「想う壷音泉」ライブレポ         
「想う壷音泉」に行ってきました。このイベントはFM802
”インディーズ界の姉御”こと土井こまき清水音泉の合同イベ
ントだそうで。そのイベントに小島麻由美が出演するみたいなの
で足を運んだんですが。そしてそのイベントの開催場所が千日前
味園ユニバースだったという所も足を運んだ理由の1つなんです
が。確か前に行ったのはEGO−WRAPPIN’のカウントダ
ウンライブだった
よなと。あれからキャバレーとしての営業は終
わった様で・・・。                    

千日前味園ユニバースには本当に開演時間ギリギリについた訳な
んですが、フロアの中に入ったらキャバレー感が満載!!ここが
現役の時に来てみたかったな〜と。そして後方にあったソファー
はカウントダウンライブを観に行った時あったっけ?と普通に思
ってしまった訳なんですが。                

ライブが始まる前に土井こまきが趣旨を説明。そして後方には
M802
のDJがおすすめして本になったお店がこの日のためだ
けに出店。なんか今年はフェスな感じのライブを観に行く機会が
非常に多いなと。                     

1番目に登場してきたのは本日の私のお目当て小島麻由美。サポー
トはギター・ベース・ドラムなんですが、ベースはどこかで観た
事があるというか、あれってまじだったのね!!と。正直自分の
目で確かめるまで半信半疑だったというのが本音だったりする。
1曲目は「渚にて」に収録されている「沫になった恋」なんです
が、この曲ってCDではグループサウンズという印象があるんで
すが、なんかガレージパンクになっている気が?2曲目の「月影
のナポリ」
もなんかガレージパンク調。この後にMCで自己紹介
した後にバンド紹介なんですが、ベースはカジヒデキですか。小
島麻由美が「頼んだらやってくれたんだよね」と言ったらカジヒ
デキが「小島麻由美ファンなので」と。この後に小島麻由美が「
ブラックカジ君が凄い見たいんだけど」とみたいな事を言ったら
カジヒデキは笑っていたんですが。塚本功さんには今日は逆立ち
してギター弾くんだよねと無茶振りというか、関西を意識したボ
ケと書いた方が正解なんでしょうか?この後に「セシルのブルー
ス」
を。ちょっとテンポが遅いという印象だったかな?その後に
「ペーパームーン」を。サビのラストがガレージパンクになって
いるんですよね。そして小島麻由美の声量もそんなガレージパン
ク調なサウンドに負けていない。この後に「サスペリア」だった
んですが、イントロの部分で小島麻由美の表情が”?”な感じに。
”あれ、小島麻由美が歌詞飛んだの!?”と思ったらカジヒデキ
のベースラインが違っていたみたいで。すかさずフォローは出し
ていたんですが。この後に「茶色の小瓶」を。この曲を聞いたの
は本当に久しぶりの様な気がする。サビの部分が非常に好きです。
そして「蛇むすめ」をやった後に、塚本さんに促されて7月にリ
リリースされた「渚にて」の宣伝をした後にラストは「ひまわり」
を。サビにいくまでは塚本さんのギター1本だけだったんですが、
非常に哀愁を感じてしまいました。             

2番目に登場してきたのはOGRE YOU ASSHOLE。
3ピースだったのでロックバンドだと思っていたら、バンドサウ
ンドは祭囃子を彷彿とさせる感じの物だった事にびっくり!!そ
してそんな祭囃子的サウンドから段々とDubな色彩に変わって
いった事にとてもびっくりしてしまった訳なんですが。ちょっと
異端な感じのバンドという印象を受けました。        

3番目に登場してきたのはbonobos。印象としてはDub
を中心としたバンドというイメージだったんですが、どっちかと
いうとオーセンティックスカですか?そっち方面の楽曲をやって
きたという印象が強かったんですが。後半にMCをした後にやっ
た曲はDubな感じの色彩になっていってくれたのはとても嬉し
かったです。                       

4番目に登場してきたのはSo Meay Tears。3ピー
スにサポートにキーボードだったんですが、ドラムが歌を歌って
いた事に珍しいなと思っていたら、東京スカパラダイスオーケス
トラ
の茂木欣一・柏原譲。ベースがFISHMANSの加藤隆志。
そしてサポートのキーボードもスカパラですか。で、1番印象に
残ったのはMCだったりします。スカパラの移動中にメンバーが
「アナと雪の女王」の小咄みたいな事をしゃべっていたんですが、
これを茂木欣一はイベント名とかけてしゃべっていたのが印象的
だったりします。曲の方は「Amazing mellodis」
とかをやったりしていたけど、今日出演したバンドの中では唯一
ロックな事をしていたと思いました。            

5番目に登場してきたのは高橋幸宏 with Dr.Kyon、
高田蓮。ライブパフォーマンスは色の枯れたフォーキーなライブ
だったんですが高橋幸宏が非常に自虐的だった事にびっくりして
しまいました。人生の終わりに向かってどう着地するか?みたい
な事を目指している感じがしたというか。前向きな曲もあったけ
ど。なんかしんみりしてしまいました。           

ラストに登場したのはTHE MICETEENS。名前は知っ
ていたんですが、再結成したのは初めて知りました。ライブの方
はオーセンティックスカを中心としたパフォーマンスだったんで
すが、ライブが進むつれてオーディエンスを横乗りさせる&踊ら
せる感じになってきました。アンコールではテンポの早いスカナ
ンバーをやってきたんですが、これライブハウスとかだったらモ
ッシュ&ダイブが発生していたんだろうなと。非常に楽しいライ
ブでした。                        

今回のお目当てだった小島麻由美、本当にカジヒデキがサポート
で登場してきた以上にスタイルが所々がガレージパンクになって
いた所がとても印象に残ってしまいました。これはワンマンライ
ブの時にはどんな感じになってしまうのか!?とても楽しみだな
と。そしてTHE MICETEENSのオーセンティックスカ
なライブがとても心地良かった!!これはもうちょっとアルコー
ルが身体の中にあったらもっと楽しめただろうなと。最後にです
ね、正直土井こまきが主催しているイベントだからもっとロック
色が強いというより、小島麻由美以外はロック勢という認識だっ
たんですが、緩いというかオーセンティックスカというかレゲエ
というかそっち方面のバンドが多かったという印象が強く残って
しまったんですが、それはたまたまだったんでしょうか?