ZAZEN BOYS          
 「TOUR MATSURI SESSION」ライブレポ 
またまたZAZEN BOYSのライブに行ってきました。今回
の「MATSURI SESSION」は追加公演みたいで。そ
して今回もBIG CATでの公演。個人的にはZAZEN B
OYSは心斎橋クラブクアトロの方が似合うと思っているんです
が・・・。
今回はBIG CATに入った時、フライヤーを貰ったんですが、
そのフライヤーを見てびっくり!!9/4に大阪厚生年金会館芸
術ホール
にて落語家さんと対バンをするそうで。一瞬自分の目を
疑ってしまいました!!”何故、落語家さんなんだ!?”と。(
何年か前のカウントダウンライブに芸人さんをゲストに呼んだも
のは観に行った事がある
んですが)             

そしていよいよライブがスタートなんですが、出て来たのは向井
秀徳と吉田一郎だけ。向井が「バラードをやります」と言った後
にやったのは、「ICHIRO’S DREAM」ですか!?曲
に入る前の、吉田一郎の姿勢が向井の顔を覗き込む様な感じだっ
た事に、オーディエンスから笑い声が起きたのですが。それにし
ても吉田一郎のベース音がとてもキレが良かった事に驚いてしま
いました。「ICHIRO’S DREAM」が終わった後、吉
兼聡と松下敦が登場してきて「Idiot Funk」を。そし
て向井が挨拶した後、「Honnouji」を。この曲はいつ聞
いても踊らされてします!!本当にエキセントリックだな〜と。
次の曲は「HIMITSU GIRL’S TOP SECRE
T」
何故か分からないんだけど、「Honnouji」の後にこ
の曲を聞くと、思わず横乗りになってしまうんですが?それにし
てもラスト部分の吉兼聡のギターと松下敦のドラムの音が被さっ
た場面は非常にかっこ良かった!!その後、向井のMC。「毎度、
毎度、OSAKA CITYの皆さんライブにお越し頂いて本当
に感謝しております」と。その後、いつもの前口上を言った後、
再びライブを始めると思いきや、「OSAKA CITY、少し
文字を変えると、OSAKE CITYになります」と。その後、
オーディエンスから「少しちゃうやん」という突っ込みが入るん
ですが。その後、「後ろにバーカウンターがある・・・、か知り
ませんが、ヤクルトのカルピス割りを飲んでください」と。おぉ〜、
NUMBER GIRL時代を彷彿とさせる様なMCをした事に
感激してしまいました!!その後、「DARUMA」を。何時聞
いても変拍子フュージョンな感じがたまらない!!「TANUK
I」
は久しぶりに聞いた気がします。次の曲は「You mak
e me feel so bad」
を。今思えば初期の頃から、
こんなドス黒いファンクな曲をやっていたんだなと。こういう曲
をやるのが違うと思ったから、アヒトイナザワは脱退してしまっ
んでしょうけど。そして「こんな熱くて寝苦しい夜は”安眠棒
で安らかにお眠りください」と言った後に「安眠棒」を。「安眠
棒」
は、この間のライブからドラムのキックがいわゆる四つ打ち
になっている感じが?なんかディスコチック!!ここで再び向井
のMC。またまたOSAKE CITY(以後これを連発)と言
った後、「OSAKE CITYの皆様方は直接的なコミュニケー
ションを取りたがる」と。これが非常にダメージにくると。あと
ホテルで関西のテレビ番組を見ると、”関西に来たんだな”と思
うんですが、この頃は東京の方でも関西の番組(向井いわく、
売テレビ系列
の”ミヤネ屋”以外もやっているそうで)も放映さ
れているそうで。昼のワイドショーは視聴率が取れないそうで、
それだったら関西の番組を流そうと。これからはそういう風にな
るのでは!?という事を妄想してみましたと言っていました。そ
の後、「宮根(誠司)さん?寝起きであの人の顔を見ると、非常
にダメージを受けます。そんな時は取り溜めていたNHKの”
界ふれあい街歩き
”を見ます」と。街行く人に話しかけたりして
いるんですが、これが本当に歩いている感覚になるみたいです。
ナレーターには、矢崎滋さん「北の国から」の蛍役でおなじみ
中島朋子さんがやっているんですが、山本太郎さんがナレーシ
ョンの時は「ダメージを受ける(関西弁なので)」ので、見るの
をやめるみたいです。それにしても向井がこんなにもMCをする
のを見るのは久しぶりな気がします。その後「MABOROSH
I IN MY BLOOD」「IKASAMA LOVE」

やった後、「Asobi」を。この曲本当に1回でいいから密室
感漂うクラブで聞いてみたいなと!!そこで狂った様に踊り狂い
たい!!次は「I Don’t Wanna be With 
You」
をやるのかな?と思ったら、向井が「ここで久しぶりに
MATSURI FREE SESSIONを行いたいと思いま
す」と。「バンドの息を合わせるために練習をするんですが、楽
屋とか音が出せない場所では口でやったりします。こないだのラ
イブで始まってすぐに電源が落ちてしまって楽器が使えない状態
になったため、急遽口だけで”安眠棒”をやって対処したんです
が。そういう時にも約に立つのがMATSURI FREE S
ESSION
なんですが」と。その後向井が「ここで実演します」
と言った後に、吉田一郎と吉兼聡が楽器を置いて向井の方を注目。
MATSURI FREE SESSION”を行う前に向井
が訓示を。聞こえてきた範囲では、”事務的に・家族に見つから
ない様に・1991年のパリでの下積み時代を思い出しながら”
だったかな?その後に、”MATSURI FREE SESS
ION
”が始まった訳なんですが、まずは口だけだったんですが
オーディエンスが大爆笑!!文章では表せないくらいのすさまじ
いSESSIONでした。特に吉兼聡は向井に思いっきり振られ
る振られる!!すべてをさらけだしているかの様に。大爆笑させ
られたのと同時に、ここまで真剣にやっているからこそだとも思
ったんですが。しばらく口でやった後、全員が楽器をもって演奏
を。最初はZAZEN BOYS特有の変拍子サウンドはここか
ら産まれてくるんだ!!と思ったんですが、段々と聞いていくう
ちに4つの楽器の方向が逆向きになっていて、まったく混じり合
う事がない不協和音を奏でていました。ここからどうなるのかな?
と思ったら、ベースが母体になり、それに合わせるかの様に段々
と1つのロックサウンドになっていったのには、ちょっと感動し
てしまいました。その後、向井はギター→キーボードにチェンジ。
今度はダンスサウンド(何故か向井のキーボードの音色は琴だっ
たんですが)を奏でていました。これはびっくり!!最初の方は
大爆笑ショーだったけど、最後の方はちゃんとセッションになっ
ていました!!その後、「KIMOCHI」を。さっきの”MA
TSURI FREE SESSION
”がいろんな意味で、Z
AZEN BOYSの”KIMOCHI”なんだろうなと。あと
ラスト部分の楽器をかき鳴らした後に「COLD BEAT」
行った所はとてもかっこ良かった!!その後の「FRIDAY 
NIGHT」
では向井はキーボードを高く上げていました!!向
井ってあんな事する人だったっけ?と。ちょっとびっくり!!最
後の曲に行く前に、フライヤーに入っていた9/4に行われる
マツリセッション独演会」
についての説明へ。「立川志らく師匠
は落語の中でも異端とされる立川流の中でもさらに異端な落語家
で、我々はそこにシンパシーを感じ、対バンを申し出た」と言っ
ていた記憶が?そしてこのライブはZAZEN BOYS初のシ
ッティングライブと言っていたんですが、確か去年の河内長野ラ
ブリーホールでシッティングライブが行われたはず
なんですが?
その後、向井が「私ならホールの席に座らず、自分の見たい位置
で係員さんに”椅子持って来て”と言ってそこで見るんですけど
ね」と言ったら、だだすべり・・・。ラストは「自問自答」に変
わる定番になりましたね。「RIFF MAN」を。この曲やっ
たらラストなんだなと思ってしまう自分がいる事に驚きです。 

アンコール1曲目は「I Don’t Wanna be Wi
th You(The Drifting)」
を。この曲をアン
コールでやるんですね!!今日は本編でやらなかったのでやらな
いものだと思っていたら・・・。アンコールがとても似合わない
曲の様に思ってしまった訳なんですが・・・。ラストは「Sab
aku」
を。高揚感のある哀愁感とでも言えばいいのか?向井秀
徳の年輪を感じさせる歌声がそうさせているのか分からないんで
すが、非常に味のある曲になっていた様に思いました。    

今日のライブで1番印象に残った事は、”MATSURI FR
EE SESSION
”でした。最初は大爆笑ものだったんです
が、段々とZAZEN BOYSというバンドの凄みを感じさせ
られる物になっていた事に非常に驚いてしまいました!!驚いて
しまったと言えば、久々に向井のMCを楽しめた事!!こんなに
向井がしゃべったのは何時以来だ!?と思わず自問自答したくな
るくらいでした。最後に9/4の立川志らくとの対バン(と書い
ていいのか!?)がどんな感じになるか、想像できません・・・。