「The Time」ライブレポ       
竹中麻実子が出演するライブイベントを観に行ってきました。当
初は傳田真央が2回目の休養をするみたいなので、それに伴って
の唯一やっていなかった1stアルバムのライブツアーを休業前
にやるという事なので、それを観に行く予定だったんですが、前
売りの時点でSOLDOUT・・・。実は物凄く観に行きたかっ
たんですが・・・。どうしようかな?と思っていたら田淵ひさ子
SOLECAFEでワンマンライブをするみたいなので、それ
を観に行こうかな?とも思ったんですが、ちょうど竹中麻実子が
ライブイベントに出演するというのをキャッチしたのでそちらに
切り替えた訳なんですが。                 

今回のライブ会場は竹中麻実子といえば心斎橋ENTERなんで
すが、その心斎橋ENTERのオーナー?ですか、その方がその
関連する会社をやめられて、5月から同じ場所で違う名前でライ
ブハウスを運営するみたいなんですが、その間は移行期間みたい
で、”ex”がつくみたいなんですが、当HPではそれがややこ
しいので”ex”はつけない方針で。            

今回のライブ、オープニングアクトがあったみたいで。最初に登
場したのは咲弥。咲弥はアコースティックギターの弾き語り。ま
ず1曲目は「ストーリー」という曲を。歌詞を聞いている感じだ
と、人それぞれのストーリーを描いている感じがしたんですが。
2曲目はちょっと衝動の様なものを感じてしまいました。ここで
ちょっとした自己紹介をしていたんですが、私も3マンライブで
きる様に頑張っていきたいだったかな?そんな事を言った後に
今と昔」
という曲をやったんですが、この曲が1番印象に残った
かな?ラストに「伝えたい事」をやってライブが終わったんです
が、非常にエネルギッシュなライブだった様に思いました。  

続いて登場してきたのは竹中麻実子。サポートはおなじみの鎌野
武馬さんだったんですが、冒頭からいつもの口喧嘩といえばいい
のでしょうか?その後に「まだまだ」を歌ったんですが、なんか
良い意味で棘が取れた気がしたのは気のせいなんでしょうか?あ
と”病んでいる感”もなくなった気がするんですが?「再生」
歌った後に「HIKARI」をやったんですが、ここら辺になる
と竹中麻実子特有のソウルフルなものをとても感じてきたんです
が。この後にMCだったんですが、私はライブ活動が積極的じゃ
ないみたいな事を言った後に、半年前にCDをリリースした事に
触れて、そのレコ発ライブを1人じゃいやだ!!と駄々を捏ねて
たまたま同じ時期にCDをリリースした宮崎かなえちゃんと一緒
に合同でレコ発ライブをしたという事を言った後に、次の曲はレ
コ発ライブをした時に、お互いに曲を書いてその曲を歌ってもら
おうとした曲を歌うそうなんですが、竹中麻実子は普段の自分な
ら絶対に書かない歌詞を書いたと言った後に「当たり前の事」
歌ったんですが、歌う前に竹中麻実子が「中学生の合唱の曲」と
言っていたんですが、正直に書くとちょっと暗い気がしたんです
が?この後にもう1曲歌った後に最後の曲なんですが、最後の曲
を歌う前に自分が乳がんになった事に触れて、そこで色々と考え
ていた事を曲にしたそうなんですが、健康になって日々を過ごし
ているうちにこの曲を歌うと、闘病していた日々の事を思い出し
てくると言った後に、「例え明日がこなくても」を。この曲はこ
れまで歌ってきた曲達と色が違うなと思ってしまいました。  

次に登場してきたのは杉野淳子。1曲目は「新しい事」なんです
が、1年前観た時よりもなんか印象が違うなと思ってしまった訳
なんですが。2曲目が「虫刺され」三曲目が「ホラ吹きと嘘つき」
だったんですが、この2曲で杉野淳子特有の情念とでも書いた方
がいいのでしょうか?そういうものを感じました。次の曲に行く
前に杉野淳子は3つのコンセプトを基に曲を書いているそうです。
ここでそのコンセプトを言ったんですが、”衝動と情念と抱擁”
ですか。この3つのコンセプトを聞いて”あぁ〜”と思った訳な
んですが。日々の生活ではなかなか表す事のできない衝動と情念
を自分の曲で共感してもらって、それを吐き出した後抱擁される
様な感じだと思ったんですが、間違っているんでしょうか?この
後に「ため息の黒」という曲を歌ったんですが、このコンセプト
を聞いてから曲を聞くと確かにその通りに作られているなと思っ
てしまった訳なんですが。この後に1曲歌った後ラストの曲を歌
う訳なんですが、ラストの曲は杉野淳子の父親に向けて作った曲
だそうです。杉野淳子の父親はとても頑固な父親だそうなんです
が、去年大病(10万人に1人の)を患ってしまったそうで。病
院に入院したそうなんですが、そこで杉野淳子の父親は初めて弱
音を吐いたそうです、「夜が長い」と。そこで杉野淳子は父親を
励ますために曲を作ったと言った後に、「夜はこれから」という
曲を歌ったんですが、この曲私とても気に入りました!!ジャズ
コードに乗せて、心がウキウキする感じの曲なんですが、個人的
には”もっとこういう曲作ったらいいのに!!”と思ってしまい
ました。”明暗の暗”ばっかり作るのも悪くない(むしろ暗の曲
の方が非常に好みなんですが)と思うんですが、明るい曲を作る
事、ライブで披露する事によって自分のコンセプトとしている曲
達に深みが出てくると思う訳なんですが。          

最後に登場してきたのは荒深菜摘。1曲目は「紅い月にオレンジ」
を。なんかどっかで聞いた事のある歌声だなと思ってしまった訳
なんですが。この後2曲歌ったんですが、やっぱりどこかで聞い
た事あるよな〜と思っていた訳なんですが、「衝動」を聞いて、
”UAを彷彿とする様な歌声だな”と思った訳なんですが。前半
3曲はアコースティックギターの弾き語りだったんですが、ここ
からはキーボードの弾き語りだったんですが、その曲達を聞いて
いると”R&Bを軸にした感じ”に聞こえてしまった訳なんです
が。この後、アンコールにも応えてくれたんですが、深海に引き
づり込まれる歌声が印象的でした。             

本日のお目当ての竹中麻実子だったんですが、ライブをするのが
あまり好きではない(爆)という非常に残念な発言があった訳な
んですが、新曲とかを聞くと一時期の鬱の様な状況からは脱する
事ができたのかな?と。あとはライブが好きになってくれると嬉
しいんですが、相方(ある意味)の鎌野武馬さんのスケジュール
次第なのかな?なんて思ってしまいました。荒深菜摘はR&Bを
軸にした感じのスタイルに思えたんですが、個人的にはとても新
鮮に響きました。オープニングアクトの咲弥はエネルギッシュな
ライブパフォーマンスだった様に思いました。これから頑張って
いってもらいたいなと。最後に杉野淳子は何度も書く様なんです
が、明暗の”明”をもっと上手く使ったら”衝動と情念と抱擁”
のコントラストがくっきり浮かんでくるのかな?と思った訳なん
ですが。「夜はこれから」を聞いた限りでは何回も書く様ですが、
”こういう曲をもっと書いたらいいのに!!”と思ってしまいま
した。こういうタイプの曲が書けるんだったら、もっと作ってい
かないと非常にもったいな気がするんですが。ちなみに切なくて
救い様のない重いタイプの曲が好きな人間がこんな事書いても説
得力(爆)ないか。と思ってしまったんですが。