加藤いづみのワンマンライブに足を運びました。2枚目となるカ
バーアルバム「GIFT」のリリース記念ツアーな訳なんですが、
何故か”東京・名古屋・京都”という、いづみさんのライブツアー
では定番となりつつある”大阪外し”が今回も行われた訳なんで
すが。今回の会場は京都にある「紫明会館」という所。いづみさ
んのライブを観に行くのは1年半前観に行った時以来。京都での
ライブは夜の本気ダンスの10周年記念ワンマンライブ以来です
か。ちなみになんですが、この日はくるり主催の「京都音楽博覧
会」にNUMBER GIRLが出演だったんですが、そちらの
方はチケットはSOLDOUT。あわよくばはしごをしようと思
っていたんですけどね。タイムテーブルが直前まで発表されなか
ったので・・・。(予想通りの出演順ではあったんですが)
「紫明会館」は初めて行く所なので、事前に場所をチェック入れ
るために検索サイトに名前をかけたら「SOLE CAFE」の
HPがでてきたじゃないですか!!これは「京都府庁旧本館」で
のライブをやりたい時と同じ様に「SOLE CAFE」のオー
ナーさんが窓口になっているんだなと。ちなみに場所は京都市営
地下鉄の「鞍馬口駅」を出て、紫明通を左(ローソン側)を歩い
て行き、1番最初の信号を左に渡って5分くらい歩いた所にあります。
「紫明会館」の建物の中は、なんとなく昔の公民館なイメージと
でも書いた方が正解なんでしょうか?その中に10月から始まる
NHKの朝の連続テレビ小説「スカーレット」のポスターがあり
ました。どうやら撮影の舞台になったそうです。で、ホールの中
に入るとモダンと書いた方が正解なんでしょうか?なんとなくだ
けど”大正モダン”な印象を受けました。
そしていよいよライブがスタート。まずはサポートのバックバン
ドのメンバーが登場した後に加藤いづみが登場してきました。今
回のいづみさんの衣装は上は白、下はアルファベットのロゴが入
ったスカートでした。で、1曲目なんですがピアノの佐藤史郎さ
んだけが演奏している状態なんですが、この曲なんだっけ!?と
思いながら聞いていたんですがサビの部分で分かりました!!と
ても意外な曲でスタートしたなと。まさかの「プラネタリウム」
ですか!!それにしてもいづみさんの歌声、いつも序盤は不安定
(音程を探る様な感じ)な感じなんですが、今回は安定している!!
2曲目が「あこがれ」なんですが、なんか淡い感じの歌声という
か、世界観とでも書くべきなのか!?そんな感じがしました。3
曲目が「雨が降る靴」ですか。この曲をライブで聞いたのはもし
かして初めてなのかな?この後にMCだったんですが、「お足元
が悪い中、足を運んでくれてありがとうございます」と言った後
に前回の京都でのライブもこういう天気だったという事を言った
後に、「紫明会館」でのライブについてちょっと感想を述べてい
ました。こういう感じのライブは珍しいと。ライブ会場に入った
ら基本クローズなんだけど、こういう風に街の景色を見ながらラ
イブをするのは初めてと言っていたかな?ちなみにこういう形で
のライブはいづみさん自身がリクエストしたそうです。ちなみに
いづみさん達は名古屋でのライブが終わった後に京都にやってき
たそうで。いづみさんと高橋研さんと佐藤史郎さんは夜の伏見稲
荷に行ってきたそうなんですが、とても神秘的と言っていたかな?
翌日いづみさんは昼ごはんに京都らしいものを食べたいと思った
そうなんですが、どこもいっぱいだったので結局韓国料理を食べ
たと言った後に「坂道」だったんですが、なんか歌声が良い意味
で淡いと書いた方が正解なんでしょうか?いつもの主観的な歌い
方ではなくて、どこか一歩引いた感じの客観的な歌い方、もしく
は物語の登場人物の心情を歌っているのではなく、なんかナレー
ションを彷彿とさせる様な感じがするのは気のせいなんでしょう
か?この後に「君のこと」だったんですが、「君のこと」も淡い
感じの歌声で表現していたのが印象的でした。ここで佐藤史郎さ
んと加納義昭さんがステージから一旦引き、ステージ上にはいづ
みさんといづみさんのプロデューサーである高橋研さんだけの状
態に。ここでいづみさんが9/7にリリースした「GIFT」の
宣伝を。いづみさんいわく”今までで1番時間がかかったアルバ
ム”という事を話していました。収録曲の選定および、レコーデ
ィングに対して。収録曲に対しては高橋研さんといづみさんでそ
れぞれ案を持ち寄っていたみたいなんですが、最終的には高橋研
さんの案の方が残ったという様な事を言った後に、いづみさんは
高橋研さんに「研さんの方からも”GIFT”の宣伝をして下さ
いよ!!」と言ったら、高橋研さんが「この人は優秀なテープレ
コーダーなんですよ。さっき弾いたコードをメロディに変えてく
れるんですよ」と言ったら、その風景を実際に実演する展開にな
ってしまいいづみさんが大慌て!!急遽紙と鉛筆を持ってきても
らい、研さんがギターを弾いた後にいづみさんがメロディを歌っ
ているんですが、普通に良い曲じゃない!!と思ってしまった訳
なんですが。それはいづみさんも研さんも思ったらしく、もしか
したらこの曲は世に出るかもしれないと言った後に、「パレード」
を歌ったんですが、「パレード」は聞いた事があるんですが、誰
の曲だったっけ!?と思いながら聞いていた訳なんですが。この
後に「夜空のロックンローラ」を歌った後にMCだったんですが、
次の曲は井上陽水さんの「傘がない」という曲を歌うんですが、
どういう感じで気持ちを込めて歌うか迷っているという様な事を
言った後に「傘がない」を歌ったんですが、このあたりからいづ
みさんの歌声が情感の込もった歌声になってきた様に思いました。
「夏のクラクション」を歌った後に「好きになって、よかった」
なんですが、歌い方が初期の頃の様な感じになったのは気のせい
かな?ここで次の曲なんですが、次の曲は本来なら「GIFT」
に収録されるはずの曲だったんですが、収録できなくなってしま
った曲をやると言っていました。本来ならカバーする前にカバー
元に申請しないといけないんですが、それをスタッフが怠ってし
まったそうで・・・。出来上がってから、カバー元に申請をした
そうなんですがN,Gがでてしまったそうで・・・。カバーする
にしても自由にやってO.Kという所と、収録時間まで指定して
くる所もあるそうなんですが、次にやる曲は収録時間まで指定さ
れている曲だそうです。どんな曲をするんだ!?と思っていたら、
曲を聞いたらこれって小坂明子の「あなた」ですか!?なんか曲
の雰囲気まで大幅に変わっている気がするんですが!?これだっ
たらN.Gがでてしまっても仕方がないのかな?と思ってしまい
ました。「海岸通」をやった後に「シャンプー」と明るい曲をや
った後に「ロストチャイルド」なんですが、「Music」に収
録されている曲の中で、1番いづみさんらしさというか、切ない
曲が「ロストチャイルド」なのでとても印象に残る曲の1つな訳
なんですが。そして次の曲なんですが、この曲がこのライブの中
で1番印象に残りました!!本当に久方ぶりの「オットー動物園」
じゃないですか!!もうこの曲はやらないものだと思っていたの
で聞けてびっくり!!最後の曲に行く前にMCなんですが、雨も
上がって街も暗くなったんですが、本日はお越しいただいてあり
がとうございました。と言った後に、いづみさんは夏から秋にか
けての今の季節が好きだそうで、そんな感じの曲をやると言った
後に「さよならSummer Days」を。この曲ライブで聞
いたのってもしかして初めて!?物凄く哀愁を感じるとでも書い
た方が正解なんでしょうか?そんな物を感じました。
この後、アンコールの手拍子に応えて登場したいづみさん。まず
は旅の楽しさを歌った「旅はいいね」を歌ったんですが、多分こ
の曲はこれからのいづみさんのライブのアンコールの1曲目で必
ずやるんだろうなと。この後にいづみさんのMCなんですが、こ
のライブが終わった後、東京に戻るそうなんですが、その頃には
お弁当屋さんが閉まるので、マネージャーにお弁当を購入する様
にお願いしたそうです。その後に高橋研さんから「お前は本当に
よく食うよな」と。それに対してのいづみさんの返答は「ライブ
ツアーに出ると色々と食べたくなる」と言った後に、ここでいづ
みさんが唐突に高橋研さんに歌を歌わす展開に。明日は研さんは
大阪のバーでライブをするそうなんですが、今の所予約が6人し
かいないそうで・・・。ここで歌ったら予約が増えるかも!?と
いう事で、高橋研さん以外ステージから一旦引いた後に、高橋研
さんのライブだったんですが、何を歌うんだろう!?と思ったら
「帰れない街」ですか。この曲は高橋研さんのオリジナル曲の中
で1番好きなので聞けて嬉しい!!「帰れない街」を歌い終わっ
た後。再びいづみさん達がステージに登場。ラストは「ZERO」
で。「ZERO」で締める確率が増えてきたな〜と。
このライブで1番印象に残ったのは「オットーの動物園」をやっ
た事でした。少なくとも「オットーの動物園」をライブで聞いた
のはかなり久しぶりというか、再び高橋研さんにプロデュースし
てもらう形になってからのライブでやったのはこの日が初めての
様な気がします。正直”もうやる事はないのかな!?”と思って
いたので聞けて嬉しいです!!それ以外にも「雨が降る靴」「さ
よならSummer Days」をライブで聞けたので、正直い
づみさんのカバーアルバムリリースライブという印象があまりな
かったのが正直な気持ちかな?”めったにやらないいづみさんの
オリジナルソングを聞けた”喜びの方が嬉しかったかな?と。あ
とはいづみさんのライブと言えばの”アンコールでのオーディエ
ンスのリクエストに応える”コーナーがなかったのが意外でした。
こういうアコースティックライブでは必ずやる印象があるんです
が!?最後にですね、いつも書いている事だとは思うんですが、
どんだけ好きな音楽のジャンルが増えていったとしても、私の帰
る音楽遍歴の原点は加藤いづみなんだなと改めて思いました。
加藤いづみ
LIVE TOUR 2019「GIFT」ライブレポ
LIVE TOUR 2019「GIFT」ライブレポ