今年2回目となる加藤いづみのライブ!!名古屋でのリクエスト
ライブでの予告通り、8/7に7年ぶりとなるオリジナルアルバ
ム「MUSIC」をリリース。そしてそれに伴うライブツアーが
東名阪+松山で行われるんですが、そのうちの東名阪がまさかま
さかのバンドスタイル!!もうバンドスタイルでのライブは東京
での節目な時しかやらないものだと思っていたので。いづみさん
がライブツアーでバンドスタイルでやるのっていつ以来なんだろ
う?思い返してみても思い出せない・・・。それくらい久しぶり
ないづみさんのバンドスタイルでのライブなんですが。そしてそ
のライブツアーの大阪での会場はSorp Opera Cla
ssicsですか。確か「MINAMI WHEEL」で観に行
った時もあそこはアコースティック系がほとんどだった記憶があ
るので、どんな感じになるのか非常に興味深いんですが。ちなみ
にSorp Opera Classicsでライブを観るのは
石野田奈津代以来です。そして実はこの日、この近くにあるBI
G CATで「ONION NIGHT」が開催されていたんで
ですが、なんとそのイベントに夜の本気ダンスとCharism
a.comが出演。本当はそちらも観に行きたかったんですが、
身体は1つしかないので・・・。
久しぶりとなるバンドスタイルでの加藤いづみのライブなんです
が、バックバンドのメンバーが本当にステージに現れるまで半信
半疑だったという事は秘密にしといてください。そして登場して
きたいづみさん。衣装は藍色のロングパンツに藍色のノースリー
ブ。肩口に白いレースがついているのかな?そしてバンドメンバー
は”エレキギター・アコースティックギター・ベース・キーボー
ド・ドラム”の5人編成!!これめちゃめちゃ豪華だわ!!久し
ぶりのバンドスタイルでの1曲目は「毎日がEXAMINATI
ON」を。この曲は8/7にリリースされた「MUSIC」の1
曲目に収録されているんですが、超ど真ん中のGIRLPOPな
曲に思いっきり度肝を抜かれてしまったんですが。そしていづみ
さんはタンバリンを鳴らしながら歌っているじゃないか!!オー
ディエンスも手拍子しているし。いづみさんのライブでここまで
初っ端から盛り上がるのって初めてじゃないかな?2曲目が「青
空とレインブーツ」なんですが、ちょっと儚い曲なイメージがあ
るんですが、なんか楽しいそうに歌っている。「MUSIC」の
収録曲通りな感じに進んでいっているので、次は「あこがれ」な
のかな?と思っていたら3曲目は「不思議が丘の少年」ですか。
ちょっと意表を突かれたなと。なんか不思議が丘に立っている少
年が空を見上げて色々と考えている感じの様に思ってしまったん
ですが。この後にMCで自己紹介をした後、「大阪でのソロでの
ライブは8年ぶり(浪漫舎でのライブはカウントしていないんだ
なと)なんですが、皆さんとの心の距離を縮めていきたいと思い
ます」と言った後に「バンドスタイルでのライブも久しぶりなん
ですが、8/7にリリースされた”MUSIC”以外からも昔の
曲も歌って皆さんとの8年の距離を縮めていこうと思います」と
言った後に次の曲なんですが、まさか「坂道」を大阪でバンドス
タイルでのライブで観れる日がやってくるとは思わなかった!!
ちょっと涙が出てきそう!!もうそんな日がやってくるとは思っ
ていなかったので。そして次の曲はアコースティックギターの変
わった感じの出だしだったので”いづみさんの曲でこんなアレン
ジから始まる曲あったっけ!?”と思ったら、最初の歌詞を聞い
てびっくりしてしまいました。ここで「好きになって、よかった」
をやるんですね。正直かなり序盤でこの曲を歌うのにちょっとび
っくりしてしまったんですが。この後にバンドメンバー紹介を。
ドラムの田中徹さんは20年ぶりにいづみさんのライブに参加し
たみたいです。これを聞くと月日って・・・。なるんでしょうね。
キーボードの佐藤史郎さんはblogで掲載されているお弁当に
ついてネタにされていました。なんでもご飯の上に海苔で文字を
書いているそうです。佐藤さんいわく雨がとても難しかったそう
で、何か(なんだったか忘れた)を代用して文字を表現したと言
っていました。ベースの榎本高さんはいづみさんのライブに参加
したのは「春のゆめ」ツアー以来だと言っていました。その発言
をした後、いづみさんは「このツアーも結構マニアックな所を廻
っていて、確か関西は京都と神戸に行ってこの時も大阪に行って
いないんだよね」と行った後に高橋研さんが「この時も大阪行っ
てなかったのかよ」という突っ込みを。ギターの狩野良昭さんは
いづみさんいわく”萌え”だと。私みたいに狩野さんにはまって
いる女性アーティストはたくさんいると言った後に、高橋研さん
を紹介したんですけど、ここでいづみさんが高橋研さんに対して
”イラッ”とした事があったみたいで。今回のツアーは新幹線で
移動だったみたいなんですが、高橋研さんは「東京駅」から乗車
してきたのに対して、いづみさんは今回は「新横浜駅」から乗車
したそうなんですが、いづみさんが新幹線に乗車してきた時に携
帯電話が着信したそうで。それが何回も続いたみたいだったので、
”研さんが心配しているのかな?”と思ったので、「私は新横か
ら乗車します」という事を電話で言おうと思ったんですが、なか
なか繋がらなかったのでメールでその事を研さんに伝えたら、研
さんから帰ってきたメッセージは「(崎陽軒)シウマイ弁当買っ
てきて」だったそうで。どこにムカついたのかというと、”シウ
マイ弁当買ってきて”の後につけられた語尾が上がる矢印がつい
た所だったそうです。で、その事を同じ駅から乗車してきた榎本
高さんに伝えた所、榎本高さんにも同じメールが届いたそうで。
この後研さんが駄々っ子の様に「シウマイ弁当食べたかったんだ
もん」と言った後に、「私もシウマイ弁当が駅弁の中で1番好き
なんですけどね」と言った後に崎陽軒の「シウマイ弁当について
熱く語っていく訳なんですが。いづみさんいわく同じ崎陽軒の駅
弁でも「チャーハン弁当」は違うらしく、おかずのほとんどが”
しゅうまい”な「シウマイ弁当」じゃないといけないみたいです。
その「シウマイ弁当」のどこが魅力かというと、いづみさんいわ
く「たけの匂いがついたご飯・申し訳程度にある筍煮とおつけも
の」がいいそうで、これに対しては研さんも同調していました。
そんなMCの後にやった曲は「夏のカーディガン」この曲を聞い
たのも久しぶりだな〜と。よく考えたら夏のいづみさんのライブ
を観に行ったのはいづみさんの産休復帰後初ライブ(セットリス
トにまさかの「好きになって、よかった」を外してくるという・・・。)
以来ですか。そういう意味ではちょっと感慨深いなと思ってしま
った訳で。「シャンプー」を歌い終わった後、田中さん・榎本さ
ん・狩野さんはステージから一旦去った後、いづみさんがMC。
「皆さんはどこでファンになりましたか!?」という質問をした
ら、研さんが「もも(いろ)クロ(ーバーZ)」と返した後、8
/7にリリースされた「MUSIC」について話していました。
アルバムの構想については2、3年前から考えられていたみたい
なんですが、高橋研さんから「ポップなアルバムを作ろう」と。
理由は今まで作ってきたアルバム(インディーズになって研さん
が再びプロデュースして以降?)はライブでやる事も考えてアコー
スティックを軸にしたアルバム制作を考えていたんですが、今回
はそういう事を抜きにして何も考えずにポップなアルバムを作っ
ていきたいと。その話を聞いた時最初”シンプルでアコースティ
ック”な物を作っていきたいと考えていたいづみさんだったんで
すが、段々と研さん寄りの考えに引っ張られていき最終的には同
意した模様です。その後に「デビューアルバム(”テクジュベリ”)
の様に何も考えずに作った」と言ったら研さんが大激怒!!「お
前は何も考えていなかったかもしれないけど、俺は色々と考えて
作ったんだぞ!!」と。この発言に対していづみさんは恐縮しっ
ぱなしでした。そしてその後に歌われた「あこがれ」は「MUS
IC」に収録されている曲の中で1番好きだったりします。大好
きなあこがれの人になかなか振り向いてもらえないもどかしさと
でも書いた方がいいのでしょうか?そんな風景を頭の中で描いて
しまいました。「あこがれ」をやった後、佐藤さんも一旦ステー
ジから消え研さんだけの状態に。そしていづみさんの故郷の松山
の事を歌った「銀天街」をやったんですが何か哀愁みたいな物を
感じました。「銀天街」をやった後、MCで「皆さん夏休みどこ
か行かれましたか!?」と。特に何の反応もないオーディエンス
に対して「今日(のライブ)がそうなのかな?」と。この後に「
私の夏といえば、故郷の松山で小さい頃おばあちゃんの家で過ご
した事かな?本当に典型的な田舎の女の子で、よくおばあちゃん
に連れて行ってもらっておじいちゃんの畑仕事を手伝ったり、近
くの川で水遊びをしたり、夏休みはいつもそんな感じでした。そ
んな松山の空を思い浮かべながら、じいちゃんとばあちゃんに捧
げたいと思います」と言ったので、てっきり「風が吹く駅で」か
「海へ続く道」を歌うのかな!?と思ったら、まさかの「青空」
だった事にびっくり!!あの曲って松山の事を歌った曲ではない
記憶があるんですが・・・。そして「青空」を歌った後にバンド
メンバーが全員ステージに戻ってくるんですが、その戻ってきた
後の1曲目がこの日のライブで1番びっくりしたり、とても嬉し
い気持ちになったし、ずっとこの日を待ち焦がれていたと書いて
も過言ではありませんでした!!やっとやっとライブで「さよな
らが言えない」が聞けた!!もうライブではやらないものだと思
っていました!!公式サイト&ライブ会場限定で販売されていた
ライブアルバム「ツアー’07〜そばにゆくよ〜」に収録されて
いたんですが、そのライブを心の底から観たかった!!と心の奥
底からとても悔しい思いをしていたんですが、「さよならが言え
ない」を聞いて加藤いづみのファンになった人間からしたら、”
ようやく聞けた!!”という思いが強かった!!そして「さよな
らが言えない」を歌い終わった後にいづみさんが「辛い、辛い」
と。この後に「この曲”好きになって、よかった”の次にリリー
スされた曲だって事覚えています?」と研さんに尋ねたら研さん
は「覚えていない」と。この後も辛いを連発するいづみさんに対
して研さんは「太宰(治)と呼んでください」と。この後に「さ
よならが言えない」で気持ちを込めて歌いすぎたためかMCで気
持ちを回復させる作戦にでたいづみさん。佐藤さんがミニトマト
を栽培していて自慢しているという事を言った後に、セミがひっ
くり返っている状態の事を”セミファイナル”というらしいとい
うトークを展開する事に。セミの命がなくなりかけてしまう時に
ひっくり返ってしまう状態の事をいうらしいのですが、セミがひ
っくり返って両足を広げていて近づいたら突然動きだす状態の事
を”セミファイナル”というみたいで。で、両足が閉じている状
態になったら本当に死んでいる状態だそうです。時々家のベラン
ダにいる”セミファイナル”なセミをみつけるんですが、その状
態が怖いみたいなので娘さんにそれを処理させるいづみさん。娘
さんの方も”セミファイナル”なセミを処分するために、それに
対する対価を求めている様で。いづみさんはシール1枚で手を打
ったんですが、その”セミファイナル”なセミを娘さんは鉢植え
に持っていったみたいで。理由は”養分になるから”という理由
で。なかなか賢い娘さんだなと思ったんですが、そういう展開に
なったセミも処分させる様です。こういう話をしていい気分展開
になったのか?次の曲に行くわけなんですが、「恋をしようよ」
はライブで聞いたのはもしかして初めてなのかな?そういえば聞
いた事が全然なかったのかな?そして「最後の恋のみつけ方」な
んですが、この曲って儚い印象を持っているんですが、なんかい
づみさんタンバリンを叩きながらとても楽しく歌っている。そし
て最後の曲に行く前にMCを。「8年ぶりの大阪でのライブとな
ってしまったんですが、次にライブをする時はもっと間隔を短く
してやってこようと思います。今日はありがとうございました」
と言った後に、ラストの曲は「星空のジェットプレイン」を。こ
の曲も久しぶりに聞いた様な気がする。
そしてアンコールなんですが、まずはバンドメンバーは佐藤さん
だけが登場。この後にアンコールのお礼を言った後に1曲目に関
するMCを。「人には”頑張っているね”と言えるんですが、自
分自身にはなかなかそういう事が言えない。気が付かないうちに
無理している自分に対して”そんなに頑張らなくていいんだよ”
と言っている風に私は感じました」だったかな?この後に「この
曲は事務所の後輩のつだみさこさんに作ってもらったんですが、
これからも大切に歌っていきたいと思います」と言った後に、佐
藤さんのキーボードだけで歌われた「休息」なんですが、疲れて
いる人に”そんなに無理しないくていいんだよ”と優しく言われ
ている感じがしました。この後に残りのバンドメンバーが登場し
てきたんですが、狩野さんだけ「MUSIC」のライブTシャツ
じゃなくて「ROMEO」のライブTシャツを着てアンコールに
参加していました。その時の着替えの模様をいづみさんが解説し
ていたんですが、50歳にもなった男がキャッキャッ言いながら
着替えていると。20代の頃だと”キャー”とか言っていたけど、
今はそんなものを通り越したみたいな事を言っていたかな?この
後に研さんがアンコール恒例のビールが飲みたい発言に対して、
まさかのオーディエンスが研さん達にビールを奢るという展開に。
いづみさんは恐縮していたんですが、そのオーディエンスのご厚
意に預かる展開に。ビールは研さんと佐藤さんに渡ったんですが、
研さんのビールを残りのメンバーに回し飲みしていたんですが、
その時の光景がいづみさんにとってはとてもうらやましいかった
様です。この後いづみさんが親子連れで見に来た女の子をみつけ
ます。ずっとライブ中気になっていたんだけど。と言った後にそ
の女の子に「何歳ですか!?」と聞いたら「13歳」と答え、「
部活は何をやっているんですか!?」と尋ねたら「バトミントン
部」という回答が返ってきました。その後にいづみさんが「前列
とは目の輝きが全然違う」と。この後にいづみさんが「ライブ中
に良い大人達がビールを美味しそうに飲んでいましたという事を
絵日記に書いたら駄目ですからね〜」という事を言った後、「次
の曲は史郎さんに書いてもらった曲です」と言った後に「ロスト
チャイルド」を歌ったんですが、「MUSIC」に収録されてい
る曲の中で加藤いづみらしさとも言える”切ない曲”が唯一収録
されたのがこの曲なんですが、ある意味で加藤いづみの王道とで
も書いていい曲だと思ったんですが。そして最後の曲はいづみさ
んが「最後はやっぱりこの曲で締めたいと思います。”ZERO”」
と言って「ZERO」が歌われたんですが、この曲になるとオー
ディエンスの皆さんがスタンディングして手拍子していたのがと
ても印象に残りました。
この日のライブは「さよならが言えない」これに尽きると!!も
うこの曲はライブで聞ける事はないだろう!!と思っていただけ
に!!ずっとずっとこの曲が聞きたかった!!それだけでこの日
のライブを観れた事にとても満足してしまいました!!あとはで
すね、私が観に行った中で”加藤いづみ至上1番盛り上がったラ
イブ”だったと。まさかあそこまで手拍子が鳴るとは思わなかっ
た。「MUSIC」自体がそういうアルバムだという事を抜きに
しても。あとはバンドスタイルのライブがこんなにも新鮮だった
とは思わなかった!!良い意味でとてもフレッシュだったと思い
ます。ただこういうバンドスタイルだったら「オットーの動物園」
をやれば盛り上がったのになとも思いました。実はこのライブが
行われた日の翌週東京でのライブも観に行くんです♪願い事です
か!?それはたった1つ「さよならが言えない」がセットリスト
から外れない事!!(セットリストを変えるというMCがあったので)
加藤いづみ
Live tour 2015
『Music&Love』ライブレポ
Live tour 2015
『Music&Love』ライブレポ