ZAZEN BOYS          
 「TOUR MATSURI SESSION」ライブレポ 
これが一応今年のラストライブという事になります。(現段階で
は)今年ラストのライブはZAZEN BOYSのライブを観に
行って来ました。吉田一郎加入後初のCD、「I Don’t 
Wanna Be With You」
をひっさげて。今回のラ
イブも去年のこの時期に行われたBIG CATだったんですが。
BIG CATが嫌という訳ではないんです。このライブの情報
を入手したのは、新しいパソコンを使い始めた時。その時には既
にライブチケットは発売されていた訳で・・・。(整理番号後ろ
の方だから、大きいコインロッカーは既に使われているんだろうなと)

BIG CATの中に入ったら、「I Don’t Wanna
 Be With You」
のライブTシャツが!!初めてZA
ZEN BOYSのライブTシャツを見て”カッコイイ”と思っ
たんですが、お金がない・・・。(新しいパソコンを購入したの
で)従って新しいライブTシャツは購入せず。で、コインロッカー
の方はというと、何故か知らないけど大きいのが残っていました
よ!!コインロッカーなければ後ろの方でおとなしく観ていよう
と思っていたので。思わず”ラッキー”だと心の中でガッツポー
ズしてしまいました。                   

前回までのバンドのポジションが”平行四辺形”の様な形になっ
ているのに対して、今回は向井秀徳がオーディエンスから見て1
番近い”ひし型”の頂点にいるポジションだと思わせる様なマイ
クのセッティング。これはベースの吉田一郎のプレーをより近く
で観れるのかな?という淡い期待をしていたんですが。登場して
からのポジションは前回と一緒・・・。結局は何も変わっていな
かった・・・。今日の1曲目は「Suger Man」ベースの
メンバーが変わっても、サウンドの凄みは変わっていないです。
4つの楽器の音の方向がまったく違う方を向いているのに、きち
んと1つにまとまっている!!いつ聞いても”どうして!?”と
思ってしまう訳なんですが。2曲目は「RIFF MAN」この
曲で早くもダイブしている人を見かけてしまいました。3曲目に
「HIMITSU GIRL’S TOP SECRET」をや
った後、向井はギターを置き手にマイクを持つだけの状態に。次
は何をやるんだろうか?と思っていたら、「SIGEKI」じゃ
ないですか!!そして気がついたら向井はキーボードを弾いてい
る。(ステージ上にキーボードってあったっけ?)吉田一郎加入
後、初めて聞いた「SIGEKI」だったんですが、日向秀和
劣らないベースだと思いました。それにしてもキーボードの音色
がえらいDubを彷彿とさせる残響音だったので、頭が軽く揺れ
てしまいました。「DARUMA」は相変わらずかっこいい!!
変拍子フュージョンと言えばいいのでしょうか?切迫感とヒリヒ
リ感が同時にやってきます。「NABE&SADA」は、完全に
フュージョンです。段々ロックから離れていってしまっている感
じがするんですけど・・・。「Water Front」はフロ
アで漂わせてくれます。Dubとは違った感じで脳内がゆらゆら
と。「YUKATA」は初期のZAZEN BOYSを彷彿とさ
せる様な祭り囃子調な感じの曲の様に思いました。ここで再び向
井はキーボードからギターへ。”何の曲をやるのかな?”と思っ
たら、久しぶりの「This is NORANEKO」じゃな
いですか!!この曲をやった事にちょっとびっくり!!「WHI
SKY&UNUBORE」
をやった後に、この体制では初めての
(ライブで聞くのも久しぶり)「開戦前夜」を。この曲の中盤で
のフリーセッションがバリヤバ!!でした。「SUGER MA
N」
を彷彿とさせる様な、4つの楽器の音の方向がまったく違う
方を向いているのに、きちんと1つにまとまっているサウンド。
そしてまったく違う曲(洋楽のカバー)をやっていた事にびっく
り!!日本テレビ系列で放映されていた「夜もいっしょうけんめ
い」
を彷彿とさせる感じがしました。(もちろん、その後は“
戦前夜
”に戻ったんですけど)その後は「USODARAKE」
この曲も久しぶりに聞いた気が?そして「安眠棒」「MABOR
OSHI IN MY BLOOD」「IKASAMA LOV
E」「COLD BEAT」
をやった後、再び向井はキーボード
へ。そして「Friday Night」この「Friday 
Night」
で初めて気がついたんですが、BIG CATって
ミラーボールがあったんですね!!今まで行っていたのにも関わ
らずこの事実に今日気づくなんて・・・。12/5にリリースさ
れた「I Don’t Wanna Be With You」
前半部分はベース音が腰にくるネットリとしたファンクなんです
が、それが徐々に向井のキーボード(打ち込み)の音源に収録さ
れている「I Don’t Wanna Be With Yo
u」
の甲高い音色をDub的なディレイで使用すると、とても狂
わされる感じがします。密かにこの曲進化している感じがしまし
た。ラストは「I Don’t Wanna Be With 
You」
のc/w曲の「The City Dreaming」
この曲のラストの方で、向井が「Oh my City」という
コール&レスポンスをしていたのがとても印象的でした。   

アンコールは「KIMOCHI」だけでした。個人的には、あと
1曲聞きたかったな〜という気持ちが。私以外の方もそんな風に
思ったのでしょうか?再アンコールを求める手拍子をしていると
吉田一郎が登場。「また大阪に来ます」という事を言って、ステー
ジから去っていきました。                 

今日のライブで1番印象に残った事は向井がキーボードを弾く割
合が増えた事。去年のライブではNUMBER GIRL時代を
彷彿とさせる様なライブアクトだったんですが、今日のライブを
見ると、このまんまファンク&フュージョン方面に突き進みそう
な感じがしてならないんですが?(それはそれで面白いんですが)
個人的には「DARUMA」の様な変拍子フュージョン系の曲が
聞きたいです。