「KOYABU SONIC 2010」ライブレポ   
久しぶりにライブです。行ってきたのは「KOYABU SON
IC」という、吉本新喜劇の座長;小藪千豊が主催する音楽フェ
スティバルです。確か2年前から始まった記憶があるんですが?
1年目:大阪城野外音楽堂・2年目:舞洲の特設ステージ(多分
SUMMER SONICと同じ所?)で、今年はインテックス
大阪で開催という事に。まさか再びインテックス大阪に足を運ぶ
事になろうとは!!正直ちょっと楽しみにして足を運びました。

インテックス大阪のゲートをくぐったら、既にフェス特有の祝祭
感が出来上がっている事にびっくりしてしまいました!!これは
はっきり言って感覚的な部分なのかもしれないんですが、音楽イ
ベントではなく音楽フェスティバルな祝祭感。この空気が出来上
がっていた事に正直言って驚きです。            

で、そんな中クロークを探していた(他のオーディエンスも?)
んですが、見つからなかったので「KOYABU SONIC」
が開催されている5号館の中に足を踏み入れました。     

中に入ると、飲食ブースとライブエリアがあった事にびっくり!!
ただこれはとてもコンパクトな作りになっていて個人的には非常
にありだと思っているんですが?そしてライブエリアの方に行く
と、かばんとか荷物を持っている人が多数。やはりクロークはな
いのか?そしてブルーシートで場所を取っている人もいるじゃな
いか!!これに関しては正直げんなりしてしまいました・・・。

ちょうど私が入ってきた時は宇都宮まきが前説をしていました。
いわゆるライブにおける注意事項をしていたんですが、その途中
で挟んでいたネタが非常に微妙。ラストに小話を1つ。宇都宮ま
きの実家は今時珍しい長屋で、ねずみがよく出るのでねずみ獲り
を置いているんですが、今時のねずみは賢いのか、ねずみ獲りに
はひっかからないんですが、こないだうち(宇都宮まき)のお父
さんがねずみ獲りにひっかかったそうです。         

宇都宮まきのグダグダな前説が終わった後、「KOYABU S
ONIC」の主催者の小藪千豊とレイザーラモンの2人が登場。
この3人は音楽ユニットビッグポルノを結成(確か、”KOYA
MU SONIC”はビッグポルノを広めるためだったっけ?)
しています。その後、小藪千豊が「KOYABU SONIC」
について軽く説明した後、レイザーラモンの2人を紹介、話しを
振るとレイザーラモンHGが「コヤソニ、フォー」と。昔は日本
を湧かせていたんですが今では縁起物と小藪千豊が語っていまし
た。そしてスベリキャラなRGは1日目(今回は2日間開催)は
アバターのコスプレだったんですが、今日はシルバーウルフ仕様
でやっていくそうで。で、宇都宮まきと吉本新喜劇の今別府直之
もビッグポルノのメンバーなんでしょうか?ちなみに昨日1日目
のオープニングは小藪千豊と非常に仲が良いCOWCOWだった
んですが、今日も小藪千豊と仲が良い人がオープニングを飾るそうです。

という訳でオープニングを飾ったのは土肥ポン太でした。やった
ネタはフジテレビ系列で放映されている「めちゃ×2イケてるッ」
のワンコーナー「笑わず嫌い王決定戦」でも披露した「想像力が
いるコント」
でした。                   

コントが終わった後、キングポルノの面々と土肥ポン太がトーク
を。トークが終わった後、小藪千豊は土肥ポン太にフェスティバ
ルスタートを告げるためにコールをして欲しいと。ちなみに昨日
COWCOWは漫才のオチの時の決めポーズをオープニングで
やったみたいです。それを聞いて何故か土肥ポン太は「ポン太が
いれば大丈夫」
と歌い出してしまったんですが・・・。その後、
土肥ポン太がコールをした後、いよいよライブがスタートします。

まず最初に登場してきたのはHALCALI。「MINAMI 
WHEEL」以来ですか、ライブを観る
のは。久しぶりにライブ
を観て思った事は、”ラップ<歌”な感じになっていた事が非常
に印象的でした。ラップの方もかつてプロデュースしていたRI
P SLIME
な感じのライムフローではなくなったし。ちなみ
にHALCALIの2人の頭の上には”PRINCESS”とい
うものをつけていると言った時、”2人合わせたらプリンセスプ
リンセス
”だなと思ったら、2人ともそういう事を言っていた事
にびっくりしてしまいました。そして次の曲は米米CLUB
浪漫飛行」
を歌うみたいです。この曲はSONYのデジカメ「C
yber−Shot」
のCMソングだそうで。どんな感じになる
のかな?と思ったら、スカアレンジなんですね!!これは個人的
には結構好きだな!!あとサビの部分の「トランク1つだけで」
の部分のHALCALIのダンスがとてもチャーミング。この後
「ギリギリ・サーフライダー」をやったんですが、RIPSLY
MEプロデュース
(正確にはO.T.Fなんですが)がやっている
曲はライムフローがRIPSLYME調になるんだなと。感想と
してはラップよりも歌に比重を置いている感じのするライブでした。

ライブが終了した後、ステージ上でアーティストとトークをする
(芸人さんに対しても)んですが、これはなかなか良い仕組みだ
なと思いました。セットチェンジの間、手持ちぶたさにならずに
済むし。                         

2番目に登場したのはAFRA。確かAIを観に行った時ゲスト
で登場していた
記憶が?一度じっくりとAFRAのパフォーマン
スを観てみたかったので楽しみにしていたんですが、とても良か
ったです!!ヒューマンビートボックスとは思えない見事なプレ
ーとでも書けばいいのでしょうか?まるで本物のトラックとしか
思えない。個人的にはヒューマンビートボックスのプレーをサン
プラーで録音した後、そのサンプラーで重ねた音+ヒューマンビー
トボックスを合わせる&AFRA自身がラップをするという所に
驚いてしまいました。特にAFRA自身がラップをしている姿に
は!!まさかそういう事をするとは思っていなかったので。ヒッ
プホップ特有のアジテーションなしにオーディエンスを熱狂させ
てしまうのは凄い!!と思ってしまいました。        

4番目に登場したのは盆地で1位というバンド。小藪千豊いわく
”このフェスになくてはならない存在”だそうで。メンバーは今
年大ブレイク?を果たした野生爆弾の2人、フットボールアワー
の後藤輝基さん、そしてかつてフットボールアワーの岩尾望さん
とドレスというコンビを組んでいたカネシゲタカシさんの4人組
バンド。ライブを見て思った事は後藤さんのギターが非常に上手
かった事!!テレビ番組でも何回か披露している所を見た事があ
るんですが、それでも想像以上だった!!ライブの方はミディア
ムテンポのロック、またはブルースに乗せて奇天烈な歌詞(多分
川島さんが書いたんだろうな)を歌っていました。あと芸人さん
のバンドだけあって、MCが面白かった!!ロッシーさんがボー
カルをやりたいくだりの場面ではちょっとしたミニコントが行わ
れていました。ラストに何故か盛り上がる曲をやって終わると言
った後に安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」をやっ
た事にちょっと爆笑してしまいました。           

5番目に登場したのはカヒミ・カリィ。小藪千豊自体このフェス
にカヒミ・カリィを呼べるとは思っていなかったらしく、「KO
YABU SONIC」の会議で駄々をこねて「カヒミ・カリィ
を呼びたい」と言い、スタッフが駄目もとで交渉をしたらなんと
カヒミ・カリィが出演をOKしてくれたそうで。で、そのカヒミ・
カリィのライブはカヒミ・カリィのウィスパーボイスとサウンド
の浮遊感が合わさってとても幻想的な空間を作り上げていました。

そしてある意味お目当てだったTOKYO No.1 SOUL
 SETの登場です!!「夜明け前」で、はまった人間なんです
が、その2年後ぐらいに活動休止→ソロ活動に移行してしまった
ので私の頭の中からもフェイドアウトしてしまったんですが、確
か去年か一昨年辺りから本格的に活動再開かな?で、HALCA
LI
をフィーチャーした「今夜はブギーバック」でお茶の間を賑
わせた訳なんですが。それにしてもまさかライブでTOKYO 
No.1 SOUL SETを観られるとは思っていなかった!!
正直感激です!!BIKKEのまるでポエトリーリーディングな
ラップ、渡辺俊美の甘い歌声は本当に素敵です!!「Innoc
ent Love」
の時はオーディエンスが大熱狂!!まるでク
ラブにいるかの様な錯覚が起きてしまったし!!この後に「今夜
はブギーバック」
なんですが、ここでHALCALIが登場!!
可愛らしいダンスも魅せてくれたんですが、ここで私の頭の中で
ある事がよぎってしまいました。”確かスチャダラパーも出演し
ていたよな?本家が出てくる前にやっちゃっていいのか?”と思
ったら、スチャダラパーが登場してきたじゃないですか!!まさ
かの夢の競演にある意味で唖然としてしまいました。もちろんこ
のサプライズにオーディエンスは大熱狂した訳なんですが。「今
夜はブギーバック」
が終わった後も、スチャダラパーはステージ
上に残るそうです。次にやった曲はTOKYO No.1 SO
UL SETとスチャダラパーは今年デビュー20周年&同じ事
務所という事でコラボレーションをしたみたいです。「STAD
UST」
フックの部分の渡辺俊美の歌声がとても印象的です。ラ
ストの曲がこのフェスで1番感激したかもしれない、「Sund
ay」
心の中でありがとうって叫んでしまいました!!    

「KOYABU SONIC」は”音楽と笑い”の融合なので、
ここで芸人さんのコーナーです。ここで私はフードの方へ。(爆)
「焼き肉たむら」「宮田麺次」等の芸人さんのお店があったん
ですが、フェス価格という点を差し引いてもなかなか良かったと
思いました。                       

もちろん芸人さんのステージもちゃんと堪能しました。いわゆる
メディアの人気者(関西・ローカル)の芸を観られるのはめった
にない事だと思うので。過去に横山ホットブラザーズの漫才
川志らくの落語
をライブで堪能したのみだったんですけど・・・。

千鳥の漫才は、ノブさんの「癖のある」というつっこみが印象的
な漫才でした。個人的にはネタに入る前の枕とでも書けばいいの
でしょうか?そこでその前のTOKYO No.1 SOUL 
SET
のライブがあまりにも盛り上がりすぎて芸人達が戦々恐々
していると。そしてこの状況を去年の「KOYABU SONI
C」での「CHARAさんの後に登場してきたダイアン」という
風に例えると大爆笑が起きていました。麒麟の漫才は・・・。す
いません、ここでお食事タイムでした。シャンプーハットの漫才
スーパーマリオブラザーズのネタだったんですが、ベタの様で
シュールというか。そして基本つっこみがいないという事にちょ
っとびっくり!!(てつじさんがつっこみとばっかり思っていた
ので)そして「キングオブコント」初代王者のバッファロー吾郎
キャプテン翼を実写版でやったらの製作発表というコントをや
っていたんですが、想像力がいるコントだと思いました。それに
してもバッファロー吾郎って、今は拠点を東京にしているんです
ね!!てっきり今でも大阪で活動していると思っていました。 

次に登場してきたのはスチャダラパー!!小藪千豊いわく非常に
お世話になっているそうです。そして私的にもラップミュージッ
クにとりこになったきっかけのグループなので非常に楽しみにし
ていたんですが。で、スチャダラパーのライブを観て思った事は
”私ってハードコアヒップホップよりも、こういうきちんと言葉
が聞き取れるヒップホップの方が好きなんだな”と改めて思って
しまった訳なんですが。そういう”俺が・俺が”感のするヒップ
ホップもけして駄目だとは言わないんですが、私はどっちかとい
うとユーモラスというか情緒感溢れる感じが好きなんだなと。で、
ユーモラスといえば、まさか自らのコラボした曲でボケてくると
は思わなかった。木村カエラとコラボした曲で男と女のワダちゃ
が登場。そして名曲「今夜はブギーバック」Mr.オクレ
登場。その度に小藪千豊を呼んでいちいち注意(ネタで)してい
たんですが。もちろんちゃんとしたコラボも。先程書いた様にス
チャダラパーも今年でデビュー20周年だそうで、TOKYO 
No.1 SOUL SET
とコラボした「NEVER END
ING BEATS」
を。ラストでフロント4人がダンスをして
いたのが印象的でした。そしてラストに「サマージャム’95」
を。正直この曲をやるとは思わなかったので感激してしまいました。

このフェスのお目当ての1組、EGO−WRAPPIN’AND
 THE GOSSIP OF JAXXが登場してきました。
ライブを観た感想はフェス仕様というか、他のアーティストに勝
つためのセットリストを組んできた様に思いました。正直言って
序盤で「PARANOIA」「くちばしにチェリー」は反則技だ
と思ってしまいました。この後「サイコアナルシス」をやってコ
ンボにしちゃうのかな?と思ったら中納良恵が「ライブは好きで
すか?ロックは好きですか?」と言ってアジテーションした後「
ブルースは好きですか?」と言った後にやったのは「色彩のブルー
ス」
じゃないですか!!今までワンマンライブに結構行っている
割に1回しか聞いた事(アコースティックVer.で)がない

に、こういうフェスでやってしまうとは・・・。この後「BRA
ND NEW DAY」「GO ACTION」
で終わるんです
が、はっきり言って凄かった!!              

ここで再びお笑いのコーナー。まず1番手は笑い飯。まさかこん
な感じの所で笑い飯の漫才を観られるとは思っていなかったので
とても感激してしまいました!!相変わらずの”ダブルボケ”は
すさまじい!!そして南海キャンディーズはしずちゃんの形容し
難い形態模写と山ちゃんの巧みなコメントと言った方が正しいか
もしれないつっこみが素敵です。個人的にお笑いの部で1番印象
的だったのは友近さんかな?インドのヨガのインストラクターを
題材にしたコントだったんだけど、とてもシュールで面白かった!!
そしてサバンナのネタは学校でよくある風景のコントをした後、
高橋さんが「音楽ライブなので犬井ヒロシをやる」と言って一旦
ステージを降りて犬井ヒロシの準備をしていたんですが、その間
は八木さんが一発ギャグを。どれも微妙でした・・・。ステージ
に戻ってきた高橋さんは、そんな微妙だったステージの八木さん
を突っ込みつつ犬井ヒロシのネタを。最初はオーディエンスにお
題を求めていたんですが、どれも微妙だったのか自ら思いついた
ネタ(ブルース)をやって、サバンナのライブは終了。個人的に
は犬井ヒロシを見れるとは思わなかったので、とても嬉しかった
です!!「M−1グランプリ2003」を制したフットボールア
ワーの漫才の時に外へ出てしまったんですが、外の方にもフェス
だけあっていろんなブースがあるんだなと。で、外を探検してい
る時、いわゆるフェスの端のエリアに行ったらクロークがありま
した。せっかくなので預けたんですが、もう少ししっかりとした
告知が欲しいと思いました。                

次はこやぶかずとよのライブ。「プリン」というこやぶかずとよ
のお母さんの事を書いた曲だそうです。こやぶかずとよとそのお
母さんは、こやぶかずとよ自身はそんなに仲が良いとは思ってい
なかったそうで。あとどっちかと言えばケチなタイプのお母さん
だったそうなんですが、お金を出してもなかなか体験できない事
に対してはお金を積極的に出すそうで、料亭に連れて行ってもら
ったり、ヘリコプタークルーズをさせてもらったり。で、こやぶ
かずとよが入院しているお母さんをお参りに行った時、そのヘリ
コプタークルーズを体験出来た事を「良かったな、良かった」と
何回も言っていた事に、こやぶかずとよはお母さんはその事に誇
りを持っているんだなと。自分自身の子を持って親のありがたみ
がよく分かったと。お母さんに教えられた事、想いを歌詞に書い
て曲にしたみたいです。で、その「プリン」を聞いた感想は、お
母さんに対する想い、生きている時にもう少し大事にしていれば
良かったという若干の後悔の念みたいな物も感じました。   

次に登場してきたのはハナレグミ。とても緩やかな空気というか、
穏やかというかそんな感じのライブでした。で、そんなオーガニ
ックなライブなのにスチャダラパーのANNIAFRAが登場
してきた事にびっくり!!この2人をfeaturingした曲
があるそうで。確かSUPER BUTTER DOGってファ
ンクバンドだったなという事を思い出してしまいました。   

この「KOYABU SONIC」は会場に来て初めてタイムテー
ブルが分かるんですが、実質上のラストがチャットモンチーだっ
た事に驚いてしまいました!!まさかの(実質上の)トリにびっ
くり!!1曲目は「8cmのピンヒール」えらい穏やかな曲調の
曲を1曲目に持って来た事にちょっと驚いてしまったんですが。
2曲目は「Last Love Letter」福岡晃子のベー
スソロで始まる曲なんですが、いつ聞いてもかっこいい曲です。
3曲目は「とび魚のバタフライ」4曲目は「風吹けば恋」とアッ
パーな曲をやった後に、ここでMC。まずは小藪千豊にこのフェ
スに呼んでくれた事にお礼を言った後、チャットモンチーがこう
いうフェスによもや出るとは思わなかった事と、モニターで観て、
ライブ→芸人→ライブ→芸人という感じの流れがとても新鮮だっ
たと言っていました。ちなみに福岡晃子と高橋久美子が1番印象
に残ったのはサバンナのネタ&八木さんのギャグ”5秒無駄遣い”
だったそうです。この後、福岡晃子が「KOYABU SONI
C」は自ら志願して出演したという事を言った後に、橋本絵莉子
に「KOYABU SONIC」についての感想を求めると、お
笑いのライブの時、1本だけマイクが立っている感じが物凄くか
っこいいと言っていました。この後に10月にリリースされるミ
ニアルバムの紹介をした後、そのアルバムに収録されている「こ
こだけの話」
を。聞いた感想はチャットモンチーらしい変拍子な
感じの曲だなと。曲の展開が変わる感じが個人的にはとても好き
です。ラストに「シャングリラ」をやってチャットモンチーのラ
イブが終わるはずなんですが・・・。            

「シャングリラ」をやった後、ステージ上で小藪千豊にインタビ
ューを受けるチャットモンチーの3人。その時やから(いちゃも
ん)をつけて登場してきたのは池乃めだか師匠じゃないですか!!
昨日スポーツ新聞で真心ブラザーズのYO−KINGたむらけ
んじ
が”ちゃぁ〜”のコラボをステージ上でやったという記事を
読んだんですが、まさかチャットモンチーでそれをやるんですか!?
3人ともちゃんと絡んだ事にびっくり。高橋久美子は池乃めだか
師匠
のパンチを受け止め、橋本絵莉子に対しては池乃めだか師匠
がつけているネクタイと同じ身長(ネクタイを外して比較されて
いました)&池乃めだか師匠の身長が低すぎて見えないというネ
タで、「自分とは目が合ったで」というつっこみを。そして福岡
晃子には大阪名物「カニばさみ」が炸裂してしまいました!!そ
の後、小藪千豊にやっつけられてしまう池乃めだか師匠なんです
が、急に思い出したかの様にチャットモンチーの存在に気づき、
「シャングリラ」を歌わせてくれるなら、しょば(場所)代はい
いと言い出して小藪千豊を困惑させるんですが、チャットモンチー
が良いと言えば歌わせてやるという事を言った後、チャットモン
チーに確認を取ったらOKだという事で、まさかの池乃めだか
eaturingチャットモンチーで「シャングリラ」になった
んですが、まさかフルコーラス歌うとは思ってもいなかった。て
っきりワンコーラス or 1番までかと思っていたんですが。
途中途切れた部分もあったんですが池乃めだか師匠は最後まで歌
いきったと思います!!というより、これを考えたのは誰だ!?
と思ったらチャットモンチーサイドだったんですね。是非池乃め
だか師匠
と絡みたいと言ったのも。池乃めだか師匠はこの依頼を
受けてからずっと練習していたみたいだったんですが、今までで
1番つらかったそうです。この後チャットモンチーが池乃めだか
師匠
と競演出来た事を喜んでいたら「(池乃めだか)師匠は僕の
ゆう事だったら、何でも聞いてくれる。桑原(和夫)、井上(辰
夫)、チャーリー(浜)
に用があれば僕に言ってください。何で
もやらせますんで」という発言があったんですが、そういう発言
して大丈夫!?と思ってしまった私がそこにいたんですが・・・。

チャットモンチーがステージを去った後、いよいよビッグポルノ
の登場。今までの出演者が焼き肉ならば我々はその後のガムみた
いな事を言っていましたが。そして小藪千豊が「我々は真剣に下
ネタラップをやっている」と言った後に、「KING TIME
R」
を。曲を聞いた瞬間思った事は”すさまじい”この一言に尽
きると。いろんな意味で凄すぎと思ってしまいました。この後も
下ネタラップな曲は続くんですが、個人的には宇都宮まきにあん
な歌詞を歌わせるのか?と正直衝撃(芸人さんだからという部分
を差し引いても)を受けてしまいました。          

ラストはカヒミカリイ・南海キャンディーズ(確認出来た限りで
は)を除く出演者全員が登場。そしてアーティストの皆さんは
KING TIMER」
でマイクリレーを。1番手がEGO−W
RAPPIN’の中納良恵
だったんですが完全に開き直っていま
したね!!サングラスをかけてオーディエンスを煽っていました。
個人的にはチャットモンチーの橋本絵莉子がどういうリアクショ
ンでこの曲に臨むのかな?と思っていたんですが、ちゃんと歌っ
ていた事に衝撃を。そしてラスト辺りで中納良恵に手を引っ張ら
れて一緒に歌っていたのがとても印象的でした。       

ラストに小藪千豊が挨拶をして締めた後、オーディエンスの方か
らアンコールがあったんですが、そこに出て来たのはギャロップ
の毛利大亮さん。昔DJをしていただけあってヒップホップ調な
コール&レスポンスで「I say 小藪,You say 千
豊」
で軽く盛り上げた後、ステージを去ってしまいました。  

この後に再び小藪千豊が登場。さっきの毛利さんのパフォーマン
スに軽くぼやいた後、普段の劇場ではこういう事はやりなれてい
ないので。(吉本)新喜劇ならもう1回やるんですけどと言った
後、「KOYABU SONIC」をやっている理由の1つとし
て”昔を忘れないための原点回帰”と言っていました。その後オー
ディエンスにお礼の挨拶をした後に「KOYABU SONIC」
が閉幕しました。                      

今日のライブで1番印象に残ったのはEGO−WRAPPIN’
でした。あのセットリストの畳み掛けは凄い!!というか、あれ
をワンマンライブでやってくれよ!!と思った私は贅沢ものなん
でしょうか?心の底から思ってしまいました。あとはTOKYO
 No.1 SOUL SETとスチャダラパーはライブでまさ
か観れるとは思わなかったからとても興奮しました。特にTOK
YO No.1 SOUL SETのライブでの「今夜はブギー
バック」
は、物凄い絵が出来ていた様に思ってしまいました。 

初めて足を運んだ「KOYABU SONIC」小藪千豊と同じ
音楽観とでも書けばいいのでしょうか?とても楽しめる音楽フェ
スティバルだと思いました。個人的に”音楽フェスティバル=複
数ステージ”だという認識をしていたんですが、こんだけ音楽&
お笑いに対する祝祭感とでも書けばいいのでしょうか?があれば
充分にフェスティバルと名乗ってもいいのではと。その一方でこ
んだけ大きくなってしまったら小藪千豊の想いだけでは運営でき
なくなってしまうんだろうなという風にも思ってしまいました。
明らかに一個人がやるには巨大になりすぎたと。そこに小藪千豊
が嫌気を差さない限りはこれからも続いていくかも?かつてロッ
クイン社
が”大阪ではフェス文化は根付かない”という文面を某
フェスを主催した時に読んだ(タイムテーブルに書いてあった)
んですが、こういう”音楽プラスお笑い”という、お笑い芸人主
催だからこそ成り立つ事が出来るフェスなら、毎年京都で行われ
ている「京都大作戦」と同じくらい関西で&アーティストサイド
からも是非出演したいと思われる(既にそうなのかもしれないん
ですが)音楽フェスティバルになっていきそうな気がします。最
後に屋内で行われるのはもしかして、これが最初で最後の様な?
「RUSH BALL」と同じパターン!?