2日目はほぼ心斎橋(EAST)エリアにいる事に。ずっと心斎
橋エリアにいるという事は今回が初めての様な気がする。
まず最初はアリルを観に南船場にあるOSAKA RUIDOに
行く事に。アリルはその昔RYUKYUDISCOの「夢のFU
TURE」でfeat.されていたKOTOMIみたいで。あれ
からどこ行ったんだろう?と、ずっと思っていたので、非常に楽
しみにして足を運びました。
まず1曲目は「Myself」という曲を。この曲は産まれた故
郷を離れて自分の夢に向かって頑張って行くみたいな歌詞の様に
思いました。2曲目はラヴァーズレゲエな感じの曲かな?そんな
風に思いました。ここでアリルがご挨拶を。この後、「今、この
時間から”MINAMI WHEEL”に参加しているという事
は皆さんはとても優秀な人。という様な事を言った後、次の曲へ。
この曲はR&Bな感じの曲調なんだけど、ここまでの3曲を聞い
て思った事は、歌声がカラっとしているんですよね。ちょっとト
ラック([カラ]オケでライブしているんですが)と合っていな
いという印象を受けてしまいました。この後にアリルは自分の簡
単な自己紹介を。アリルは大阪出身だそうで、デビューしたのは
つい1、2週間前という事を言った後、この後ゲストを呼んだと
いう事で出て来たのはビセというシンガー。ビセは17歳からシ
ンガーとして活動して今年で10年目だそうで。2人ともこの「
MINAMI WHEEL」に出演したかったみたいで、やっと
念願が叶ったみたいな事を言っていました。その後に2人で作っ
た曲をやるそうです、「hands」は一言で書くとフロアを上
げるパーティーチューンという印象を受けました。ここでビセは
ステージを去り、今度はパーカッションとアコースティックギター
のサポートの方が入ってきました。次にやる曲はアリルがまだ1
0代の頃に作った曲をやるそうで。リリースする予定はないけど、
是非ここでやりたいという事で「Everlasting Lo
ve」を。そしてラストはデビューミニアルバム「a litt
le player」に収録されているSAKURAのカバー「
LOVE 4 REAL」を。この曲がアリルの歌声に1番似合
っていた感じがしました。
次はOSAKA MUSEへ。それにしても2日連続で雨が降る
展開の「MINAMI WHEEL」って初めてだななんて。正
直傘がうっとうしい・・・。
次は佐伯ユウスケという人を観に。正直に書くと次の沢井美空の
前乗りなんですが・・・。で、OSAKA MUSEに着くと人
ガラガラ・・・。入ってきた時は30人もいなかった(始まる直
前になると大分人がやってきたんだけど)
そして佐伯ユウスケのライブ、どうやらキーボードでの弾き語り
みたいです。1曲目は「泣かないで」という曲。で、この曲を聞
いてびっくり!!てっきり路上系方面の事をやる人だと思ってい
たら、R&B/ソウル系じゃないですか!!そして歌もとても上
手いし!!これはたまたまだとは言え、いい人みつけたな〜と思
ったら、2曲目に行く前何故かボイスパーカッションをやってい
たので、”何をやるのかな、ただのパフォーマンス?”と思った
ら、サンプラーを使って録音していたみたいで。2種類のボイス
パーカッション、そしてベース音を多重録音した後、キーボード
を弾いて演奏したんですが、とてもグルーヴィー!!こりゃ〜、
凄げぇ〜と思っていたら、佐伯ユウスケはCDデビューの道を模
索中だそうで・・・。正直こんな凄い人がCDデビュー出来ない
なんて・・・。と思ってしまった訳なんですが。ただ作家として
は西野カナに楽曲提供しているそうで。次はその西野カナに提供
した「君って」を。西野カナが歌っている「君って」はもっとサ
ラっとした印象があるんですが、佐伯ユウスケが歌った「君って」
は、とてもソウルフルに歌っている様に思いました。次の曲は2
0歳の時に母親に送った曲をやるそうです。面と向かっては恥ず
かしくて言葉に出来ない事を歌にして送ったそうなんですが、ど
んな出来事が起きても、自分の母親は僕を最後まで守っていてく
れたという歌詞の様に聞こえました。ラストの曲に行く前に佐伯
ユウスケは自分の事を思いっきりネタにしていました。私も最初
見た時からそう思っていたんですが、ザ・プラン9のなだき武に
そっくりだなと思ったら、まさかその物まねをするとは思わなか
った(フライヤーもなだき武の18番のディランの自転車に乗る
ポーズだそうで)し、アムロ・レイの物まねをやっていたし。あ
とオーディエンスのリクエストに応えてロボットダンスをやって
いたんですが、とても上手にこなしていた事にびっくりしてしま
いました。最後は再びサンプラーを駆使してのダンスチューンで
締めくくったんですが、物凄く才気溢れる人だなと思いました。
次は1年ぶりとなる沢井美空を。去年観た時は”切り口が非常に
変わった歌詞”が非常に印象に残った訳なんですが。で、今回も
前方が親戚&ご友人な感じの方々が集結している感じがしました。
佐伯ユウスケのラストの曲の時点で既にいたんですが。
そして沢井美空が登場。1年前は大人っぽい衣装を着ていた記憶
があるんですが、今回はトレーナーにロングスカートですか。年
相応な格好をしている感じがする。サポートメンバーの方も1年
前はパーカッション・アコースティックギターだけだったのが、
今回はプラス”ベース・キーボード”ですか。結構力を入れても
らっている感じのする布陣です。1曲目は去年5月にリリースさ
れた「わたし、今日、失恋しました」なんですが、なんか声量が
大きくなった感じがするのは気のせいなんでしょうか?この後に
MCで、「私は今年デビューして、つい最近18歳になった大阪
出身の女の子です。ここで大阪でライブが出来るという事に喜び
を感じています」だったかな?そんな事を言った後、最初に歌っ
た「わたし、今日、失恋しました」という曲に触れた後に、次は
「わたし、今日、失恋しました」のc/w曲を歌うという事で、
「バイバイさよならただの人」と、「あの子のキミ」の2曲歌っ
たんですが、感情の込め方を変えた?と思ってしまいました。1
年前の歌い方はサラっとした歌い方だったんですが、今日の歌い
方は良い意味で情念を感じさせる歌い方だったので、聞いている
方も歌詞世界の受け取り方が変わってしまいました。特に変わっ
てしまったのが「あの子のキミ」だったんですが。1年前は終わ
った恋の事を歌っている様に思ったんですが、今日の歌い方だと、
”好きで好きでたまらないのに彼女がいるから手を出す事ができ
ない”と言った感じの様に思いました。次はカバー曲をやるそう
です。「皆さん知っている曲をやるので、よければ口ずさんでく
ださい」と言ったので、もしかして!?と思ったらビンゴでした。
竹内まりやの「元気を出して」でした。1年前よりも声が出る様
になったなと思いました。次の曲は11/17にリリースされる
「なきむし。」という曲を、ライブで初披露するそうです。で、
聞いてみた感想を一言でまとめるならば、良く書けば”非常に整
った”悪く書けば”沢井美空の個性がまったく感じられない”歌
詞の様に思ってしまいました。どうなんでしょう?個人的には”
ブレイクする(させる)ために作った曲”の様にしか思えないの
は私の心が汚れ切っているから?なんて思ったりした訳なんです
が。この後、沢井美空は去年の9月から東京で生活を始めたとい
う事をしゃべっていました。東京で生活を開始したのはデビュー
準備、そしてデビューするためという様な事を言った後、高校2
年生で転校という事で友達とも離れ離れ、家族と離れて1人で生
活しているんですが、自分では”大分慣れて来た”と思っていて
も、まだまだ”慣れていない”自分もいたりして。という事を言
った後、この気持ちを忘れないためにも曲にしたという事を言っ
た後「ひと雫」を。去年も書いたんですが、恋愛を描いている世
界とはまた違った”切なさ”があるんですよね。自分の夢を叶え
るために、自分の大切な人達と別れを選ばなければいけないとい
う。この曲を歌っている時、沢井美空の瞳が潤んでいる様に見え
ました。最後の曲に行く前にサポートのバンドメンバーの紹介を
した後、「最後は乗りの良い曲をやります。この曲も寂しい曲な
んですが」とちょっと笑ってから、「幸せになってね」を。君の
笑顔は僕に向けられている物ではないけど、君の笑顔が僕に向け
られている時は、僕も笑っていたいみたいな感じの歌詞世界の様
に思ったんですが、よくよく考えてみると沢井美空の歌詞って、
男目線の曲が多い様に感じるのは私だけかな?
この後はMusic Club JANUSへ。去年から「MI
NAMI WHEEL」の新たな会場に加わったんですが、心斎
橋クラブクアトロなき今は心斎橋エリアの大箱の1つになった感
じがします。
次に登場してきたのは指田郁也。「MINAMI WHEEL」
の公式HPにある紹介文ではワーナーミュージックのオーディシ
ョンで1万人の中からグランプリに輝いたそうで。ちょっと期待
して観に行きました。で、ライブの方はピアノの弾き語りですか。
てっきりバンド編成でやるものとばかり思っていたので。という
よりJANUSにもピアノがあった事にちょっと驚きなんですが。
そして1曲目なんですが、歌めちゃめちゃ上手いじゃないですか!!
さっきの佐伯ユウスケも非常に上手いと思ったですが、正直言っ
てそれ以上!!なんとなくだけど山下達郎を彷彿とさせる物があ
りました。2曲目を歌った後に、次はカバー曲をやるそうで、こ
の曲は夏の事を歌った曲なんですけど、僕は今のこの時期に聞く
のが非常に似合っていると思います。と言った後に山下達郎の「
さよなら夏の日」を。まさか山下達郎に似ているなと思った矢先
に山下達郎の曲をカバーしてくるとは思わなかったからびっくり!!
この後の2曲ぐらいかな?正直言って記憶にないです・・・。ま
さか歌を聞いて夢の国に行ってしまいそうになるなんて・・・。
こんな状況になったのは岡野宏典以来です。この後MCだったか
な?10/31にknaveでライブをすると。あとMCで印象
的だったのは、大阪にやってきたのは今日が初めてだったそうで
す。ラスト2曲は「bird」「きみが好きで」の2曲をやった
んですが、ラストの「きみが好きで」は凄かった。ラストのサビ
の部分をア、カペラで熱唱したんだけど、マイクを通しての歌声
とまったく変わっていなかった気が?物凄い人と出会ってしまっ
たと思ってしまいました。
指田郁也が終わった後、最前列を確保するためにダッシュで場所
取り。なんとか良い場所ゲットできたかな?で、セットチェンジ
の間(JANUSもセットチェンジ中はステージがカーテンで締
められていました)サザエさんのOP曲のJAZZな感じな曲が
聞こえてきた事にびっくり!!
今年の私のお目当てはこちらでした。ソロ活動を再開したazu
miです。まずはつい先日リリースされたアルバム「ぴあのとあ
ずみ」から、「流れ星〜威風堂々〜」を。この曲は聞いていると
ロマンティックな気持ちになります。2曲目は「ぴあのとあずみ」
に収録されている曲の中で1番好きな「Life Music
I Got Rhythm」を。この曲はazumiの弾けた感
じがとてもキュート!!この後MCだったんですが、まず開口一
番azumiが「ここの箱よくねぇ〜?」というとても男前なM
Cを。その後オーディエンスに同意を求めた後、「ここのライブ
ハウスはとても素敵な箱です」と言った後、「私がwyolic
aだと知っている人」と聞いたら、ほとんどだったみたいです。
この後、ソロ活動をする経緯についてしゃべりました。「私もs
o−to君もブラックミュージックがとても大好きな人間なんで
すが、いざソロ活動をするとなった時”何をしよう”と。その中
で私はずっとジャズがやりたかったのでそれをやろうと。私がや
るジャズは”堅苦しい顔で聞く”ものではなくて、”敷居が低く
て楽しい”物を。でもそれを一から作るのは大変だからどうした
ものか?と思ったら、ジャズには歌詞がついていない名曲がいっ
ぱいではないかと。だったらそれに歌詞をつけてしまおう」とい
う所からジャズカバーを始めたみたいです。それにしてもMCを
しゃべっている姿を見ているととても楽しそう、so−toのお
守りをしなくても良い(爆)という部分(あとキーボードのsw
ing−Oさんと気心を知っているという所)もあるだろうけど。
この後、swing−Oさんにプロデュースしてもらった曲をや
った後、「あなたとじゃなくてもよかった〜Melting P
ot〜」「Night Rainbow〜Gymnopedie
s〜」そして「あなたに言えないナイショのお話〜It Cou
ld Happen To You〜」を。個人的に「あなたに
言えないナイショのお話〜It Could Happen T
o You〜」が非常にキュートな世界観が良かったんですが、
歌い終わった後azumiが「へんてこな世界でしょ。黒ぶち眼
鏡がうんたらなんたらと」と言った後、次はwyolicaの曲
をやるみたいです。「月夜に咲く恋」を。so−toのアコース
ティックギターがないwyolicaの曲はなんか不思議な感じ
がする。この後「次の曲で最後です」と言ったら、オーディエン
スの「え〜」という声に対して、「この後も素敵なミュージシャ
ンが出てくるからさ〜」という返答が。この後「ぴあのとあずみ」
を購入して頂いた方にはサインをするという様な事を言った後、
「私がこうやって今も音楽活動を続けられるのは皆さんやスタッ
フの皆さんが暖かく見守ってくれるおかげだと思います。念願の
ジャズアルバムをリリースできた事も。皆さんにはいつも私にた
くさんのエネルギーをもらっています。最後にそんないつも私に
エネルギーをくれる皆さんのためにこの曲を歌ってライブを終わ
りたいと思います」と言って「ありがとう」を。良い曲なんです
けど、wyolicaの曲をso−toなしでやるというのは何
とも不思議というか・・・。
この後、去年から非常に楽しみにしていた鉄板焼きを食べに行こ
うと思ったんですが、楽しみにしていたステーキがない・・・。
という訳で、「ドラフトギネス」と「鶏の唐揚げ&ポテトフライ」
に変更したんですが、「ドラフトギネス」は800円もするのに、
サーバーではなく缶でグラスに注ぐんですか・・・。
次に登場するのは多和田えみ。確か1回「MINAMI WHE
EL」に出演した記憶があるんですよね。この方も1回観てみた
いなと思ったので足を運んだ訳なんですが。サポートはアコース
ティックギターだけだったんですが、とてもソウルフルなステー
ジだった様に思いました。あと何故か分からないんですが、とて
も愛が溢れる印象を持ちました。で、多和田えみはずっと大阪で
ライブがしたかったみたいです。「MINAMI WHEEL」
には3年振り(もっと出演している印象があったんですが)・大
阪でのライブをするのは1年半ぶりだそうで。音源をまったくリ
リースしていないのに、こんなにも集まってくれてありがとうご
ざいましたと言っていました。
この後、雨の中こちらは久しぶりとなるunagidani s
ansuiに向かう事に。で、久しぶりにunagidani
sunsuiに来たからかもしれないんですが、えらいunde
rgroundな雰囲気を醸し出している気がするのは気のせい?
ここでライブを観るのは志摩参兄弟。「MINAMI WHEE
L公式HPにある紹介文で「HIPHOPと日本の純邦楽(雅楽
等)をクロスオーバー」と書かれてあったので、これはちょっと
楽しみだなという想いがあったので、こちらに足を運んだ訳なん
ですが。ライブの方はまず三味線のソロで聞かせた後、他の楽器
陣(DJ・ドラム・ギタ・ベース・サックス)が登場してセッシ
ョンを。そしてラストに2MCが登場して1曲目が始まったんで
すが、”ヒップホップ×純邦楽”というよりかは、むしろ”和を
ベースにしたミクスチャー”とでも書いた方が正しいのかな?2
曲目の”3・3・7拍子”を上手く使っての曲は聞いていて非常
に楽しかった!!この後MCを。「俺たちは昔は”2MC1DJ”
のスタイルでライブをやっていたんだけど、今はこういう(バン
ド)スタイルでライブをやっています」と。あと普段は京都を中
心に活動をしているという事を言っていたかな?その後に「ここ
にいる皆さんは音楽に敏感だからここにいると思うんだけど、い
ろんな音楽の中から自分の好きな音楽を選択するのと同じ様に人
生においてもいろいろと選択しなければいけない事がたくさんあ
ります。次はそんな人生についての曲をやります」と言った後に
やった曲は、THA BLUE HERBを彷彿とさせる様な内
性的な曲の様に思いました。この曲が終わった後、「湿っぽい曲
はもうないので、最後は盛り上げて終わりましょう」と言った後
に2曲やったんですが、祭り囃子調な曲でフロアが盛り上がって
いました。最後にバンドメンバーのソロがあったんですが、DJ
ってメンバーじゃなかったのね・・・。ずっとメンバーだと思っ
ていました。
ラストの時間帯は、最初はOSAKA MUSEでTHEイナズ
マ戦隊を観ようと思っていたんですが、最初から最後まで心斎橋
エリアにいるのは面白くないと思ったので、黒猫チェルシーを観
にBIG CATへ。
という訳で黒猫チェルシーのライブを観たんですが、実はいろい
ろと凄いとは聞いていたんですが、ライブを観ての感想はという
と、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTを
彷彿とさせる様なガレージパンクとでも書けばいいのでしょうか?
そんな感じのサウンドの様に思いました。あとはVo,のアジテー
ションがステレオタイプのひと昔前のロックスタータイプな感じ
だったのが印象的でした。良い事は言っていた感じはするんです
が。この「MINAMI WHEEL」の盛り上がりを見て、「
大阪を首都にしたらいいのに」という発言はちょっと同意をして
しまったりした訳なんですが。バンド自体はけして嫌いというよ
りかは、むしろ好きなタイプのバンドです。