お盆のど真ん中にライブを観に行ってきました。観に行ってきた
のは水都大阪2009の関連イベント「中之島の夕べ’09〜納
涼祭〜」です。確か水都大阪というイベントって、大阪府知事の
橋下徹氏が中心になってできたイベントだった様な気がするんで
すが。で、このイベントが行われる会場は中之島中央公会堂。こ
こに来たのは小島麻由美以来ですか。まさか再びここに来れると
は思わなかったから非常に嬉しい!!
中之島中央公会堂に着いたのが本当にギリギリだったので、自分
の席(え列28番)を探している間にオープニングアクトの方が
登場してMCをしていました。それにしても暑苦しいMCだなと。
まずは「中之島の夕べ」にお越し頂いてありがとうございます。
こんなイベントに出演させていただけるなんてとても光栄です。
自分はまだまだ未熟なので、オープニングアクトで2曲しかでき
ないんですが宜しくお願いします。と言っていました。オープニ
ングアクトは高橋裕。アコースティックギターの弾き語りでのラ
イブでした。1曲目は「らくだ」という曲。最初は都会を現代の
砂漠と見立てて、その砂漠の中をらくだに乗り回している歌なの
かな?と思ったんですが、どうやら無気力な大人=砂漠と表現し
ているみたいです。俺たちはそんな砂漠にはならない様にしよう。
これからは俺たちの時代だ!!というのを宣言している様に思い
ました。あと歌い方が路上系特有の道行く人に挑んで行くスタイ
ルとでも書けばいいのでしょうか?そんな印象を抱いてしまいま
した。この後のMCで高橋裕は今年上京してライブ(路上も含め
てなのかな?)していたんですが、そんな地道な活動が功を奏し
て、7月に初となる全国流通版「僕らの平成ロックンロール」が
リリースされた様です。もしCDショップに行ったら、高橋優を
探すか、た行で探してみてくださいと。そして高橋優は明日も大
阪でライブ(南堀江knave)があるそうです。今日のライブ
を観て、もし気に入ったら観に来て下さいと。ラストの曲は「リー
マンズロック」という曲を。サラリーマンが仕事で悪戦苦闘して
る姿をバラードで歌っているんですが、歌い方と歌詞世界から感
じた事は、もしかしたらタイトルは「リーマンズブルース」にし
たら正解かも!?と思ってしまいました。
2組目に登場したのはsotta bossa。このユニットは
密かにお目当てだったりします。「ヴィレッジヴァンカート」で、
カバーアルバムをプッシュしていた記憶があったので。ちなみに
男女2人組のユニット(女性がVo.・男性がキーボード)で、
サポートにパーカッションが。1曲目は「太陽のKISS」とい
う曲なのかな?甘酸っぱい感じの曲の様に思いました。「太陽の
KISS」を歌った後、Vo.のMC。こんな歴史的な建造物の
中でライブが出来て幸せと言った後、「hello」という曲を。
3曲目はMCで、「sotta bossaの事は、カバーアル
バムで結構知ってくれた方がいると思います」と言った後、その
リリースされたカバーアルバムの中から「メランコリニスタ」を。
これはYUKI(ex:JUDY AND MARY)の曲をカ
バーしたのかな?4曲目は2人で初めて共同で曲を作った「ボク
タチのうた」を。ここまで聞いて思った事は、Vo.の人の声っ
て、「ヴィレッジヴァンカード」で聞いた時も思った事なんです
が、土岐麻子(ex:cymbals)を彷彿とさせる様なとて
も心地良い歌声!!こういうホールではなく、どちらかと言えば
お菓子やコーヒー(紅茶)を飲みながらカフェでライブを観たい
なと思ってしまいました。あと、サウンド面はボサノバを中心に
やっている様に思ったのですが、アコースティックギターの音色
が加わればさらに心地良い空間が広がるのに!!と。そこが非常
に残念と言えば残念なんですが・・・。次の曲は5/27にリリー
スされた「Way」のなかから「はじまりのうた」を。ちなみに
「はじまりのうた」は某化粧品メーカーのCMソングだそうで。
「Way」というアルバムタイトルにしたのは、未知の世界に足
を踏み入れる勇気を持つ事だったかな?誰しもそういう事をする
のは非常に勇気がいる事だけど、その一歩を踏み出す事によって
道ができると言っていました。そしてこの後、「はじまりのうた」
のサビの部分で歌って欲しいと。「ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜、ララ
ラ、ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜、ラララララ〜、ララララララ〜、ラ
ララララ、ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜ラ〜」をやって欲しい
と言われました。はっきり言って覚えにくいんですが・・・。そ
の後、練習をやったんですが、案の定なかなかついていけない・・・。
Vo.の人が恥ずかしがらずにと言っているんですが、それ以上
にライブイベントでこれははっきり言って難易度大なんですが。
それでも本番では皆さん(多分)頑張ったのではと。「はじまり
のうた」が終わった後、キーボードの方がVo.の方に「いっぱ
い汗かいたな」と言った所で、キーボードの方の自己紹介みたい
な事を。キーボードの方は三重県出身みたいなんですが、関東の
方から見ると三重県は関西地方の一部と思うみたいなんですが、
関西の方は三重県を関西だと思ってくれていないと・・・。ちな
みにキーボードの方は昔「長島スパーランド」でアルバイトをさ
れていたみたいです。このキーボードの方のMCでちょっとグダ
グダになった後、再びVo.の方のMC。sotte Boss
eは関西でもライブはしているんですが、こういうアコースティ
ック編成は初めてと言っていました。そしてラストの曲をやった
んですが、今日のライブで1番びっくりしたのはこのラストの曲
かもしれない!!今までボサノバな感じのライブだったのに、こ
の最後の曲はえらいハウスチューンじゃないですか!!なんかク
ラブフロアにいる錯覚を起こしてしまいました。それと同時にこ
ういう歴史的建造物でクラブイベントをするのもありだなと思っ
てしまったんですけど。
そして3組目は私のお目当てwyolica。まずはso−to
だけが登場。その後にazumiがステージに現れました。今日
のazumiの衣装は白地に花柄のワンピースと書けばいいのか
な?そんな感じの衣装です。それにしても2年前(だったかな?)
の「GSGP」のライブイベントでもそうだったんですが、ライ
ブイベントでは基本的にazumiとso−toだけなんだなと。
1曲目は「星」1番は自分の感情を客観的に見つめている感じの
歌い方をazumiはしていた様に思うのですが、2番になると
その塞き止めていた感情が溢れ出してしまう感じの表現をしてい
た様に思いました。この後MCで、azumiが自己紹介、そし
て「短い時間ですけど宜しくお願いします」と言った後、次の曲
の紹介を。「今年でwyolicaは結成10周年なんですが、
この曲は10年、7年前くらいか」と言った後に曲紹介を。「M
ercy Me〜いつか光を抱けるように〜」この曲もさらっと
した感じで歌っていた様に思いました。そして3曲目、この曲何
だっけ!?と思いながら聞いていたらサビの部分で思い出しまし
た。もしかして「恋文」ですか!?まさかやってくるとは思わな
かったのでびっくりしてしまいました。4曲目は「あなたしかい
ない」この前のワンマンライブの時も思った事なんですが、az
umiの歌声がとても神々しい!!思わず目をつむって聞いてし
まいました。この後MCで、soーtoのお父さんはこの辺りの
会社に勤務しているので、よく行っていたと。その後azumi
に「今日もお父さんに会いに行っていたんでしょ」と突っ込まれ
たんですが。その後、azumiに「今年の夏は何かありました
か?」と問いかけたら、so−toはとても衝撃的な出来事を目
にしたと。so−toが飼っているフレンチブルドックと散歩し
ていたら、道にセミが落ちていてそれをワンちゃんが口の中に入
れたそうです。で、そのワンちゃんの口の中ではセミが”ミ〜ン、
ミ〜ン”と泣いていたそうで。その後、ワンちゃんはセミの頭の
部分だけを吐き出し、残りは食べてしまったそうです。その話し
が終わった後、azumiはとてもショックを受けてしまった様
で。「次の歌に行けない・・・。」と何回も言っていました。そ
んな話しをした後にやった曲は「僕は忘れない」これはダウンロー
ド・ライブ会場限定のシングルなんですが、いつものwyoli
caの歌詞世界とは違う様な?好きな人と別れてしまったんだけ
ど、君はまだ僕の心の中にいる、それでも新たな道を歩んで行く
という風な明日への第1歩という感じに受け取ったんですが?そ
してラストは「ありがとう」この前のGSGPのライブイベント
の時もこの曲で終わった記憶があるんですが?ある意味で今まで
wyolicaのライブにお付き合いしてくれてありがとうござ
いましたという感じに受け取ってしまったんですが?
ラストは熊木杏里。確か何作か前の「3年B組金八先生」の挿入
歌で話題になった記憶があるんですが?1曲目を聞いた感想はと
というと、歌声が非常に淡い!!抱きしめてしまったら壊れてし
まいそうな感じの歌声とでも言えばいいのでしょうか?あと歌詞
を聞いて頭の中に思い浮かべたのは、”瀬戸内海近くの町の穏や
かな夏”をイメージしてしまいました。この曲を歌った後MC。
歌声は抱きしめたら壊れてしまうくらいカヨワイのに、話し声は
女子プロレスラーをイメージしてしまったんですが・・・。熊木
杏里さんは、中之島中央公会堂には1番早く入ったんですが、出
番は1番最後と軽く自虐気味に言っていました。2曲目が「いの
り」3曲目が「君の名前」という曲を。儚いというか、月の切な
い光とでも書けばいいのでしょうか?そんな感じの世界観が得意
な感じの人なのかな?と。聞いているとその世界観に浸ってしま
いました。ちなみに「君の名前」はNHK「ワンダー×ワンダー」
のエンディング曲で使われているそうです。あと「ワンダー×ワ
ンダー」という声も担当されているそうです。で、その「ワンダー
×ワンダー」のパターンは何通りかあるそうで。「渋谷の町を楽
しく闊歩している感じ」とか「弁当箱に卵焼きが入っている時の
嬉しい気持ち」という感じで言って欲しいと言われたそうです。
渋谷の町は歩いた事があるので、何となく想像できるんですが、
卵焼きが入っていて嬉しい気持ちは人それぞれだろうと思うんで
すが?という軽い愚痴を言っていました。次の曲は夏になると歌
いたくなる曲と言っていました。「7月の友だち」熊木杏里がこ
の日歌った曲の中で1番印象に残りました。これは熊木杏里が実
際に体験した事なんだろうなと。都会の学校に進学したけど、自
分と廻りの人達の空気が合わなくて四苦八苦している時に、1人
だけ分け隔てなくつき合ってくれた人に対して感謝と憧れを歌っ
ている様に思いました。「雨がソラから」を歌った後、急に熊木
杏里が「THE 緊張感」と言ったのでびっくりしてしまいまし
た。あとMC全般で言っていた事なんですが「私は自分で曲を作
っているんですが」という事をしきり言っていた気が?「THE
緊張感」という事を言った後、昨日が終戦記念日という事で、
戦争についてしゃべっていました。鹿児島には特攻花という花が
あるそうで、その花は出陣する兵隊さんが空から撒いた種が辺り
一面に広がって咲いたそうです。兵隊さんはその種に想いを込め
て撒いたそうで。次の曲は「夏蝉」という曲を。この曲は故郷に
帰ってきた時の心境を歌っている様に思いました。この後のMC
でも特攻花の話しは続いて、フォトグラファーの仲田千穂さんが
「心斎橋アセンス」5階ギャラリーで特攻花をテーマにした個展
を開いているので是非観に行ってくださいという事を言った後、
ラストに「ぼくらのありかた」という曲を。全体的に淡い感じの
歌声が印象的でした。
この日のライブで1番印象に残ったのは熊木杏里でした。歌声が
良い意味でオーディエンス(リスナー)に想像の余地を残してい
るとでも書けばいいのでしょうか?そういう所が非常に印象に残
りました。MCの方も時期が時期だけに非常に心に残りました。
私のお目当てwyoiicaはazumiの歌声が淡々とした客
観的な感じだったのが印象的でした。印象的といえばso−to
のMCも。本当にazumiはショックを受けていたので、あの
後よく歌えたなと思ってしまいました。最後にオープニングアク
トだった高橋優の熱さは私は嫌いではなかったです。ちょっと路
上系特有な”オーディエンスに挑んでいく感じの”歌い方が気に
はなったんですが。で、高橋優のフライヤーを見ると、浅田信一
がプロデューサーとして参加しているんですね!!個人的にはこ
れから非常に気になってきました!!
水都大阪2009連携イベント
「中之島の夕べ’09〜納涼祭〜」ライブレポ
「中之島の夕べ’09〜納涼祭〜」ライブレポ