リズム&演歌)をキー
ワードに活動されているんだっけ?出囃子が、R&Eなだけに祭
囃子調だったのが印象的でした。1曲目が「俺達は明日を撃つ!」
という曲。親指と人指し指でピストロの形を、オーディエンスが
していたのが印象的でした。2曲目が「ロクでなし」という曲。
Vo.の動きが面白い!!あと、リーゼントと風貌を見て、アニ
ソンの帝王、水木一郎を思い出してしまいました。MCで、今日
のライブイベントに出演しているバンドを、「おにぎりとアイス
クリームと角煮を一緒に食べているみたい」と例えていました。
怒髪天は、11/2にアルバム「ニッポニア・ニッポン」をリリ
ースしたらしく、今それのレコ発ツアーをやっているみたいです。
アルバム「ニッポニア・ニッポン」に収録されている曲の中から、
冬が似合う曲「枯レ葉ノ音」この曲だけ80年代を彷佛とさせる
様なビートロックという感じでした。怒髪天のライブは、見てい
て元気になれる。というか熱くなれる。そんな感じのライブアク
トでした。(かなり癖があるけど)あと、R&Eの意味が少しは
分かった様な気がしました。こぶしが入った歌声ではなく、魂と
いうのかな?いわゆる大和魂を感じられる様な感じのバンドの様
に思いました。Vo.のポーズが時々、全日本プロレスの武藤敬
に似ていたのは御愛嬌かな?最後にVo.のMCがめちゃめち
ゃ面白かった!!とだけ言っておきます。これだけでも、お金を
払う価値あるかも!!(ZAZEN BOYSを揶揄するような
言葉や、怒髪天のアピールの仕方とか。今度、ワンマンをBIG
 CAT
でやるみたいなんだけど、それに対しての意気込みだとか)

次は、SOIL&”PIMP”SESSIONS。ライブのセッ
ティングを見ていると、キーボード、ドラム、ウッドベース。ど
う見ても、ジャズでいうピアノトリオ編成にしか見えないんです
が・・・。怒髪天がロック、ZAZEN BOYSも一応ロック
なので、SOIL&”PIMP”SESSIONSだけ、ロック
系じゃない訳がない。そして、SOIL&”PIMP”SESS
IONSが登場。どうやら、キーボード、ドラム、ウッドベース
に加えて、サックス、トランペット、そしてVo.の6人編成。
SOIL&”PIMP”SESSIONSの風貌だけを見て、”
この人達はスカコアをやるんだ”と思っていたら・・・。どうや
らジャズでした。そして、Vo.だと思っていた人は、どうやら
アジテーション担当だったみたいで・・・。東京スカパラダイス
オーケストラ
のジャズVer.と言えば、分かりやすいのかもし
れない。SOIL&”PIMP”SESSIONSを見ての感想。
一言で言えば、全員超絶すぎる!!私の中でのジャズのイメージ
は、酔わせる。というのが1番最初に思い浮かぶんだけど、この
人達の奏でる音は、めちゃめちゃとんがっている。一つ一つの音
が、身体に突き刺さる様な感じの。やさぐれている。と言った方
が正しいのかな?トランペットとサックスは、バトルしながらも、
絶妙のハーモニーを奏でているし、ドラムは、パワフルなのに小
技も出来る。キーボード(エレキピアノと言った方が正しいのか
な?)は、ソロの時はめちゃめちゃ酔わせる音を奏でるし。ウッ
ドベースのベースラインも、とてもかっこいいし。そして、アジ
テーションをするタイミングも絶妙だった。こんな感じのライブ
パフォーマンスだったので、SOIL&”PIMP”SESSI
ONSが作り出す音のシャワーを浴びて、私はヒップホップでい
う”lock”された状態に陥ってしまいました。久しぶりに、
とても気持ち良いサウンドを聞かせてくれるバンドに出会いまし
た。ただ、一つだけ残念だった事が・・・。アルコールを飲んで
いたら、もっと気持ち良くなれたんだろうなと・・・。    

SOIL&”PIMP”SESSIONSに”lock”させら
れてしまい、踊り狂わされてしまったので、ここでドリンクカウ
ンターに行ってビールを頼み、咽を潤す。そしてライブフロアに
戻って来た時・・・。な、なんとキーボードみたいなものが設置
されているじゃないですか!?確か次は、ZAZEN BOYS
だったはず!?シークレットがある。と思って一旦後ろに引っ込
んでしまったじゃないですか!!その後、SOIL&”PIMP”
SESSIONS
のアジテーション担当の方が、次はZAZEN
 BOYS。と言っていたのを思い出して、再び前の方に戻って
きた訳なんですが。                    

そして、ZAZEN BOYS登場。出て来るなり、向井秀徳が
いきなり外国人口調で「OSAKA!!」と何度も連呼。何回か
「OSAMA!!」と言っていたけど。ライブは「USODAR
AKE」
でスタート。まず思った事は、日向秀和の体型。この前
観に行ったライブよりも肥えたんじゃないですか!?今年の夏は、
ストレイテナーとの掛け持ちで、夏フェス出まくったんじゃなか
ったでしたっけ?(確か、東京のサマーソニックは、ストレイテ
ナー
とZAZEN BOYSのダブルヘッダーやっていた記憶が?)
どうしたらこんな体型になるんだ!?何でか分からないけど、
ING LIKE TALKINGの佐藤竹善
とダブってしまい
ました・・・。2曲目は「HIMITSU GIRL’S TO
P SECRET」
イントロがかっこ良いです。3曲目は「HA
RD LIQUOR」
これは単純にかっこよかったです。そして、
年明け1/18に発売される「ZAZEN BOYS III」から、
まずは、「METAL FECTION」ここで向井は、ギター
ではなく、キーボード?を弾きながら歌っていました。「MET
AL FECTION」
は、一言で言えば「HIMITSU G
IRL’S TOP SECRET」
の、イントロのループに乗
せて、浪曲していると言った方がいいのかな?もの凄く奇妙な曲。
「friday night」は、80年代テクノ、ディスコを
彷佛とさせる様なサウンド。「water front」は、い
わゆるディスコのチークタイムという感じのサウンド。この3曲
だけ聞くと、「ZAZEN BOYS III」って、80年代ディ
スコ、テクノがコンセプトなんですか!?相変わらずの雑食性と
いうか。チャレンジ精神溢れるというか。再び向井がギターを持
っての1曲目「COLD BEAT」音の強弱の付け方がえらい
絶妙になっているんですが。その曲の強弱でオーディエンスを煽
っているし。そして「SEKARASIKA」日向の煽りながら
弾くプレイが、かっこいい!!これを見なきゃZAZEN BO
YSのライブを見る価値はなし。という所まで来ているし。こな
いだライブを観に行った時
、ドラムのキックがディスコ調な感じ
で、「セカラシカ」と、コール&レスポンスをさせていたんだけ
ど、今回は、ファンク調で「セカラシカ」と、コール&レスポン
スをさせていました。「wisky&unubore」をやった
後、ラストは、「kimochi」今回は、ステージに「西成の
中島美嘉さん」
を呼んでデュエット。「西成の中島美嘉さん」
かなかソウルフルな歌声で良かったです。          

アンコールに出てくれるかな?と思って手拍子をしてたんだけど、
ギターの吉兼聡が登場。そして、ライブ終了の告知をして、今回
のライブイベントは終了しました。             

ライブ終演後、SOIL&”PIMP”SESSIONSの「P
IMPIN’」
を購入する。正直、私がこんな行動に走ってしま
うなんて・・・。そんな自分に驚いてしまいました。Amika
「ナンを食べにいく」を、初めて聞いて歌詞に物凄い衝撃が走
っても、何も行動をおこさなかったのに・・・。(ちなみに、
希ちゃんがコーラスをしていたライブ
を観に行った時、紗希ちゃ
のCDがあったら購入していたかもしれない・・・。)   

今日のライブは、SOIL&”PIMP”SESSIONSに出
会ってしまった事。これに尽きると思います。まさか衝動を突き
動かされるジャズが、こんなにも聞いていて気持ち良いものだっ
たとは。「PIMPIN’」を堪能してみようと思います。ZA
ZEN BOYSの今度のアルバムは、80年代テクノ、ディス
コをキーワードにしたアルバムになるんですか!?そのアルバム
に収録される曲達を今日ライブで聞いたんですが、どうしてもそ
ういう風にしか捉える事が出来なかったので。相変わらず振幅が
広い人だな〜と。そして、しばらく「MATSURI SESS
YON LIVE AT YAON」
が聞けなく状況になるかも
しれません・・・。(”PIMPIN’”にはまった場合)