本当に久しぶりじゃないでしょうか?大阪百歌が1年に2回ある
のは。ここ最近は、1年に1回ペースだったので、また来年だな。
と、前の百歌の時に思ったんですが。ちなみに今回も、前回と同
じく3人だけという状態。それぞれのライブアクトが終わった後
のセッションみたいなので、篠原姐さんと奥井亜紀のマシンガン
トークが炸裂するな。という期待も込めてライブに行ったんです
が。ただ、今回の百歌は個人的に身を裂かれる想いで観に行って
しまいました。実はこの同じ日に去年観に行った
LIFE SIZE ROCK 05@なんばHatch
の2日目にも行きたかったので。メンツも、GOING UND
ERGROUND・フジファブリック・TRICERA TOP
Sと、個人的に非常に観たい人達が出演。当初はLIFE SI
ZE ROCKのチケットを取ろうとしたんだけど、(先行発売
分を)その時、”確か、百歌もそのあたりでやるな”というのを
思い出し、調べてみると・・・。ビンゴでした。さぁ、ここから
が大変でした。どっちを選択するのか。なんばHatchで、非
常に観たい人達のライブを堪能するのか、それともOSAKA
MUSEで大爆笑トークを聞きに行くのか?(爆)一言でまとめ
るならばロック(LIFE SIZE ROCK)を選ぶのか、
それともアコースティック(大阪百歌)なのか?結論は、今まで
1回しか欠席していないし、思い入れもあるから大阪百歌の方を
選択しました。ここで分かった事は、私は生っ粋のアコースティ
ック馬鹿だという事を。(LIFE SIZE ROCKは、本
当に泣く泣くあきらめました。TRICERA TOPSは一度
観てみたかったし、MINAMI WHEEL以来となるGOI
NG UNDERGROUMDは、「トワイライト」を是非、ラ
イブで聞いてみたかったので)
トップバッターは、奥井亜紀。1曲目、この曲聞いた事ある。な
んだっけ?と思いながら聞いていたら、「AKA」だ!!赤とい
う色に憧れている女の子の目線を通して、子供の頃描いてた理想
と、大人になった時知ってしまった現実を描いている曲だと思い
ます。今日の衣装が、黒と黄色のノースリーブを着て来たから、
やはりというか、MCで阪神タイガースの星野SDの騒動につい
て一言。「私は、野球の事はあまり分からないけど、阪神と巨人
って、犬猿の仲でしょ?もし、巨人に星野さん行ったら、大阪の
街歩けるのかしら」と。あと、「10億もらったら、(あくまで
噂ですが)何に使うんだろう?」と。次の曲は、大学時代の風景、
思い出を曲にした「風紋」その次の「目黒川」は、前のライブで
聞いた時とは違って、えらい切ない感じに聞こえました。”今度、
あなたとおつき合い出来るなら、こういう風な感じになりたい”
みたいな。「もう何もいらない」は、とてもポップな曲。1番の
途中から、オーディエンスは手拍子していたし。その後のMCは、
展開がめまぐるしかった。奥井亜紀は、色黒らしく、それを白く
しようと努力していたんだけど、無理だとあきらめたみたいで、
今では、美白サプリならぬ、美黒サプリを飲んでいるんだとか。
(自分の特色をだすために)で、その話しの途中で急に、今日が
妹の誕生日だという事を思い出したみたいで、「ハッピバスデー、
マイシスター」と歌っていたし。少女時代、体格は良かったけど、
運動神経がまったくなかったみたいで、中学校の時、担任の先生
が、陸上部の顧問だったらしく、その担任の先生に「砲丸投げや
らないか?」と誘われた時、肩を震わせながら断ったみたいです。
あと、今ミニアルバムを製作しているみたいです。タイトルは「
pp」(ピアニシモ)で、タイトルの意味は「大事な事は、小さ
な声でも聞こえる」だそうです。(ちなみに、”pp”という言
葉を聞いた時、ハウンドドッグの”ff”を思い出してしまいま
した)リリースは11月で、値段はまだ決まっていないみたいで
す。そこで、値段について考えていたんですが、今や1曲、10
0〜200円で買える時代。もし1曲が200円だとすると、6
曲で1200円。これではジャケットが作れない。と嘆いていま
した。その後、いろいろと考えていたみたいだけど、何故か急に、
そこらへんの芸人さんでもなかなか使う事が出来ない”1人ボケ
ツッコミ”を披露。技術がなければなかなか出来ません。結局、
「pp」は、それなりに買いやすい値段になるみたいです。次の
曲は「pp」に収録される予定の「指きりげんまん」という曲。
そして、タイトルがちょっと分からなかったけど、多分その後の
2曲も「pp」に収録される予定の曲なんかな?「指きりげんま
ん」の次に歌った曲が、切ない感じの曲で、もう1つの方はアッ
プテンポな曲。今日のライブで1番良かったと思ったのが、この
切ない感じの曲でした。とても情感たっぷりに歌っていたし、目
を閉じるとその世界が見えてくる感じがしました。毎回OSAK
A MUSEに来た時、OSAKA MUSEの下の階にある洋
服屋で洋服を買うのが楽しみみたいなんですが、その服屋が潰れ
てしまい(確かに潰れていました)残念だと。橘いずみもその服
屋のファンだったみたいなんだけど潰れてしまったので、近くの
服屋で洋服を買い、たまたまその時、抽選ができるみたいだった
ので、やってみて当たったのが、キャンディーだったみたいで、
橘いずみが「キャンディーって何?」って言った時、そのおばち
ゃんが「飴ちゃんやね」という答えが、非常に大阪的だったと。
ラストの曲は、「人は心の中に飴ちゃんひと粒だけでもあったら、
頑張れるんじゃないか?」という言葉を言った後「Candy
Pod」を。今日の奥井亜紀のライブは、いつもだと独り芝居の
様な、体全体を使った表現豊かなライブパフォーマンスだったん
だけど、今日のライブは、そのいつものライブパフォーマンスを
声だけで表現している様に思いました。あと、オーディエンスに
対して”歌の世界を伝えよう”という感じで歌っている様に感じ
ました。今まで奥井亜紀のライブを観てきた中では、今日のライ
ブがベストアクトだと思います。
2番手は橘いずみ。1曲目はしっとりとした感じの曲。2曲目は
「Hello Hello」今日のライブも、アコギの弾き語り
なんだけど、この曲の時のアコギの音色は、とても切迫感がある
感じで聞いていてゾクゾクしてしまいました。MCは、奥井亜紀
の時に言われた、服屋での出来事を。ずっと何食わぬ顔でしゃべ
っていたけど、最後のオチは「あんたら、亜紀ちゃんに話し聞い
たやろ!!」と。関西人じゃないとなかなか出来ない乗りツッコ
ミを披露。橘いずみってこんなにMC上手だったっけ?と、一瞬
思ってしまいました。次の曲は、世界的に有名な曲を橘いずみが
歌詞を日本語に翻訳して歌ったカバー曲、「涙はポロリ」?(サ
ビの部分の歌詞で1番印象的だったので)私には何の曲をカバー
したのか全然分からなかった・・・。そして、「打ちのめされて
も」この曲はライブで初めて聞いたので、嬉しかったです!!そ
れ以上に嬉しかったのが「年末、大阪でもう1回ライブをする」
と言ってくれた事。(ワンマンライブか分からないけど)そして、
「来年はアルバムを出す!!」と言ってました。アルバムに関し
ては、あんまり期待せずに待っていようと思います。(去年の百
歌、MINAMI WHEELでも、そんな事言っていたので)
ラストは、「orange」ミニアルバム「berrybutt
on」に収録されている曲。大体「berrybutton」に
収録されている曲で、ライブでやるのは「MARACAS」か「
銀河」というイメージがあるので、意外な選曲でした。
ラストは篠原美也子。1曲歌い終わった後、やはりというか野球
ネタを。「星野さん、巨人に行かなくて良かったですね」と言っ
た後、「清原、もらってくれませんかね?」という、いきなり爆
弾発言が。(ちなみに姐さんは巨人ファンです)2曲目、3曲目
は、去年発売された「us」から、「Journey」と「最後
のドアを閉めて」を。このアルバムは、ラブソングだけ収録した
コンセプトアルバムらしいですが、姐さんいわく「ラブソングは
苦手」らしくて。挑戦の意味を込めて製作されたみたいです。で、
この2曲を聞いた感想はというと、確かに苦手なんだな!!と思
ってしまいました。ラブソングというのは、”男と女”というイ
メージがあるんだけど、篠原美也子が作ったラブソングは”旦那
と妻”という関係の様に感じました。”これからも愛し合おう”
”2人は、ずっと永遠”みたいなのではなく、”これからも同じ
道を歩み続けよう””苦難があっても乗り越えていこう”という
風に。自分の夫婦生活と照らし合わせている感じがしました。こ
の後の曲は、久しぶりに篠原美也子の空間を支配するかの様な歌
いっぷりを堪能できました。ここしばらくの百歌でのライブパフ
ォーマンスを観た限りでは、満たされている感じがしたんだけど、
久しぶりにヒリヒリするかの様なライブパフォーマンスでした。
ラストの曲は、新曲でタイトルが「Stand and Fig
ht」今度、東京でやるワンマンが7年ぶりのバンド編成でのラ
イブらしく、それに対しての意気込みみたいな感じなのかな?と
思いました。ちなみに言葉の意味は、ボクシング用語で”踏みと
どまって闘う”らしいです。
「Stand and Fight」を歌い終わった後、姐さん
が、「長い前座が終わった後、ここからが本編」という事を言っ
た後、奥井亜紀、橘いずみを呼び出す。ここで、しばらくはしゃ
べるだろうと思い、我慢していたトイレに行く。トイレに戻って
きた後も、予想通りまだしゃべっていました。ここで思った事は、
予想以上に橘いずみがしゃべっている!!半年前は聞き役だった
のに。今回のセッションは、奥井亜紀がアルバム製作のため、事
前に集まる事が出来ず、ほぼぶっつけ本番という状態に。1曲目
は橘いずみの曲を。なんでも、何年か前に橘いずみと篠原美也子
がツーマンライブをした事があるらしく、その時、橘いずみがラ
イブでやった曲が印象に残っていたという事で、歌いたいな、と。
「サルの歌」とてもアダルトな感じになっていたのが印象的でし
た。この後のMCで何故か他人に提供した曲について語っていま
した。橘いずみが他人に曲を提供したのは知っていたけど、(鈴
木紗理奈、森進一)篠原姐さんも曲を提供した事があるとは。(
あとで調べたら、あの反町隆史に提供していたとは・・・。驚き!!)
篠原姐さんは、「人に曲を提供するのは難しい」と言ったのに対
し、橘いずみは「この人に、こんな曲歌わしちゃえ」と、結構楽
しんでいるみたいです。その後何故か知らないけど、SIONの
話題になり、篠原姐さんが、「SIONの曲はSIONが歌わな
いと嘘でしょう」とその後、姐さんの大暴言が炸裂!!(これは
とてもじゃないが書けません・・・。SIONという所から想像
してください)2曲目は奥井亜紀の曲で「キス、して」篠原美也
子と奥井亜紀は夏娘。というユニットを組んでライブをしていた
みたいで、その時にお互いの持ち曲を歌う。という事をしたんだ
けど、篠原美也子は「キス、して」を歌いたかったらしく、奥井
亜紀に「亜紀ちゃん、”キス、して”歌っていい?」と聞いた所、
奥井亜紀は「姐さん、歌っていいけど、あれ出来るの?」と問い
かけた所、”あ、そうだ、あれは出来ない・・・。”という事に
なり断念。今回は念願かなって「キス、して」を歌うみたいです。
どうして出来ないの?と思いながら「キス、して」を聞いてみる
と、確かにこれじゃ出来ない・・・。途中にセリフみたいなのが
あって、これが関西弁!!姐さんには無理っぽい!!それ以上に
橘いずみがそのセリフを言っていた事に、強烈な違和感を感じて
しまったんですが・・・。橘いずみ、篠原姐さんがあんな甘い曲
を歌っている姿を初めて見ました。ラストは篠原美也子の「Li
fe is a Traffic Jam」この曲は、ワンボッ
クスカーで百歌ツアーをしていた時の楽しかった思い出を曲にし
たそうで。コーラスに奥井亜紀と、篠原姐さんいわく”変な女”
の石野田奈津代(いしのだなつよ)が参加しています。ちなみに
この曲は、弾き語りをするのが難しいからライブではやらないみ
たいで・・・。だけど、せっかく3人でやるからという事でこの
曲を選んだようです。で、この曲聞いてみると、びっくり!!し
ちゃいました。篠原姐さん、こんな明るい曲作れるんだ!!と。
聞いていてウキウキワクワクする様な感じを上手くジャズテイス
トでまとめているという感じがしました。もしかして弾き語りす
るのは難しい。と言ったのはジャズコードだからなのかな?
「Life is a Traffic Jam」が終わった後、
3人はステージから消えたんだけど、オーディエンスは拍手でア
ンコールを要求!!けれど客電がついて、音楽も流れ出したので、
今回はもう終わりなのかな?と思ったんだけど、オーディエンス
の方も、粘る粘る。その粘りに負けたのか、再び3人が登場。開
口一番、篠原姐さんが「ビール飲む時間が減った」と。で、アン
コールの曲は再び「Life is a Traffic Ja
m」最初の方で、姐さんがミスタッチをしてしまい、もう一度や
り直したのは、御愛嬌でしょうか?
今回の大阪百歌も非常に楽しかった。笑いあり、感動あり?と言
ったところでしょうか?今回1番印象に残ったのは、奥井亜紀。
さっきも書いたけど、私が見てきた奥井亜紀のライブで、ベスト
アクトだと思います。はっきり言って、もしこっちでワンマンラ
イブをやるなら、是非観に行きたい!!と思うくらいに。あと、
橘いずみについては、たった一言”本当に来年アルバムをリリー
スして下さい”と。何回も何回も、アルバムリリースする。と言
っておきながら、気がついたら発売延期。任●●のゲーム機じゃ
ないんだから。最後に、大阪百歌を選んで正解だった!!という
気持ちもあるんだけど、LIFE SIZE ROCKもやっぱ
り観たかった!!(コピーロボットがあれば・・・。)
「大阪百歌Vol.8」ライブレポ