今年1発目のライブイベントは、まさかのロックイベントでした。
フォトグラファーの橋本塁さんが主催する「SOUND SHO
OTER」というイベントに。何故観に行くのか?というとチャ
ットモンチーが出演するからなんですが。で、チャットモンチー
がBIG CATでライブをするのを観るのは「若若男女サマー
ツアー」以来ですか?チャットモンチーをBIG CATで観れ
る機会はそうないので楽しみにして足を運びました。
BIG CATの中に入ったら、既に大型のコインロッカーはす
べて埋まっていました・・・。今回も年末のZAZEN BOY
Sと同じ様に荷物を持ってライブ参戦という残念な結果に・・・。
ライブフロアに入るとスクリーンが出ていて写真が流れていまし
た。これはなかなか良い企画です。
いよいよライブの開演時間になった頃、このライブイベントの主
催者である橋本塁さんが登場。このライブイベントは元々東京で
やっていたそうで、今回大阪で開催されるのは2回目だという事
をお話されていました。それにしても橋本塁さんって、m−fl
oのVARVALに風貌が似ている様に思いました。フォトグラ
ファーだから、もっとお年を召された方というイメージがあったので。
この後、橋本塁さんは1番最初に登場するバンドを紹介していま
した。なんでも最初は弾き語りでのオファーをしたそうなんです
が、バンドでの新たなプロジェクトを行っているらしく、それだ
ったらバンドの方でオファーをしたら、サポートメンバーのスケ
ジュールも上手い事合ったみたいなので、バンドで出演する事に
なった様です。
1番目に登場したのはTHE Yasuno N°5 Grou
p。HAWAIAN 6のユウタのソロプロジェクトだそうです。
HAWAIAN 6は名前だけは知っていたんですが。ライブの
方はというと、オルタナなエモコアとでも書けばいいのでしょう
か?とてもヘビーな音像をオーディエンスに叩き付けている気が
しました。終盤の方で唯一のMCがあったんですが、そこで「急
にバンドで出演する事が決まり、この後の予定はまったくないん
ですが・・・。」という事をしゃべったら、あるオーディエンス
が「ユウタがしゃべった!!」と、とてもはしゃいでいたのが印
象的でした。ちなみにそれに対する友人の突っ込みもとても素敵
だったんですけどね。「”クララが立った”みたいな言い方する
な」と。座布団1枚級です。
セットチェンジの間も、スクリーンが降りてきて橋本塁さんが撮
影した写真が映し出されていました。で、そのスクリーンに映し
出された写真を見て次誰が登場するのか?分かってしまう訳なん
ですが。セットチェンジがほぼ終わりかけた頃、再び橋本塁さん
が登場。次のバンドの紹介をしていました。次のバンドはあんま
りロックが好きではない橋本塁さんの奥さんがはまったバンドだ
そうです。そんな奥さんのためにそのバンドを呼んだみたいなん
ですが、あいにくその当日は奥さんはお仕事だったそうで・・・。
次に登場してきたのは8otto。8ottoを観るのは「MI
NAMI WHEEL」以来になりますか。最初ドラムのマイク
チェックの「check one,two」という言葉が、めっ
ちゃcoolだと思ってしまいました。久しぶりに観た8ott
oはダンスロックというかファンクな香りが漂うバンドになった
感じがしました。あとベースのキャイ〜ンの天野君似の髪が金髪
になっていた所とブイブイとエッジが立っていたベースラインと、
ドラムの方が2回程客席にダイブした所がとても印象的でした。
MCの方では、そのドラムが「いつものライブとは違う長めの拍
手に暖かさを感じました」と言っていたのが心に残りました。8
ottoは3/9にアルバム「ASHES TO ASHES」
をリリースするみたいです。
3番目に登場してきたのはASPARAGUS。名前だけは知っ
ているんですよ!!去年惜しくも解散してしまったBEAT C
RUSADERSと盟友&渡邊忍が木村カエラの楽曲プロデュー
ス・ライブでのサポートをやっている事は。音自体聞くのが初め
てなので、とても楽しみにしていたんですが。ASPARAGU
Sは3ピースバンド。で、ステージに現れてライブが始まるまで
は、ギターロック系の3ピースバンドだと思っていたんですが、
ライブが始まってびっくり!!メロコアだったんですね。ちなみ
にメロコア自体観るのも久しぶりだったんですが。とてもかっこ
良いサウンドを奏でていたので、”メロコア系な対バンイベント
だったら、ダイバーの皆さんが総攻撃しちゃうんだろうな”と思
っていたら、ダイブする人間が現れた事にびっくりしてしまいま
した!!その光景を見た途端、大型のコインロッカーが空いてい
なかった事をとても悔いてしまった訳なんですが・・・。で、そ
んな風景が繰り広げられた後MCなんですが、さっきかっこよく
オーディエンスを煽っていた人とは思えないくらいおじさん臭い
(爆)このライブの主催者である橋本塁さんにお礼を言った後、
今日は初めて会う人が多いと言った後、初めて会う人に対しては
会釈ですべてを語ってしまうと言っていました。初めて会う人が
かっこいい靴をはいていても、もしその人があんまり気に入って
いなければどうしようと思うらしく、そのかっこいい靴の事を会
釈で”かっこいい”と表現してしまうそうです。この後、渡邊忍
はアコースティックギターに変えて曲を演奏していたんですが、
アコースティックギターを使っての曲はカントリー調になるんだ
なと思ってしまいました。最後の曲に行く前に告知をしていまし
た。明日梅田Shangri−Laで渡邊忍がアコースティック
ギターの弾き語りライブをする事。4/17にBIG CATの
近くに新しく出来るPangeaというライブハウスでワンマン
ライブを。その翌日の4/18の神戸にある太陽と虎というライ
ブハウスで対バンイベントに出演するそうです。この後2曲やっ
たんですが、ダイバーが総攻撃を仕掛けていたのがとても印象的でした。
このライブイベントのトリを飾るのがチャットモンチーなんです
が、今まで出演してきたバンドの面々を振り返ると”えらいコア
なバンド”ばっかりの様な気がするんですが。というより、何故
チャットモンチーに出演依頼したんだ!?と思っていたら、橋本
塁さんの紹介の時、福岡晃子と洋服ブランド「STINGRAY」
を展開しているそうで。その「STINGRAY」枠だそうです。
ただ橋本塁さんはチャットモンチーはオルタナが入っている所が
好みなんですが、と言った所は私は激しく同意なんですが。あと
チャットモンチーがこういうバンドと対バンしたらどんな感じに
なるか観てみたかったと言った時は”この人、ハードSだ”と思
ってしまいました。
最後に登場してきたのはチャットモンチー。こういう雰囲気なラ
イブイベントにどういった感じで臨むのか?と思ってこちらも軽
く身構えてライブに臨んだ訳なんですが。1曲目は「ここだけの
話し」とても多幸感溢れるオーラを3人から感じた事に自分自身
ちょっとびっくりしてしまった訳なんですが。2曲目が「Las
t Love Letter」この曲はイントロの福岡晃子のベー
スがブイブイいっている所がいいです。次の曲は3/23にリリー
スされるアルバム「YOU MORE」から「少年のジャンプ」
という曲を。いわゆるステージの上で輝いているスターに憧れて
いる少年の心情を描いている曲の様に思うんですが、この曲はや
りこんでいったらライブで盛り上がっていく曲になるだろうと思
うし、キラーチューンになっていくと思います。サビの部分の高
揚感が良いです。この後、福岡晃子が挨拶した後、高橋久美子が
「みんな盛り上がっていこう」と言った後に、「次にやる曲は落
ち着いた曲をやるんですけど」というちょっとオチがついてしま
った感じの事を言った後に「染まるよ」を。次の曲は「バスロマ
ンス」そういえばラストのアウトロの部分、橋本絵莉子と福岡晃
子が対面に向き合っておじぎをするダンス?みたいな事を今回は
やらなかった気が?この後、改めて福岡晃子が挨拶&橋本塁さん
にこのライブイベントに呼んでくれた事にお礼を言った後、一緒
に共演したいバンドさんと共演できて嬉しいと言っていました。
その後に、橋本塁さんと一緒にやっている洋服ブランド「STI
NGRAY」についてしゃべっていました。福岡晃子はダメ出し
担当だそうで。実際にいろいろと動いているのは橋本塁さんとい
う様な事をしゃべっていました。この後、福岡晃子が橋本絵莉子
に、「えっちゃんは塁さんと兄弟という噂があるんだけど」とい
う振りをしたら橋本絵莉子は「この業界で”橋本”という性の人
って、あまりおらんから他人とは思えない」と言った後、他にも
いろいろしゃべりたい事があったみたいなんですが、上手くまと
められないみたいだったので、途中でしゃべるのを放棄してしま
いました。この後普段「STINGRAY」の仕事をしていない?
福岡晃子がここで「STINGRAY」の宣伝をするために、2
人に話しを振ったら、橋本絵莉子は「私はいつもは幅の小さい(
ギターの)ストラップをしているんですが、今回せっかくだから
幅の広いストラップをつけてライブをしているんですよ。いつも
はライブをやっていると肩こりがひどくなってしまうんですが。
この幅の広いストラップをつけてライブをすると、肩こりがしな
い事にびっくりした」と、まるで通販番組みたいな事を言ってい
るなと思っていたら、福岡晃子も同じ様な事を言っていました。
この後、高橋久美子に話しを振ったら「私はドラムなのでストラ
ップはしていないんですが・・・。」と言った後に、「せっかく
なのでここで大喜利(謎掛け)をしたいと思います」と言ったら、
福岡晃子が「いつも微妙な空気になっているんだけど大丈夫」と
言ったら、高橋久美子は「今回のは自信があると」言っていまし
た。で、その謎掛けは「橋本塁さんとかけまして、怒った九州の
人と説く。その心は?”しゃーしんか〜(写真家)」だそうで。
福岡晃子も言っていたけど、一気に微妙な雰囲気になってしまい
ました。で、その中に九州出身のオーディエンスがいたみたいで、
その謎掛けに「九州の人はそんな事言わない」とぶちぎれてしま
いました。どうやら九州の人はすべての地域でそんな事は言わな
い(ちなみに”しゃーしんか”というのは”うるさい”という意
味だそうです)みたいで。で、その後その怒ったオーディエンス
にどこ出身と”うるさい”を九州弁で何というか?みたいな質問
をしたら佐賀出身で「せからしか」と言っていました。そういえ
ばZAZEN BOYSで「SEKARASIKA」(向井秀徳
は佐賀出身だった)という曲があったなと。その後、高橋久美子
が”しゃーしんか”という言葉を使っている九州出身の方を探し
ていたら、大分出身の方が”しゃーしんか”という言葉を使って
いるという同意をした意見を言ったオーディエンスがいたみたい
で。高橋久美子は次この謎掛けを使う時は大分出身というみたい
な事を言っていました。この後に福岡晃子が「YOU MORE」
の宣伝をした後、次の曲は「YOU MORE」の1番最初に収
録される曲をやると。その曲に行く前に高橋久美子が「私の経験
上、ボーっと突っ立っているよりかは、乗ってみた方が腰に負担
がかからなくていいですよ」と言ったんですが、前方はそんな雰
囲気だったんですが?で、この高橋久美子の発言のせい?で、最
後の方でまさかの展開が待ち受けていたんですが。次の曲は「バー
スデーケーキの上を歩いて帰った」を。物凄い多幸感溢れる感じ
の曲とでも書いた方が正しいのでしょうか?「バスロマンス」と
はまた違った感じのと書いた方が正しいのかもしれない。その後
に久しぶりにライブで聞いた気がする「恋愛スピリッツ」を。や
はりイントロの部分は橋本絵莉子の歌声だけの方が合っている感
じがします。最後の曲は「風吹けば恋」だったんですが、この曲
はアップテンポで盛り上がる曲だとは思うし、このライブイベン
トの性質上な部分な要素もあるとは思うんですが、まさかチャッ
トモンチーでダイブをする強者が登場するとは思わなかった。
ライブイベントだからアンコールはないと思っていたら、アンコー
ルやるんですね!!アンコールの曲は橋本絵莉子いわく「往年の
ヒット曲」な「シャングリラ」だったんですが、まさかこの「シ
ャングリラ」でもダイブする人が出てくるとは思わなかった!!
こんなシーンはワンマンライブでは見られないんだろうな。
最後に再び橋本塁さんが登場して、出演してくれた各バンドにお
礼を言った後、明日から始まる写真展の告知と、梅田Shang
ri−Laでのライブの告知をして、このライブは終了しました。
1番印象に残ったのはASPARAGUSでした。久しぶりに体
感したメロコアだったんですがとても良かった!!身体の中から
衝動が沸き立つというか。そしてそんなASPARAGUSの熱
気の恩恵を受けたチャットモンチーだったんですが、”多幸感”
と言った感じの印象を受けたライブでした。自分の中の幸せな気
持ちを身体の外にまき散らしている感じというか。チャットモン
チーのライブでは今までそんな物はまったく感じなかったんです
が、初めて”女らしさ”というものをチャットモンチーのライブ
で感じてしまいました。あとはチャットモンチーの曲でダイブで
すか。こういうライブイベントに出演するなら、「夕日哀愁風車」
とか「真夜中遊園地」をやった方が良かったかな?と思いました。
これらの曲ならダイバー総攻撃な感じになったかな?と思ったん
ですが。久しぶりに観た対バンイべント、非常に楽しかったです!!
ロック方面のライブイベントには滅多に行かない人間なので。正
直次何時行く事になるのか?まったく分からないんですが。最後
にダイブやりたかった・・・。
橋本塁 presents LIVE EVENT
「SOUND SHOOTER Vol.6」ライブレポ
「SOUND SHOOTER Vol.6」ライブレポ