今年最後のライブは心斎橋クアトロのZAZEN BOYS。それ
にしても、この日は寒かった・・・。ここら辺で12月に雪が降り
積もった所を見たのは初めての様な気が。っていうより、12月っ
てこんなに寒かったっけ?ある意味、ZAZEN BOYSによっ
て、リアルに冷凍都市にされちゃった訳なんですが・・・。それよ
りも、ライブ開催できるのか?が1番の心配だったんですけど・・・。
(機材を持ってこれなかったら中止になる可能性があったので)
1曲目から3曲目までは、こないだの対バンイベントと同じ曲順。
(”USODARAKE””HIMITSU GIRL’S TO
P SECRET””HARD LIQUOR”)そして「MAB
OROSHI IN MY BLOOD」「IKASAMA LO
VE」と続いたんですが、1番最初に書いた様に今日は特別に寒い。
という所を考慮しても、明らかに乗りが違う。ZAZEN BOY
Sを観に来ているオーディエンスの乗りってこんな感じだったっけ?
こないだのチキンジョージでのワンマンライブの時にも感じたんだ
けど、オーディエンスの乗りが、NUMBER GIRLのライブ
の時と同じ乗りなんですよ!!初っ端から激しい。というか、とて
も熱い。というか。正直戸惑ってしまいました。(いきなりダイブ
していた人もいたし。”MABOROSHI IN MY BLO
OD”の時)その乗りのおかげで、横っ腹が痛くなっちゃうし。こ
んな状態になってしまったのは久しぶりでした。そしてMC。こん
なにくそ寒い中、ライブに来て下さった皆さんに感動して涙が出そ
うと。次の3曲は1/18にリリースされる「ZAZEN BOY
S III」から。そのアルバムに収録される3曲を披露したのも、こ
ないだの対バンイベントと同じ曲。まず、「METAL FECT
ION」向井が浪曲している姿に、オーディエンス苦笑い。「fr
iday night」は、こないだのライブイベントで聞いた時
よりも、ロックテイストになっていました。そして、「water
front」空間を漂わせる様な雰囲気の音になっていました。
この3曲は、向井はギターではなく、キーボードを弾いているんだ
けど、「water front」の時、向井は”ド、ミ、レ”(
多分和音)を、ループして弾いていた音が、とてもやばかった!!
Dubとは違った感じの。と言えばいいんだろうか?「water
front」が終わった後の向井のコメントが、まったりした感
じになったと。東京のどこかのディスコに例えて。(どこか忘れて
しまったけど)その後MCで、こんなくそ寒い中、どうして女子は
ミニスカートをはいて外に出ているのか?という事を、熱く語って
いました。あんなに短いと思わず凝視してしまうと。あんまり見て
しまうとセクハラになってしまうから気をつけないと。と言ってい
ました。そして、もう一つ、3万字で大炎上させられてしまう音楽
雑誌、「ROCK IN ON JAPAN」に、「ZAZEN
BOYS III」の広告を1ページ、自費で出した事について語り、
そして、その広告の出来を向井が自画自賛しながら見た次のページ、
向井いわくがっくりきたと。何にがっくりきたかというと、次のペ
ージは見開き2ページで、向井の前のバンド、NUMBER GI
RLの「OMOIDE IN MY HEAD 4 珍 NG&R
ARE TRACKS」の宣伝が!!向井は、この「OMOIDE
IN MY HEAD 4 珍 NG&RARE TRACKS」
を、作品として成立していないからリリースしたくなかったんだけ
ど、東芝EMIの人に「向井ちゃ〜ん、●●●万出すから出しちゃ
いなよ〜」と言われて、仕方なく承諾したとか。(何故かその時の
向井の口調が、いわゆる世間一般が思う業界人って感じでしたが。
ちなみに●●●万の金額、あるオーディエンスに言わせるとリアル
らしく・・・。)その時の向井のやるせない発言と言うんでしょう
か?日向と吉兼大爆笑していたし。「大手レーベルは、資金力が違
う」みたいな事も言っていたし。来月の「ROCK IN ON
JAPAN」には、見開き2ページで広告を出す!!と。(もちろ
ん自腹で)その後、その事をネタにした前口上を言った後に、「C
RYZY DAYS CRAZY FEELING」この時点で、
この曲をやった事にびっくりしてしまいました。今までのライブで
はラスト2、3曲の時にやっていた曲なので。「COLD BEA
T」曲中盤でのドラムソロ。柔道2段松下敦の手数が多いドラムに
びっくりしてしまいました。まるで、アヒトのドラムソロを聞いて
いるみたい。そして、ここで新曲「Fender Telecas
ter Summer」という曲。曲の雰囲気は、「安眠棒」をス
ロージャズ風にした感じと言えばいいのかな?「感覚的にNG」こ
の曲は、ZAZEN BOYSがやっているスタイルからすると、
物凄く異端な曲だと思います。(いわゆる、世間一般でいう普通の
曲)歌詞は情緒的で、サウンドはギターロック。まるで初期の頃の
NUMBER GIRLを聞いている感覚になってしまうんですが。
(こないだ行ったライブでも思った事だけど)そして、この曲あた
りから、緩い曲が続きました。個人的に今回のライブで1番驚いた
&嬉しかったのは、久々に「COLD SUMMER」を聞けた事。
この曲をライブで聞いたのは、1番最初か、2回目の「MATSU
RI SESSION」以来では!?もう2度とやらないのかな?
と思っていただけに、この曲をやってくれた事がとても嬉しかった!!
そしてラストは、「半透明少女関係」後半の祭囃子ビートが凶暴す
ぎる!!ダイブする人続出だったし!!っていうより、ZAZEN
BOYSでダイブする人がこんなにもいるとは・・・。「COL
D SUMMER」「半透明少女関係」のコンボが、良い具合には
まったから、ダイブする人が続出したんだろうけど。そして、この
コンボのおかげで、酸欠状態になってしまったんでしょうか?”ボ
〜”となってしまいました。そういえば、心斎橋クアトロでこんな
状態になったのは、初めてNUMBER GIRLを観に行った時
以来かな?
アンコールの曲に行く前に向井のMCで、「ZAZEN BOYS
は、1年中ライブをしています」と。この言葉、NUMBER G
IRLの時も言っていたな〜。と思ってしまいました。アンコール
の曲は、「KIMOCHI」今回は、オーディエンスをステージに
上げる事はありませんでした。ちょっと残念・・・。
今回のライブで1番印象に残った事は、オーディエンスの乗りが変
わった事。まるでNUMBER GIRLのライブの乗りになって
いました。セットリストの方も、ほとんどアップテンポな感じにな
っていたし。この日はとても寒かった。という部分を差し引いても・・・。
そして、今回のライブ「自問自答」をやらなかった事にびっくりし
てしまいました。本編でやらなかったから、アンコールでやるのか
な?と思っていたので。ライブ終了後、フライヤーを見ていると、
こんな物が入っていました。「ZAZEN BOYS、倶楽部AK
ANEIRO出演決定!!」というフライヤーが。2006年1発
目のライブはこの時点で決まりました。
ZAZEN BOYS
「TOUR MATSURI SESSION」ライブレポ
「TOUR MATSURI SESSION」ライブレポ