今年もやってきました、MINAMI WHEELの季節が!!今
まで書くのを忘れていたんだけど、MINAMI WHEELとい
う音楽フェスはSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)を、お
手本とした音楽フェスです。ちなみにMINAMI WHEELは、
多分秋フェスと呼んだ方が正解かな?フェスのタイプ的には、あえ
て言うならサマーソニックと似ている部分があるかも知れない。(
確かサマーソニックは、UK、USのネクストブレイクアーティス
トを呼んでいるイメージがあるんだけど)
2日目のライブレポ 3日目のライブレポ 総評
今年のMINAMI WHEELのタイムテーブルは、シークレッ
ト枠があり、当日パンフレットをもらうまで、(正確に言うと、今
年はMINAMI WHEELのPASSを前日に引き換える事が
出来たみたいで)分からない状態だったみたいで。いざ、シークレ
ット部分がオープンになると・・・。私が今まで計画していたMI
NAMI WHEELの行き順が台なしになってしまいました・・・。
ある意味、嬉しい誤算なんですが。そして、シークレットの影響を
もろに受けてしまったのが、1日目でした。1日目、当初の予定で
は、
18:30 FREENOTE@SUN HALL
19:30 SCREAMING SOUL HILL
@club vijon
20:30 Soul Camp@TRIANGLE
鳳山雅姫@unagidani sunsui
THE COLLECTORS@心斎橋クアトロ
(この3つのうちのどれか)
21:30 タカチャ@TRIANGLE
東京60WATTS@BIG CAT
ジェット機@FANJ
(この3つのうちのどれか)
だったのが、20:30のBIG CATのシークレットがora
nge pekoeだったため、すべての予定が狂ってしまいまし
た。一度orange pekoeのライブが観たかったので。そ
う考えると、BIG CATの人の入り具合を考えながら行動しな
くてはいけない。そうなると状況次第では、予定を変更してBIG
CATに行かなくてはいけないので・・・。
今年は、1時間前にBIG STEPに到着して、3DAYS P
ASSPORTを交換してもらった後、しばらくアメ村を散策。(
ベースボールマガジンが読みたくなったので、本屋、コンビニに行
ったけど置いてなかった・・・。)大体30分前には、各ライブハ
ウスが開場するだろうと思いSUN HALLへ。やはり早く来た
せいなのか、人はあまりいない・・・。そして、SUN HALL
と言えば、私が勝手に名物にしちゃったブラックルシアン(カルー
アとウォッカのカクテル)を飲みながら、ライブが始まるのを待っ
ていました。
今年のMINAMI WHEEL、1番最初に見るのは、FREE
NOTE。確か4人組バンドだったはずなんだけど、3人しかいな
い・・・。誰か1人病気でもしたのかな?(気になったので、公式
HPを見たら、どうやら1人脱退したみたいです)1曲目は「遥か
へのスピードランナー」今ちょっとした話題を振りまいた(涙)岡
村靖幸が作曲した曲。まさかやってくれるとは思わなかったので、
嬉しかったんですけど。それ以上にちょっと驚いてしまったのは、
ギターとドラムだけで演奏しちゃった事。キーボードがあったので、
今日はクラムボン、もしくはHi−5みたいな感じの、ギターレス、
ベースレス、もしくはジャズ風に言えばピアノトリオみたいな感じ
のライブアクトになるんだろうな?と思っていたら、これだったら、
Hysteric Blueみたいじゃないか!!ギターとドラム
だけだから、サウンドはしょぼい感じになるんだろうな?と思いき
や、ドラムの叩きっぷりが良かったせいか、そんなに違和感はあり
ませんでした。というより、これはこれでありかな?2曲目の「ウ
ォークメン」は、Vo.がキーボードを弾きながら歌うという、ク
ラムボン、もしくはHi−5みたいなスタイルで。MCで、「今日
のイベント楽しみにしていました。去年はちょっとお客に飲み込ま
れてしまったけど。今年は本当に楽しいです。このままだと、私達
の方が一杯楽しんじゃうかも?」みたいな事を。確かに、Vo.は、
楽しみながら歌っている感じがします。次の曲は、「さよならの歌」
ちょっと歌詞が不思議な印象を受けてしまいました。あと、情念的
に歌う所も。「さよならの歌」を歌い終わったあと、オーディエン
スを煽るかの様に、ドラムのキックが炸裂。ディスコ調な曲をやる
んかな?と一瞬思ったんですが。「ボクライズム」聞いていてとて
も楽しい気分になりました。(ブラックルシアンを飲んだという所
もあるんだろうけど)ふと、ドラムの方を見たら、ドラムの人、茹
でダコ状態になっているし。「Re:チャンネル」この人の歌い方、
歌声を聞いていると、情念的な世界がとても似合う方なんだな。と
思いました。ラストは、11月に発売される新曲みたいで、FRE
ENOTEとしては、初のホーンを導入したみたいです。「ピアノ
を弾かない」自分の中で感じている、(もしくは持っている)切な
さ、憂鬱、ストレスみたいな物を、弦が切れてしまい音が出なくな
ったピアノにぶつけている。という歌詞を、ポップなサウンドに乗
せて歌っているんだけど、メロディーが、本当にど真ん中のポップ
スだった事にびっくりしてしまいました。ある意味、今日ライブで
演奏した曲は何だったの?と思うくらいに・・・。ただ、この曲に
行く前のMCで「自信がある曲」と言っただけの事はあると思いま
したが。
当初の予定では、この後club vijonに行ってSCREA
MING SOUL HILLを見る予定だったんだけど、その後
の20:30のBIG CATのシークレット枠がorenge
pekoeなので、非常に迷ってしまいました。当初の予定通りc
lub vijonに行き、SCREMAMING SOUL H
ILLを見るか、orenge pekoe待ちをするため、この
時点でBIG CATに行き、AIR DRIVEを見るか。非常
に迷った訳なんですが、今回のMINAMI WHEEL、私が観
に行く予定のライブで、暴れる系(もしくは弾ける系)のライブを
確実に見られるのは、SCREMAMING SOUL HILL
だけだったので、club vijonの方を選択。もし、次の
orenge pekoe@BIG CAT
が見れなかった場合
Soul Camp@TRIANGLE
鳳山雅姫@unagidani sunsui
THE COLLECTORS@心斎橋クアトロ
の3つの中から選ぶ事に。
SUN HALLからclub vijonへダッシュで移動。観
たいアーティストがいるならダッシュで移動。これがMINAMI
WHEELの鉄則です。club vijonに着いてライブフ
ロアに入ったら、なるべく出口に近い方のポジションでライブを観
る事に。(次のorange pekoeの為に)SCREMAM
ING SOUL HILL。確かミクスチャーバンドだった記憶
があります。RIZE・宇頭巻・smogasとかと、ミクスチャ
ー混迷期を支えていたという印象があるんですが。確か、テレビ大
阪の土井こまき(FM802のDJ)が司会の深夜番組で、(確か
インディーズバンドを紹介&DVDを作るという番組だったような?
ちなみに今年の4月〜9月までの半年間だけで終了)SCREAM
ING SOUL HILLが出演していたのを見た時、びっくり
してしまいました。私の頭の中ではフェイドアウトしていたので・・・。
(失礼な話しですが)確かベースが抜けてしまって活動が出来なく
なってしまった。という事を言っていた様に思います。で、SCR
EAMING SOUL HILLを観た感想は、正直荷物を持っ
ていなければ、思いっきり弾けていました!!骨太で熱いサウンド。
Vo.のアジテーション。荷物がなくてダイブ禁止じゃなければ、
確実にダイブをやっていました。あと、Vo.のアジテーションが
とても上手だった。オーディエンスのハートに火をつけるのが、と
ても巧みというか。ちょっと年輩の方も1人いたんですが、見事に
年輩の方も弾けていました。個人的に気になったのは、中盤から最
後にかけての、Vo.のアジテーションというか、言葉。「これで
大阪でライブをするのは最後だから」最初は、”今年の大阪でのラ
イブは、MINAMI WHEELがラストなんだな”と思ったん
ですが、ラストの曲に行く時、さっきの言葉のニュアンスが、”こ
のバンドで大阪でのライブは、これがラスト”みたいな印象を受け
てしまいました。私の勘、もしくは感性が狂ったのかな?と思い、
あとでMINAMI WHEELのパンフレットを見たら、”先日、
衝撃の解散を発表した”との文が・・・。やっぱりそうだったんで
すか・・・。この日のSCREAMING SOUL HILLの
ライブアクトは、とても熱かったし、それに応えるかの様にオーデ
ィエンスも弾けまくっていました。まだ、SCREAMING S
OUL HILLとしての活動は終わっていないと思うけど、バン
ド解散後のこれからの活躍を期待しています。
SCREAMING SOUL HILLの大阪でのラストライブ
を観た後、BIG CATまでダッシュで移動。去年の3日目、南
堀江にあるclub vijonから、心斎橋にあるOSAKA
MISEへの移動があったから、今回のclub vijonから、
アメリカ村にあるBIG CATへの移動は楽だろう。と思ったの
が間違いでした。四ツ橋筋を渡る信号がちょうど青だったというの
もあるんだろうけど、ダッシュで駆け抜けたので、めちゃめちゃし
んどかった!!そのおかげかどうか分からないけど、BIG CA
Tに入る事に成功!!BIG CATに入る事は出来たけど、ライ
ブフロアは、もうすでにオーディエンスで一杯だろうな?と思った
ら、あら、思った以上にガラガラ。そう言えば、私がBIG CA
Tに入ろうとした時、BIG CATから出て来る人多数。だから、
ガラガラだったんだと理解しました。そのおかげで、良いポジショ
ンでorenge pekoe観れちゃう訳なんですが。本当に嬉
しい誤算です。
orange pekoe、確かMINAMI WHEEL 20
01の2日目、心斎橋ミューズホール(現OSAKA MUSE)
に出演していた記憶があるんですが、その時は、orange p
ekoeも見たかったけれども、同時間帯に、今は亡きNEST
SALOONの橘いずみがあり、橘いずみの方がどうしても観たか
ったので、観れなかった訳なんですが。まさか、ブレイクしたor
ange pekoeをMINAMI WHEELで観れる事が出
来るとは思わなかったのでびっくりしてしまいました。BIG C
ATは今回、ライブが始まるまで黒い幕で閉じられていたので、ど
んなライブを魅せてくれるのだろうか?と、ドキドキしながら待っ
ていました。そして黒い幕が開くと、ステージ上には、ナガシマト
モコと藤本一馬、いわゆるorange pekoeの2人だけ・
・・。後ろにドラムがセッティングされていたから、1曲目だけア
コースティックでやるのかな?と思ったんだけど、それにしては他
の楽器がない。これはどうやら、2人だけでやるみたいです。1曲
目、ボサノバなアコギの音色に乗せて、「Happy Valle
y」ナガシマトモコ歌上手すぎ!!見とれてしまいました。タイト
ル通り幸せな気分になってしまいました。2曲目を歌い終わった後、
MCでMINAMI WHEELに出演していた事を覚えていたみ
たいで、再びMINAMI WHEELに出演出来て嬉しい。と言
っていました。その後、藤本一馬がブラジルに旅行に行った時のエ
ピソードを。アマゾン川に行った時、ある少年に出会い、ギターを
教えていたみたいで。少年も藤本一馬もお互い人として興味を持っ
ていたみたいなんだけど、言葉が通じない。けれど、目と目で会話
をしていた。と言っていました。で、サンパウロに帰ってきた時に、
アマゾン川での出来事を曲にしたいと。それで出来た曲が「黄金色
の羽」らしいです。ここで、どうしてボサノバなアコギの音色だっ
たのかが、ちょっとだけ分かった気がしました。そして、ナガシマ
トモコは、サビの部分になると手拍子を要求するんだけど、はっき
り言ってそんな事するの忘れてしまうくらい、歌が上手い!!聞き
惚れてしまっているというか、魅入ってしまっているというか・・
・。これは、今日のオーディエンス全員に言える事じゃないでしょ
うか?ナガシマトモコは、手拍子がない事に、ちょっと不満ぽい感
じの印象を受けたので・・・。次の曲は、10/22リリースの「
空の庭」という曲。この曲は、映画「まだまだあぶない刑事」の主
題歌に起用されたみたいです。どうして、「まだまだあぶない刑事」
の主題歌に起用されたかというと、映画のプロデューサー直々に「
orange pekoeさんにお願いしたい」と。最初、「あぶ
ない刑事」とorange pekoeが結びつかなかったみたい
なんだけど、やってみる事にしたみたいです。ちなみにナガシマト
モコのお友達に、「あぶない刑事の主題歌をやる事になった」と報
告した時、そのお友達も結びつかなかったみたいで・・・。(その
お友達の1人は確実に、”それってORANGE RANGEと間
違えたんじゃない?”と軽くネタにしていそう)で、「あぶない刑
事」の世界観に合わせるためか、アルバムでしか見せないoran
ge pekoeの男気を感じさせる曲を持っていた所O.K.が
でたみたいで。とても迫力のある歌声で歌っていました。次の曲は、
FM802でヘビーローテーションされていた「やわらかな夜」確
かこの曲は、インディーズの時の曲だった様な?数ある曲の中から、
ヘビーローテーションに選ばれて嬉しかった。と言っていました。
ラストは、ナガシマトモコが「愛をばらまいて帰ります」と言った
から、どんな曲をやるのかな?と思ったら「LOVE LIFE」
これは確か、ミニアルバム「orange pekoe」に収録さ
れている曲だった記憶が?まさか、聞けるとは思わなかったので、
とても嬉しかった!!orange pekoeのライブ、歌声に、
ギターの音色にめちゃめちゃうっとりして、2人が作り出す世界を
自由に泳ぎ回って、とても幸せな気持ちになりました。1つ前のS
CREAMING SOUL HILLのライブが、とても熱いも
のだっただけに、とても涼し気な感じもしました。4年前観れなか
った借りを少しは返せたかな?
1日目ラストは、このままBIG CATに残って東京60WAT
TSを見る事に。去年もMINAMI WHEELに出演していて、
観に行こうかな?と思ったんですが、実はこちらも、4年前のor
ange pekoeと同じ様に、橘いずみが同時間帯だったので、
泣く泣くあきらめてしまいました。(だからと言って、橘いずみが
同時間帯じゃなければ観ていたか?というと、去年の場合はそう単
純なものではありませんでした)ライブが始まるまでの間、去年は
食べ損なった、MINAMI WHEEL期間中限定BIG CA
T特製カレーを注文したんだけど、なんと、30分待ち!!これじ
ゃライブが始まっちゃう!!まぁ、ライブ終わった後でいいか!!
と思ったら、ライブが始まる前に出来ちゃいました。お味の方は、
懐かしい味というか、お母さんの味というか。もうちょっと量があ
ったら嬉しいかな?と思うけど、300円じゃ文句言えない・・・。
そして、私ってカレー好きなんだな!!と思ってしまいました・・・。
(ライブ前に天王寺の阿倍野近鉄百貨店で、あのスープカレーのマ
ジックスパイスで食べてきちゃったので。ちなみに、1月か2月に
大阪店が出来るみたいです)MINAMI WHEEL期間中限定
BIG CAT特製カレーを食べている最中に東京60WATTS
が音のチェックみたいなのをやっていたんだけど、最後の方に、1
曲即興でやっていたのを聞いた時、”えっ、もうライブ始まっちゃ
うの?今回は、始まる時のタイトルはないの?(パナソニックオキ
シライド乾電池Presents・・・)”と思ってしまい、急い
でMINAMI WHEEL期間中限定BIG CAT特製カレー
を食べた訳なんですが・・・。
東京60WATTSは、5人編成のバンド。今日のライブを見た限
りでは、SOULやJAZZを上手くロックとミックスさせている
印象を受けました。あと、Vo.の歌はへたうまな感じなんだけど、
とてもソウルフルな歌声。だけどキーボードの人の方が、歌が上手
い!!そして美声。という所の方が印象的だったかな?MCで印象
的だったのは、「CDは買うものじゃなくて、売るものだ」と言っ
ていた所。友達などにCDを売って、俺達の良さをアピールしてく
れ!!みたいな感じなんでしょうか?あと、さりげなく親にも聞か
せて、コミュニケーションをとってほしい。みたいな事を。11/
9にリリースされるミニアルバム「月夜にムーンウォーク」の表題
曲「月夜にムーンウォーク」そして、久しぶりにキーボードの人と
一緒に曲を作った、ここ1年間の出来事を綴った「陽の当たらない
部屋」をやって、ライブが終了したんだけど、Vo.の人のキャラ
クター、MCが良かったからかもしれないけど、とても楽しいライ
ブでした。ライブが終わってからも、アンコールを求める拍手があ
ったし。1日目、良い具合に締めくくったな〜、と思ったら・・・。
アンコールに出て来ちゃったじゃないですか!!まさか、出て来る
なんて、これっぽちも思わなかったからびっくり!!そして、東京
60WATTSって良い人達だな〜、と。アンコール1曲目は、「
サマータイムブルース」最初、渡辺美里の曲をカバーしたのか!?
と思ったけど、違ったみたい。そしてもう1曲やった後、ラストは、
東京60WATTSのテーマ曲なのかな?左手をパーで、その上に
右手の人さし指を重ねるように指示されたんだけど、これが何故か
知らないけど、楽しかった。歌詞も非常にコミカルなんだけど、な
んかグッとくるものがあったし。東京60WATTSのライブ、本
当に楽しかった!!っていうより、1日目でこんなに満足させられ
ていいのか?とも思ってしまったけど。
「MINAMI WHEEL 2005」ライブレポ