久々に石野田奈津代のライブを観に行きました。ライブとしては
7月の阪急西宮ガーデンズ・ワンマンライブとしては4月のcl
ub☆jungle以来となりますか。去年の8月かな?しばら
くいろんな物をインプットするため”自分発信のライブは休止す
る”という記事がblogに掲載されたので、”これは来年(2
011年)は、ライブイベントで観れたらラッキーぐらいに思わ
ないと”と思っていたら、思っている以上に早く”自分発信のラ
イブを再開する”事にちょっとびっくり!!それ以上に結果論な
のかもしれないんですが、こんなにも早く再開するなら別に記事
にして発表しなくても・・・。と思ってしまったんですが。
今回のライブは3種類あって、今日私が足を運ぶのは”若葉のう
た”というコンセプトを持ったライブ。あまりライブでは歌って
いない&新曲を中心のライブになるそうです。
今回はきちんと開場時間にやってきた(事前に予約して)訳なん
ですが、SOLE CAFEの中に入った後、この間の堀下さゆ
りの時には断念した「生ハムのサンドウイッチ」(500円)を
注文しました。で、そんな念願叶った「生ハムのサンドウイッチ」
なんですが、ちょっと提供(これはテーブルがないから仕方ない
けれど)の仕方が・・・。切り分けられたタイプではなく、食パ
ン2枚を被せて、そのまんま紙袋に入れられての提供だったんで
すが。まずは生ハムが1枚というのはちょっと残念だったなと・・・。
もっと生ハムが!!と思った私が贅沢ものなんでしょうね。パン
自体は美味しかったですよ!!小麦の甘さとでも書けばいいので
しょうか?そんな感じの印象を持ったので。ただ食べて行くうち
にマスタードマヨネーズの味がきつくなっていってしまったんで
すが・・・。
そしてなつが登場してきました。今日の衣装は下は分からなかっ
た・・・。上は黒のインナーと白地に青い鳥(つばめ)の模様が
入った服を着ていました。1曲目は「血〜きずな〜」とでも書け
ばいいのかな?最初はどんな汚い手段を使っても好きな人を守っ
てみせる!!みたいな感じの曲の様に思ったんですが、なつの説
明では、東京本土の高校に行きたいと言ったなつに対して親が”
自分の好きな様にしなさい”といった感じの、どこにいっても親
は自分自身の事を見守っていてくれているみたいな感じの曲だっ
たそうです。この後にMCで挨拶をした後、なつが「今日初めて
ライブに来た人?」と尋ねたら3人程いました。その後に、「東
京・名古屋・そして今日の京都で3日目なんですが、京都寒いで
すね。雪が降っているのにびっくりしてしまいました」と言った
後、今日の「若葉のうた」のコンセプトを言った後、次の曲を。
「手」はいつまでも好きな人と手を繋いでいたいみたいな感じの
曲の様に思いました。「ハレー彗星」は、まだひらがな時代の時
に名前を聞いた事がある曲だなと。えらい衝動がありまくりな感
じの曲の様に思ったんですが。ラストの部分の「Yeah」をひ
たすら歌っている部分に”ROCK”な印象を受けてしまいまし
た。「どろぼう」は、最初は加藤いづみの「もうすこしお金持ち
だったら」な感じの様に思っていたら、サビの部分の歌詞を聞く
と、どんなにお金を積まれても私の心・想いはそんな物じゃ売れ
ないみたいな感じの事を歌っている様に思ったんですが。ここで
なつはギターからキーボードへ。次の曲は「笑顔」という曲を。
この曲で少し涙が出そうになってしまいました。”笑顔”という
曲で切ない気持ちになるなんて・・・。笑顔の裏に隠された切な
い気持ち・他人のために一生懸命作っている様に思えたので。そ
れにしてもなつの曲って、タイトルとは真逆な内容の曲が多いな〜
と改めて思ってしまいました。この後、なつが「笑顔」の曲説明
を。この曲は2001年頃作られたらしく、この曲を聞いたファ
ンの感想は”なっちゃんの笑顔って、無理して作っていたんだね」
だそうで。曲を聞いた感想は人それぞれみたいな事を言っていま
した。次は恋愛の曲を歌うそうです。「至近距離」という曲を。
こちらも2001年頃作られたそうです。好きな人に対する衝動
というか、ドキドキ感とでも書けばいいのでしょうか?そんな物
を感じました。個人的には「このドキドキは3階を一気に駆け上
がったからではない」という歌詞がとても好きです。その後に「
この曲を書いて10年後の気持ちです」と言った後に「はななり」
を。この曲はいつ聞いても良いです。ここ最近のなつの曲でも1
番と言ってもいいくらいに。そういえば室内でこの曲を聞いたの
は実は初めてだったりします。この後に「はななり」という言葉
の意味をしゃべっていました。いわゆる京言葉で”はんなり”と
いう意味だそうで。その後になつは京都にはゆかりがあるという
事をしゃべっていました。2008年の「クローバー」リリース
に伴って1400台あるうちの4台だけある”四つ葉のタクシー”
のうちの1台を”724クローバー号”に改造して1ヶ月程運行
した事をしゃべっていました。その後に次にやる曲は「クローバー」
ではないんですけどね。というオチを言っていましたけど。次に
やる曲は新曲だそうです。なつは11月から岡山でホームステイ
をしていたらしく、そのホームステイをしている時に曲を作って
いたそうです。で、そういう事をしゃべっていたら、ふとライブ
をしたのが半年振りだという事に気づいたという事をしゃべって
いました。ここでなつは再びキーボード→ギターへ。そしてその
曲をやったんですが、最初聞いた時はいわゆる路上系・GIRL
POPによくありがちな”背中押します系”の曲に聞こえたんで
すが、サビの部分の歌詞を聞くと”人生の応援歌”の様な感じに
思えてきました。”どんな道だろうと自分の信じた道を突き進め”
と歌っている様に思いました。その後に「なにもない」を。この
曲は久しぶりに聞いた。この曲は「わたしのうた」のリリースに
伴ってのスピカ☆レコードでのインストアライブでも歌われてい
なかった記憶が?まさかこのタイミングでこの曲を歌うとは思わ
なかったので非常にびっくりしてしまいました。この後、なつは
「なにもない」について話していました。「私はひらがな表記時
代(いしのだなつよ)にアルバム1枚とシングル4枚リリースし
たんですが、2000年にレコード会社を契約満了になってしま
って、その後も音楽活動はしていたんですが、なかなかCDとか
に作品を残せる機会に恵まれなかったんですが・・・。2005
年に自分の作りたい作品を残したいというある意味”遺作”とい
った感じでタイトルも”わたしのうた”という題名にしたんです
が」と言った後に、「私の音楽製作の仕方は、カセットデッキで
その時思い浮かんだ物を録音していって、その録音した物を聞い
ていき、その後これは”違うな”と思ったら、歌詞を付け加えた
り足していったりしていっています。私のファンの方ならお気づ
きだとは思うんですが、”60億分の1”や”春空−ハルソラ−”
は歌詞が変わっています。歌詞って生きていると思うんです。そ
の時、その時の風景・心情によって」と言った後、「この曲に関
しては珍しく、何も付け加えないまま完成した作品です。この曲
は”わたしのうた”が最後のアルバムだと思ったから、”作りた
いものを作る”という事に拘って作ったので、スタッフとも衝突
があったんですが。で、家に帰った時スタッフと衝突した事を思
い出して、”何で私は何も出来ないんだ”という風に想い、涙を
流しながら作った曲です。この曲は配信限定で”号泣編”がある
ので、もし宜しければダウンロードしてみて下さい」と言ってい
ました。その後次にやる曲について話していました。「いつもは
自分自身の目線で曲を書いているんですが、次にやる曲は他人か
ら見た目線の曲を歌おうと思います。私は歌を歌うのと同じくら
い、絵を描く事や写真を撮るのが好きなんですが、その個展を2
回開催した事があります。個展で高いギターにペイントしたりし
ていたんですが。そこからインスパイアされた物を曲にしました。
2歳児の目線から描いた曲です。結構大人にも通ずるものがある
と思います」と言った後に、「ひとりたび」を。いわゆる自分の
やりたい事があっても親に”こうしなさい、ああしなさい”と言
われて反発し、小さな大冒険を敢行してしまうんですが、ちょっ
と困った事があると急に親の温もりが恋しくなってしまい、親を
探してしまう感じの曲の様に思ったんですが。次の曲は「152.
5センチ」という、なつ自身の目で今まで見て来たいろんな物を
描いている曲の様に思いました。そしてこの後、また新曲を。「
天使を探しに行こう」という歌詞と、なつの歌い方がとても優し
いタッチだったので、文部科学省の要請で行った芸術表現体験で
の経験がなつにも良い方向にフィードバックされているんだなと
思ったら、その後のMCで「私はここ数年、明日の事、1週間後
の事を考えて行動しているんですが、ここ最近別に過去の事を振
り返って行動しても別にいいじゃないか?と思える様になってき
た」と発言していました。次の曲がラストだそうなんですが、次
の曲も新曲だそうです。この新曲は1年前に既に完成していて「
はななり」に収録予定だったそうなんですが、「はななり」収録
中になつは三十路を迎えて、その時に作り出来上がった「30」
という曲を”今収録しなければいつ収録するんだ!?”という事
で、この曲は「はななり」の中に収録されなかった様です。いつ
か機会があれば収録すると言っていました。最後の曲は「ポロリ」
社会や学校で起きる理不尽な事に対して、我慢するというかグッ
とこらえるという風景が頭の中に浮かびました。
アンコールはまずグッズの宣伝から。その中でもなつの一押しは
風呂桶だそうで。銭湯の桶は底に”ケロリン”という言葉が書か
れているそうで、なつが製作する風呂桶の底にもそんな言葉(”
ケロリン桶”を作っている会社に製作以来したそうです)を入れ
る事を決意したそうです。で、なんの言葉を入れるか?「春空−
ハルソラ−」「はななり」等からいろいろと検討した結果、”ナ
ツヨン”という言葉を入れた風呂桶を製作したそうです。そして
なつはその”ナツヨン桶”を持って銭湯に行く事が夢だそうで。
帰りにこんな事を言われてみたいそうです。「番頭さん:お客さ
んうちに”ケロリン桶”持って帰らないで下さい!!なつ:これ
”ナツヨン(桶)”ですけど」と言ったら、大爆笑が起きていま
した。この他にもお風呂でも貼れる富士山の絵柄が入ったポスター
も製作した様で。で、なつは名古屋でのライブの時、「銭湯には
富士山の絵が常識ですよね」みたいな事を言ったら、名古屋のオー
ディエンスは「???」だったそうで。その事に疑問を感じてし
まったなつは京都に来た時、”京都の銭湯事情”を調査した様で。
その結果、銭湯に富士山の絵が描かれている所は少数だと判明し
てしまった様で。そういえば私も銭湯で富士山の絵にお目にかか
った事はない(あんまり行った事ないけど)なと。この後、初め
て来たオーディエンスに「初めてなので一杯予習して来たと思わ
れるんですが、その中からの曲をほとんどやらずに申し訳ありま
せん」と。その後「私も好きなアーティストのライブを観に行っ
た時、好きな曲をやらなかったらガクっとくる」みたいな事を言
った後、「初めて来た人と、今日は女性が少ないみたいなので女
性の方も何かリクエストがあればそれに応えます」と言ったんで
すが、初めて来られたであろうオーディエンスからは特に声は挙
がらず。それを見てか女性のオーディエンスは「私は初めてじゃ
ないんですけど”?”を」と言った瞬間、なつが急に慌て出しま
した。はっきり言って想定外なリアクションを。明らかにオーデ
ィエンスに助けを求めている様なあの感じとでも書けばいいので
しょうか?他のオーディエンスもそんなあたふたしちゃったなつ
を助けたい想いがあるとは思うんですが、なつ自身がリクエスト
したい人間を限定してしまったためにどうする事も出来ず・・・。
なのでなつ自ら”helpビーム”を出しながら、初めて来たオー
ディエンスに「”?”でいいんですね?」と強く問いかけた結果、
初めて来たオーディエンスも同意してしまったため、「?」で確
定してしまいました。この後、どうするのかな?と思いながら見
ているとチューニングをしながらなつがMCを。「この曲は”き
みのうた”の時のライブツアーで1回歌ったくらい」と言った後
に「この曲は秋葉原での殺人事件をテレビで見た時に衝撃を受け
て作りました」だったかな?そんな事を言った後に歌った「?」
なんですが、歌い終わった後、なつはいっぱい間違えてしまった
と言っていたんですが、どこ間違えたか全然分からなかった・・・。
でもよく歌い切ったと思います!!加藤いづみの場合、無理があ
ったら歌えないか、私は大丈夫だけど(高橋)研さんが・・・。
と言ってしまうので。その後に「この曲のお陰でいろいろな人に
出会いました」と言った後に「春空−ハルソラ−」を。最後の曲
に行く前に7月にまた京都でライブをするという事を言っていま
した。日程はまだ決まっていないんですが、京都府庁旧本館正庁
でライブをするそうです。シャンデリア等があってきらびやかな
所だそうで。そのライブ実現のためにSOLE CAFEのオー
ナー夫妻もいろいろと動いているそうです。「最後の曲はCDに
収録されている曲を」と言った後に「いっしょにかえろう」を。
まさかひらがな表記時代の曲をやるとは思わなかった。ラストの
曲にはふさわしいんですが。「いっしょにかえろう」を歌い終わ
った後、なつからお願い事が。「若葉色をしているアンケート用
紙があります。そこに今日のライブの感想を書いてくれると嬉し
いです。私にとってのアンケートはただ単にデータ収集ではなく、
皆さんからのラブレターだと思っているので。ご協力宜しくお願
いします」と言われました。
この後、アンケートを書いた後ショッキングピンクのダウンコー
トを着たなつと握手させていただきました!!本当はいろいろと
ライブの感想を言いたかったんですが、SOLE CAFEから
自宅は非常に遠いので、「大阪でのライブも楽しみにしています」
としか言えなかった・・・。すいません。
ライブの感想は、ほぼ全編に渡って未発表曲というかCDや配信
されていない曲だったという事にびっくりしてしまいました。こ
のライブに臨む前までは、”普段ライブでやっていない曲が大半
で、残り1/3が未発表曲&新曲”なんだろうなと思っていたの
で。印象に残った曲は「笑顔」と未発表曲の”人生の応援歌”み
たいな歌でした。「笑顔」はなつ特有のタイトルとは裏腹な感じ
の曲調。そして”人生の応援歌”みたいな歌は、なつもこんな曲
を書く様になったかという所でしょうか?次は待望の銭湯ライブ!!
1回体験してみたかったという想いがあるので。果たしてどんな
感じになるのでしょうか?
石野田奈津代
石野田奈津代ワンマンライブ「若葉のうた」ライブレポ
石野田奈津代ワンマンライブ「若葉のうた」ライブレポ