wyolica           
   「Folky Soul Night 2009    
〜wyolica 10th                
      Anniversary year〜」ライブレポ
久々にwyolicaのライブを観に行ってきました!!確か
SGPのライブイベントを観に行って以来
かな?2年前くらいに
サーフミュージック系のライブイベントに出演していたんだけど、
あいにくその日はVOLA&THE ORIENTAL MAC
HINEのワンマンライブがあった
ので(今日は逆にVOLA
ライブイベントの方をスルー)涙を飲んでスルーしてしまいまし
た・・・。だからとても楽しみにしていたんですが、ライブ会場
はなんと「Flamingo the Arusha」という事
は”1ドリンク・1フード”制な訳で・・・。3年前に観に行っ
た石野田奈津代
よりかは「Flamingo the Arus
ha」が似合うとは思うんですけどね。           

そして「Flamingo the Arusha」の中に入る
と、椅子だけがセッティングされている!!過去2回行った時の
様なテーブルがセットされていない。という事は、今日は”1ド
リンク”だけでいいみたいで。これはちょっと嬉しいハプニング
ですよ!!「Flamingo the Arusha」だから
身構えて足を運んだので。                 

席に座った後、配信限定シングルの「僕は忘れない」が、会場限
定のCDになっているみたいなので、この時を逃したら購入でき
ないと思ったので、購入してきました!!          

そして今回は「Folky Soul Night」という事で、
2部制を採用しているそうです。(確か3年前もそうだったな)

まずはso−toが先に登場。手を1回叩いて出て来た感じがし
ます。その後azumiの方も登場。azumiの衣装は黒のキ
ャミソール。1曲目は「悲しいわがまま」この曲でwyolic
aがデビューしたんだなと。今日のazumiの歌声は何かいつ
もより低い気がするのは気のせい?「悲しいわがまま」を歌い終
わった後、azumiが挨拶。そしてwyolicaは5/21
でデビュー10周年という事を報告していました。今回のライブ
は2月にリリースされた「Balcony」から昔懐かしい曲ま
で演奏する様です。次の曲は3rdアルバム「fruit&ro
ot」
に収録されている「忘れそう」を。この曲からazumi
は音程が取れ始めたかな?と。確かこの曲を初めて聞いたのもs
o−toのアコースティックギターだけだったなとふと思い出し
てしまいました。3曲目は「最愛の人」今日のライブで私が1番
良かったと思ったのがこの曲でした。azumiの歌声がここま
で凄みを増しているとは思わなかった!!聞いていてゾクゾクし
てしまいました。azumiの歌声って一文字、一文字に対して
きちんと感情を込めて歌っている所がとても好きなんですが、そ
れプラス声量・表現力が増している感じがしました。心の中で思
わず”すげぇ〜!!”と言ってしまいました。4曲目は最初「あ
りがとう」
だと思ったんですが、サビの部分を聞くと「シェルター」
ですか。ちょっと軽いタッチで歌っている様に思いました。「シ
ェルター」
を歌い終わった後MC。3曲の曲名を紹介した後、私
達も今まで作り出した曲に対していろんな思い入れがあるんだけ
ど、皆さんの心の中でも私達の曲を育ててくれたからこそ10年
も活動出来たんだなと。そして次にやる「Mercy me〜い
つか光を抱けるように〜」
もwyolicaにとって、とても思
い入れがある曲の様です。この曲は原作の内容を読んでからaz
umiが作詞を書いたそうで、こういう風な形での作詞をしたの
は初めてだったのでとても苦労したみたいです。で、この曲は
由美子
主演のテレビドラマ「スカイハイ」(決め台詞が”お逝き
なさい
”だったかな。それにしても釈由美子って、今やっている
読売テレビの”LOVE GAME”でも、こういう役柄が非常
に印象的だな)の主題歌だったんですが、azumiは関西で放
映されていたのかが心配だったらしく、「このドラマ知っている
人!?」と聞いたら若干いた(深夜にやっていたのを少しだけ見
た記憶があります)みたいで。そして「Mercy me〜いつ
か光を抱けるように〜」
を歌った後、azumiが「このライブ
は”Folky Soul Night”なので、この後休憩に
なります。この歌が終わった後15分後に会いましょう」と言っ
た後、「あなたしかいない」この曲も一言、一言感情を込めて歌
っている所がとても印象的でした。それにしても、ちょっと物足
りないな?と思ったのは贅沢かな?もうちょっとazumiの歌
声とso−toのアコースティックギターの音色だけの世界に身
をゆだねたいと思ってしまいました。            

この後、10分間の休憩。お手洗いに行った後、折角「Flam
ingo the Arusha」が1ドリンクだけなので、こ
こでビールを注文して喉を潤す事にしました。        

10分間の休憩がすんだ後、2部が始まります。2部はサポート
にパーカッションの大儀見元さんが登場。そしてazumiの衣
装は、白地に花の模様が描かれたワンピース。なんか南国のリゾー
ト感溢れる感じの衣装になっています。2部の1曲目は、「風を
あつめて」
えらいブルージーな感じのするアレンジになっている
気がします。ここでMCを。さっき歌った「風をあつめて」につ
いて、「この曲でwyolicaの事を知ってもらったと思いま
す。この曲でwyolicaを知った人?」と挙手をしてもらう
仕草をしてもらったんですが、あんまりいず。なのでazumi
が「そうでもないか」とちょっと吐き捨てる感じで感想を言って
いました。その後、休憩時間に触れ「きちんと休憩しましたか?」
という問いかけの後、大儀見元さんの感想がなんたらこうたらと
言って、グダグダになってしまいました。その後に「カレイドス
コープ」
を。ずっとこの曲は”誰が作曲したんだ!?”という素
朴な疑問があった訳なんですが、「Balcony」のインデッ
クスカードを見てビックリ!!まさかso−toだったなんて。
あんな突き抜けたアップテンポな曲をso−toが作れるなんて!!
だったら、もっと作ったら良いのに!!と思ってしまうのと同時
に、その事を知ってからこの曲を聞くと違和感が(爆)3曲目は
「スパークル」を。「スパークル」を歌い終わった後、ここでa
zumiが「スパークル」の歌詞説明を。今まで私達が皆に対し
て歌で勇気や元気を与えていたと思っていたんだけど、実は私達
が皆に勇気や元気をもらっていたんだと。その感謝の気持ちでこ
の曲を作ったと言っていました。そしてこの曲はwyolica
デビュー5周年記念シングルだという事を。皆をずいぶん待たせ
てしまったと。その後、azumiがso−toに話しをふると、
so−toが受け答えした事にazumiはびっくり(1部では
まったくso−toはしゃべらなかったので)していました。そ
の後、azumiが「ここはso−toコーナーにするから」と
言ってso−toのコーナーに。その後、so−toが「今日は
高校生の時の同級生が見に来ているから緊張している」と。「関
東弁になっているとツッコまれるのが怖い」と言っていました。
その後、azumiが「これは東京でso−toが何かやらかし
そうだったので、その事を突っ込んだらニヤニヤしっぱなしだっ
たので、気にしていたら案の定だったと」その後、azumiが
「今日もやるの!?」と問いかけたら「今日は違う曲を」と言っ
たから何をするのかと思ったらブルースを歌っていました。大阪
の食べ物や名所の事を歌っている曲なんですが、azumiは思
わず「何、これ!?」を連発していました。で、この曲オリジナ
ルだと思ったら違うみたいで。あるオーディエンスが「幼稚園の
運動会で踊っている」と。幼稚園児が踊っている姿が想像できな
い・・・。次の曲は3人でやっていて楽しい曲だそうです。「f
lower flower」
を。この曲は「シェルター」のカッ
プリングに入っている曲なんですが、この曲もえらいブルージー。
何かバーボンかウイスキーが段々欲しくなってきてしまいました。
次の曲は「red song」この曲を聞いていて思った事は”
wyolicaって、こんなにもアップテンポ多かったっけ?”
と。wyolicaのアップテンポの曲って5曲くらいしかない
という印象があったので。この曲を歌い終わった後、ここで新た
にサポートメンバーを呼び込む事に。キーボードの前田たかひろ
さんが登場してきました。wyolicaが非常にお世話になっ
ている方だそうです。wyolicaの初めてのツアーにもサポー
トで参加したみたいで。で、ここでazumiが「(心斎橋クラ
ブ)クアトロ
に来た人がある人?」と問いかけたら、誰も手を挙
げず。「さすがにいないか〜」と、ガックリ来て(実は私は観に
行っていました
)いました。その後、so−toが「僕がギター
が下手だった事は知られていないんだ」と。azumiが「”
しいわがまま
”の時に手が震えていたよね。で、3回くらい失敗
していたから”so−toコール”私がさせたんだよね。あの時
は悪かった」と。「他にあの時の事を覚えてる?私はただ楽しか
った事しかないんだけど」とso−toに話しをふったら「桜庭
(和志)vs ホイス(グレイシー)
の試合を見れなかった事」
と。あの試合は嫁さんが観に行って自慢していたみたいで、格闘
技ファンとしてはあの試合を見れなくてガッカリしたと。その後、
azumiが突っ込みをいれた後、so−toが「たかひろさん
がギックリ腰になった」と。そこはazumiも思い出した様に
同意していました。たかひろさんはライブ前にギックリ腰になっ
た様で無理をしない様に演奏していたそうです。その後、配信限
定でリリースされる「僕は忘れない」について話した後、「僕は
忘れない」
を。恋人関係は終わったけど、遠くからでも君の事を
見守っていく感じの様な歌詞の印象を受けました。そして「星」
を歌った後、azumiが「そろそろみんな立ちたいでしょ?久
しぶりにこの曲をやるので、手をふったり手拍子をしてくれると
嬉しい」と言った後、「愛をうたえ」を。今日はやらないんだろ
うな?と思っていたんですが。この曲が1番好きなので、やって
くれて嬉しいです!!ラストは「空と風」を。何か緩やかな風が
吹いてきている感じがしました。              

ここでアンコールの手拍子なんですが、どこからかwyolic
aコール
が!!盛り上がってくるのならやろうかな?と思ったん
ですけど、まったく盛り上がらなかった・・・。       

アンコールの手拍子に応えてwyolicaが登場。アンコール
のお礼を言った後、「10周年を迎えられたのは、皆さんの心の
中で私達の歌を育んでくれたからだと思います。本当にありがと
うございます」と言った後、「ありがとう」を。いろんな事、意
味で2人が”ありがとう”と言っている様に思いました。「あり
がとう」
を歌い終わった後、大儀見元さんと前田たかひろさんを
呼び込み、その後azumiが「冬にツアーをやるので、そこで
お会いしましょう」と言った後、「さぁ、いこう」を。ラストで、
サビの部分をコール&レスポンスをしたんですが、なかなか合わ
ない・・・。最後の方になって声も出て来て合ってきたんですけ
ど。かっこ良く締めた後、ライブが終了するのかな?と思ったら、
大儀見元さんが再び演奏し始めたので、再び「さぁ、いこう」
コール&レスポンスを。今度こそかっこよく決めて締めた後、ラ
ストにazumiとso−toが手をつないでオーディエンスに
お礼をしている姿を見て、”こんな事もするんだ!!”と想い、
びっくりしてしまいました!!               

ライブのMCにて、wyolicaの2人が「CDをお買い上げ
頂いたら、握手をさせて頂きます」と発言されていたので、折角
CDを購入したし、こういう機会は次来るかどうかも分からない
ので握手する事に。それにしてもてっきり一旦退場してからなの
かな?と思ったら、会場内で待たされて順々にやっていく方式で
した。「Flamingo the Arusha」の外はすぐ
道路という事もあるんでしょうけど。そしていよいよ私の番。ま
ず最初「10周年おめでとうございます」と言った後、azum
iには「”最愛の人”めちゃめちゃ良かったです!!」と言わな
ければいけなかったのに、「”愛する人”とても良かったです」
と言ってしまった・・・。azumiも何か戸惑っていたし・・・。
so−toには「次は”in the rain”を聞きたいで
す」と言ったら、苦笑いされた様な?まったくコメントを考えて
(まさか握手会みたいな物があるとは思わなかったから)いませ
んでした・・・。                     

久しぶりに観たwyolicaのライブ、感想を一言でまとめろ
というならば、アコースティックの凄さ、強さを存分に見せつけ
られた印象を受けました。私はアコースティック好きな人間で良
かった!!と改めて思うくらいに。”Folky Soul”と
いう言葉の意味を音楽でみせつけてくれたライブの様に思いまし
た。その中でも「最愛の人」は、azumiがボーカリストとし
て新たなるステージに上がったという風にすら思うくらい素晴ら
しい出来でした。それにしてもメジャー→インディーズに転落(?)
したwyolicaは、この日のライブを観た限りでは純化して
いきそうな気がしました。何となくだけど加藤いづみとプロデュー
サーの高橋研の様な関係になっていきそうな気が?この日で3回
目となった「Flamingo the Arusha」でのラ
イブ、正直言って1フードを覚悟していたんですが・・・。こう
いう形態もあるんだったら、もう少しだけ「Flamingo 
the Arusha」の事を好きになってあげてもいいかな(爆)?
みたいな。雰囲気はとても良いので。ただその一方で1フードが
なかった「Flamingo the Arusha」に物足り
なさみたいなものも。個人的には第1部のwyolicaだけの
ライブをもう少し観たかったのと、「もしも」が聞けなかったの
が少し残念でした。それにしても今日のライブ、”アコースティ
ック+R&B”な感じではなく、ブルースな感じに思えたのは気
のせいなんですかね?ただそこを引いても、久しぶりのwyol
icaのライブを堪能できたし、アコースティックの奥深さを改
めて思い知ったライブでした。