加藤いづみのデビュー20周年イベント、浪漫舎のライブを観て
きました。この浪漫舎は加藤いづみと上田ケンジが組んだ20周
年記念イベントみたいで。まぁ〜、そんな事を抜きにしても私が
いづみさんのライブを観に行くのは、3年前の名古屋以来。そし
て関西でのライブはというと、「今日までの私、明日からの君」
リリースに伴うツアー以来ですか。それにしても当初このライブ
の事を知った時、”今回も名古屋まで行かないといけないんだな”
と思っていたんですが、まさか関西にも来て頂けるとは!!とて
も感激しています。そして関西でのライブは心斎橋JANUS。
去年の9月で惜しくも閉館となった心斎橋クラブクアトロの跡を
受け継ぐ様な感じのポジションになっていく(閉館していなけれ
ばクアトロでライブだったんだろうな)んでしょうね。
今回は開場時間までに入る事が出来ず、開演時間30分前にやっ
てきた訳なんですが、ライブフロアの中に入ったらとても広々と
していた事にびっくり!!なんかさとうさおりの初ワンマンを観
に行った時の神戸チキンジョージな雰囲気(ライブハウスではな
くライブバー)が出ていた様に思いました。この後に4/25に
リリースされる予定の「ピンクノイズ」がライブ会場限定で先行
発売されるのでGETした後、「相席していいですか?」と訪ね
た後、席に座り(後方真ん中と書いた方がいいかな?)いづみさ
んのライブを心待ちにしていました。で、ふとステージを見ると
ウッドベースが置かれていた事にびっくりしてしまいました。
そしていよいよライブ。サポートメンバーが入場してきた後、い
づみさんが登場。今日の衣装は上が白のニットのセーター?に下
は白のスカート。1曲目は「ムーニームーン」を。この曲を聞い
た時の感想はいづみさんの立ち上がりは相変わらず不安定だなと。
音響の調整が上手い事いっていない部分もあるのかもしれないん
だけど。この後オーディエンスの皆さんに挨拶を。浪漫舎の加藤
いづみです。と言っていたのがとても印象的でした。この後に今
日の天気に触れていて、とても風が強くて雨も横殴りだったっと。
お昼の時にリハーサルしていた時はとても凄かったみたいです。
で、twitterで「今日ライブありますか?」という問い合
わせがあったみたいなんですが、いづみさんは「もう既に私達こ
こにいるし」みたいに思ったそうです。その後に浪漫舎を結成し
た理由をしゃべっていました。いづみさんは今年でデビュー20
周年で、それの記念に残る事をやりたいと思っていたんですが、
その事を上田ケンジさんにしゃべったら賛同してくれて上田ケン
ジさんが強引に腕をひっぱってくれて浪漫舎が結成されたみたい
です。今日はその浪漫舎での曲もやると言った後に次の曲を。久
しぶりにライブで聞いた気がする「元気でね、バイバイ」オリジ
ナルは確かとてもオルタナティブロックな感じだったなと思って
しまいました。そして次の曲は浪漫舎のオリジナル曲「橋の上黒
い猫」聞いた感じは黒い猫の目線からのいろんな物を描いている
印象を受けたんですが、この後のいづみさんのMCからは「娘か
らよく聞かれるんですが、”黒い猫はどうしてお母さんと別れ離
れになってしまうの?”とよく聞かれます」と言っていました。
その後、「娘がこの曲がとても大好きで、ずっと2曲目ばっかり
聞いている。(ラジカセ・コンポの)リモコンで操作して2曲目
にすぐ戻してしまっている」と言っていました。この後「娘を産
んでから、より歌に心を込めて歌う様になりました。これまでの
曲も今までの心境とは違った感じで歌う様になりました」と。そ
の後、今回の浪漫舎名義でリリースされた「ピンクノイズ」につ
いて、”加藤いづみが上田ケンジの曲を歌う”という事を言って
いました。過去上田ケンジさんに作ってもらった加藤いづみの曲・
上田ケンジさんが他アーティストに提供した曲・そして今回の浪
漫舎のオリジナル曲を歌っていると言った後、次は上田ケンジさ
んがキョンキョン(小泉今日子)に提供した曲と言った後に「s
amida−rain」を。その後に「窓辺」を歌ったんですが、
「窓辺」をライブで聞いたのはこれが初めてかな?そして「FO
R YOU」を。「FOR YOU」を聞いたのは「SAD B
EAUTIEY」のライブツアー以来の様な気がする。今日の音
響のせいなのかもしれないけれど、えらいカラっとした感じの様
に聞こえてきました。この後、ちょっと長めのMCを。「sam
ida−rain」について、テレビ局で会った時にキョンキョ
ンに上田ケンジさんプロデュースでカバーさせてもらった事を報
告した時、「最高の相性」って言ってもらったみたいです。ちな
みにいづみさんは、キョンキョン主演のドラマ(「最後から二番
目の恋」)にはまっているそうです。この後久しぶりのライブツ
アーについて語っていました。ライブをするにつれて段々と皆の
性格とかが分かってくるみたいな事を言っていました。今回のラ
イブツアーは車で廻っているみたいで、いづみさんは移動中のメ
ンバーの行動をチェックしているそうです。ピアノの上田慎さん
は景色を見ながらボーっと、バイオリンの岡村美央さんはパソコ
ンを使用しながら、上田ケンジさんはパソコンでテレビ朝日系列
の人気ドラマ「相棒」を見ていたそうです。ちなみに上田ケンジ
さんは「相棒」にはまったのはつい最近だそうで、1番最初から
見ているそうです。あと楽屋で爆笑問題のポッドキャストを聞い
て大爆笑していたみたいで、いづみさんと岡林美央さんは”何騒
いでいるんだ!?”と思ったそうです。次の曲は「ふたりだけ」
この曲も「SAD BEAUTY」ツアー以来の様な気がする、
聞いたのが。そして次の曲が今日のライブで1番印象に残った&
衝撃的ですらありました。いづみさんがポニーキャニオン→VA
Pに移籍第1弾のシングル「切なく青い空のページ」だったんで
すが、確かアコースティックアルバムですよね、「ピンクノイズ」
って。オリジナルよりもえらいテンポアップしているし、やって
いる事も打ち込みを使用している部分を差し引いても、ハウス
or クラブジャズ方面のサウンドにしか聞こえないのは気のせ
い?ちょっと踊りたくなってしまいました。この後のMCで「ピ
ンクノイズ」製作秘話みたいな事をしゃべっていました。昔はと
ても大きなスタジオで製作していたのが、今回は上田ケンジさん
の自宅スタジオでアルバムを製作していたみたいです。そして今
回は他メンバーとは一切会わずにアルバムを完成させたみたいで。
テクノロジーの進化って凄いな〜。と想いながら聞いていたら、
上田ケンジさんいわく「気心知れた同士じゃないとこんな事はで
きない」と。その後に、今回のアルバムで1番大変だったのは上
田慎さんのテンポだったそうで。この後やる「水鏡」のテンポが
とてもスローだったみたい(上田慎さんは上田ケンジさんからお
おまかな曲のイメージだけ伝えられて後は自由に弾いていいと言
われていたみたいです)で、いづみさんも歌うのに苦労、岡村美
央さんも合わせるのにとても苦労したそうです。この後いづみさ
んは「このバンドの影のプロデューサーは美央ちゃん」という発
言をしていました。何でもいろいろと岡村美央さんが指摘するん
ですが、その指摘が正しいからか、いづみさんと上田ケンジさん
はそれに従っている様です。その後にいづみさんは「それにして
もウエケンはいろんな人と仕事しているよね」と。確か「ジュリー
(沢田ケンジ)とワイルドワンズとも仕事したんだよね」と。上
田ケンジさんは「この仕事をした後、ワイルドワンズの加瀬邦彦
さんと意気投合して、また”仕事できたらいいね”と言っていた
ら、ある日加瀬さんからのメールで”ももクロ(ももいろクロー
バーZ)の曲を作った”」と。この後に上田ケンジさんは「もも
クロの曲を作るという事はおじいちゃん(加瀬さんは72歳)が、
孫(ももクロは現在高校生主体)に曲を作る感じだね」と言って
いました。この後、いづみさんは「ももクロは非常に礼儀正しい」
と言った後、「せっかくウエケンと一緒にライブをしているので、
ここでウエケンのライブを皆さんに聞いてもらおうと思います」
と言った後、いづみさんはステージを去ってしまいました。この
後、上田ケンジさんのライブを。1曲目は「OK」という曲を。
個人的にはいろんなもやもややストレスを抱えていても”OK”
という風な印象を抱きました。2曲目は「かなぶん」を。この曲
は夏の熱い日の恋愛模様を描いていた様に思いました。「夢の中」
という曲を歌った後に再びいづみさんが登場。登場した後、いづ
みさんが靴が気になったという発言をしたら、上田ケンジさんは
ウッドベースを弾く時に台が思った以上に高かったみたいで、そ
のために脱いだ様です。この後、いづみさんが全体的に立ち位置
が後ろの理由を説明していました。何でもピアノの位置が動かす
事(右手後方から)が出来ないため、上田慎さんとアイコンタク
トが出来る様に全体的に立ち位置が後方だそうです。で、その後
何故か知らないけど、高橋研さんが亡くなってしまった感じのネ
タと、ステージにいる時は”俺たちは自由だ〜!!”みたいな感
じのネタをしゃべった後に、「水時計」を。この後にアルバム「
ピンクノイズ」の表題曲「ピンクノイズ」を。この曲はいづみさ
んの得意な切ない曲の様に感じました。最後の曲に行く前に、い
づみさんは「こういう形での活動を許してくれた事務所スタッフ
に感謝しています。私はウエケンの作り出す不思議な世界が大好
きで、最後にそんな曲を歌います」と言った後に「星合いの空ま
で」を。そういえば”いづみさん、この曲は結構好きだよな”と
思いながら聞いていました。
アンコールの手拍子に応えて、いづみさんが再び登場。1曲目は
上田慎さんのピアノだけで「僕の影君の影」を。「僕の影君の影」
を歌い終わった後に、上田ケンジさん・岡村美央さんも再びステー
ジに現れました。この後にアンコールの手拍子についてしゃべっ
ていました。アンコールの手拍子が微妙だとちょっと出づらいと。
その後に再びいづみさんが「ウエケンの曲をもう1曲歌わせてく
ださい」と言った後に「ミュージックライフ」という曲を歌った
後、ラストに「ピンクノイズ」を購入して下さった方にはサイン
をすると言った後に「見たい鏡」を。いづみさんはこの曲を1番
娘さんに聞かせてあげたいのかな?と聞いていて思ってしまいま
した。まるで童謡の世界を聞かせるかの様な感じで歌っていたの
が印象的でした。
久しぶりに触れたいづみさんの歌声。やっぱり私はこの人の歌声
が1番好きだなと改めて思いました。序盤が不安定なのもいづみ
さんの持ち味なのかな?なんて思ってしまったり(爆)今日のラ
イブで1番印象に残ったのは「切なく青い空のページ」でした。
正直まさかのテンポアップと書いた方が正解なのでしょうか?こ
れは早く「ピンクノイズ」を聞かなくては!!と思ってしまいま
した。あとは娘さんが産まれて、いづみさんの歌に対する意識が
変わった事でしょうか?女性アーティストは親になると世界観が
変わるというのは知っていたつもりなんですが、いづみさんは”
歌を伝える意識”が変わったんだと思ってしまいました。最後に
ですね、また近いうちに関西にライブに来てくれる事を心の底か
ら(子育て大変でしょうけど)願っています!!
加藤いづみ20周年記念ユニット
浪漫舎(Izumi Kato × Kenji Ueda)
アルバム「ピンクノイズ」発売記念ツアーライブレポ
浪漫舎(Izumi Kato × Kenji Ueda)
アルバム「ピンクノイズ」発売記念ツアーライブレポ