「MINAMI WHEEL 2006」ライブレポ   
   2日目のライブレポ  3日目のライブレポ  総評   


今年も、この季節がやってきました!!大阪ミナミが音楽という名
の色彩に染まる「MINAMI WHEEL」の季節が!!今年(
から?)の「MINAMI WHEEL」最大の特徴は、今まで1
0月中旬あたりに開催されていたのが、10月上旬に変更された事
でしょうか?その最大の要員は、阪神タイガースが弱小チーム→強
豪チームへと変貌し、日本シリーズを狙えるチームになったからで
はないかと。(10月中旬開催だと、毎年2日目、3日目が「日本
シリーズ」
第1、2戦と重なってしまうから)こんな所にも、タイ
ガース効果
が出ているんだと思ってしまいました。(その結果、3
日目が関西最大級のパレード「御堂筋パレード」と重なってしまっ
たんですが・・・。)                    

いつもの様に、BIG STEP3DAYS PASSPORT
を貰った後、BIG STEP地下2階にある「TONY’S C
AFE」
で、カフェラテを飲みながら作戦タイム。今年も去年と同
じ様にシークレット(5枠)がある訳なんですが、その5枠のうち
2枠
(2日目、20:00 Caravan@BIG CAT    
 3日目、21:00 175R@心斎橋クラブクワトロ)   

しかシークレットが開いていない・・・。これはどういう事?ちょ
っと予定が立てられないじゃないか!!予想外の展開に困惑しつつ
も、頑張ってこのイベントを楽しむ事を決意!!        

これは去年もそうだったんだけど、BIG STEPの周囲では、
いろんなバンドが自分達のライブに足を運んでもらえる様に、フラ
イヤーを配って宣伝しています。1人でも多くのオーディエンスに
来てもらうために。そのお陰で、フライヤーいっぱいもらっちゃい
ましたが・・・。                      

ちなみに1日目の予定は、21:30(21:45)の時間帯が最
後まで決める事ができませんでした。             

(         SEAMO@DROP          
OVERGROUND ACOUSTIC           
         UNDERGROUND@ BIG CAT)

そして、その1つ前の20:30(20:45)の時間帯も、シー
クレット(FANJ twice)が発表されなかったので、その
前の好色人種が終わった後の人の流れで残るかどうか考えようかと。
(ちなみに、FANJ twiceを出た場合は、月刊プロボーラー
を観にTRIANGLEへ)                 

アメリカ村、三角公園にある「甲賀流」でタコ焼きを食べた後、今
年のMINAMI WHEELが始動!!今年のMINAMI W
HEELの最初を飾るのは、nobol(のぼる)というバンドを
観に、今年から新たにMINAMI WHEELの会場に加わった、
KINGCOBRAへ。(KINGCOBRAは今日だけの会場)
この時間帯しかKINGCOBRAに行く事が出来なかったので。
nobolは、”女3人、男1人”の4人組バンド。(今日はサポー
トにギターの人が入っていたみたいで)MINAMI WHEEL
の公式HP
にあるプロフィールには、「適当ポップ」と紹介されて
いたので、どんな感じかな?と思っていたんですが。1曲目、2曲
目はジャズポップと言えばいいのかな?暖かくて優しい感じのサウ
ンド。で、Vo.の歌声が、つじあやのクラムボンの原田郁子
足して2で割った感じの歌声。本当に聞いていてほのぼのしてしま
います。nobolは東京のバンドで、今日の朝大阪に向けて出発
したみたいですが、ドラムの人が車を運転すると高速道路が渋滞し
てしまうというジンクスがあるみたいで。今日も滅多な事では渋滞
しない道が渋滞してしまったみたいです。あと、nobolが参加
したコンピレーションアルバムを持ってきたみたいだけど、たった
3枚しかないみたいで・・・。これだったら持ってこない方が良か
ったのでは?3曲目は「軌道」という曲。浮遊感溢れる曲だった様
に思いました。4曲目は暖かく優しいサウンドが、えらいロックテ
イストな感じになった気がしたんですが。それに伴って、Vo.の
歌声も衝動を叩きつけている感じのする歌声になったし。nobo
lは10/25に1stミニアルバム「散歩」をリリースするみた
いです。このアルバムはメレンゲのクボケンジさんプロデュースの
作品みたいで。それを記念してレコ発ライブが行われるみたいです。
こっちにも来るのかな?と思ったら、東京だけみたいで・・・。(
MCで特にしゃべる事がなかったから、言ったんだろうけど)5曲
目は「日の席」という曲。リズムが変わった感じの曲の様に思いま
した。ラストは「雨だけ」という曲。Vo.の歌声もサウンドも壮
大な感じがしました。キャッチコピーが「適当ポップ」だけあって、
いろんなジャンルの曲をやっていた様に思いました。それをきちん
とポップに昇華できている様に思います。私は身体を動かしながら
聞いていました。またこっちにnobolが来るなら観てみたい!!
と思いました。今年のMINAMI WHEEL、nobolのお
かげで、とても良いスタートが切れた様に思います。      

次は、KINGCOBRAの隣にあるFANJ twiceに行き
ました。この時間帯は好色人種というユニットがライブをする事に。
確かヒップホップ、R&B系な感じのユニットだった印象があるん
ですが。FANJ twiceの中に入ると、まだ18:30のI
LLUMATIC HEADROCKがライブをしていました。 

(本当は書かないつもりだったんだけど、すぐに終わらなかったの
で、ちょっとだけ感想を。ILLUMATIC HEADROCK
はミクスチャーバンド。ヘビーなサウンドと、2MCのラップのス
キルと、熱いアジテーションがとても印象に残りました)    

ILLUMATIC HEADROCKが終わった後、ライブフロ
アにスペースがあったので、地べたに座って待っていたら、続々オー
ディエンスが入ってきたので、途中でやめてしまいました。結構人
気あるのか?好色人種。                   

そして、好色人種のライブ。1番最初は、アラビアを感じさせるト
ラックに3人(女2人、男1人)が、シャウトしていました。2曲
目は、男の人がヒューマンビートボックスをしていたから、ヒップ
ホップな感じの曲かな?と思ったら、女2人の歌声を聞いていたら、
えらいダンスホールレゲェーな感じ。そしてフックの部分で、フロ
ント3人がタオル回しているし。3曲目はラヴァーズレゲェー。聞
いていて気持ち良かったです。ここでMC。「MINAMI WH
EEL初めて出させていただいたんですが、いろんなライブハウス、
クラブで同時間帯にライブやっているんですよね!?そんな中、好
色人種を選んだあなた達はセンスある」と。次の曲は、2ndシン
グルの「海マジック☆☆☆」確か初めて聞いたのは、近鉄電車のC
Mだった記憶があるんですが。そのCMの時は、もっとポップだっ
た印象が、この日のライブではえらいハウスな感じ。もう揚げ揚げ
です!!4曲目が終わった後「この3日間、いろんなバンドが愛の
歌を歌っていると思うけど、うちらにはうちらなりの愛の歌が出来
たので聞いてください」と。この曲は、10/4にリリースされた
曲みたいです。「スケベリーNICE!?」歌詞の内容は、彼氏の
どうしようもない男の本能にジェラシー(あきれる)を感じつつも、
その彼氏の事を愛している。いつか見返してやる。みたいな感じに
聞こえました。その次に1stシングルの「ダーリンI LOVE
 YOU」
最後に、10/25にリリースされる1stアルバム
明るい家族計画」
について。ジャケットは、出すものは出した感じ
のジャケットになっているみたいです。内容は、1stアルバムな
のに、ベストな感じのアルバムに。(好色人種は、結構キャリアが
あるみたいで)最後に「うちらは、不真面目にやっている様に見え
るけど、真剣に愛を伝えて行きたい」みたいな事を言っていた様な。
最後に「君の声で」1番最初は、3人でハモっていたけど、その後
の展開にビックリ。今までレゲェーDJな感じの役割をしていた男
の人がメインで歌っているではないか!!しかも、1番歌が上手い
し!!この日観たライブの中で1番良かったです!!1番最初に書
いた様に、最初はヒップホップ。R&B系な感じのユニットだと思
ったら、レゲェーを軸としたユニットだったんですね!!とても楽
しかったし、硬軟自在って感じのライブパフォーマンスも良かった
し!!1番驚いたのは、男の人の芸の多才さ!!この人が好色人種
を支えているんだな。と思いました。             

この後、TRIANGLE月刊プロボーラーを観る予定にしてい
たんだけど、この後出て来るシークレットが非常に気になったので、
急遽中止してシークレットを待つ事に。その前に一旦ドリンクカウ
ンターの方に行き、「若武者」というカクテルと「ホイールドッグ」
というホットドッグを注文し、受け取った後再びライブフロアへ。
ステージのセッティングを見ると、どうやら3ピースのバンドだと
いう事が判明。FANJ twiceなのでイメージ的にクラブ系。
という予想をしていたんですが・・・。これはもしかしたら、チャ
ットモンチー
来るかも!?と思ってしまいました。公式HPを見る
と、この週末、北海道・東北でワンマンライブをやる。という情報
は仕入れていたんだけど、もしかしたら去年出演して(3日目、
tlantiQs
で)いたので、ちょっと期待していたんですが。
それと同時に、”もしかしたらTRICERATOPSかも!?”
とも思っていたんですが、さすがにFANJ twiceでTRI
CERATOPS
はないでしょうと、すぐに思い直しましたが。じ
ゃ〜、ここでライブをするのは誰か?いろんな名前を思い浮かべま
したが・・・。いよいよ出囃子が鳴って登場してきたのは・・・。

まさか、まさかのTRICERATOPSでした。ここでTRIC
ERATOPSが出て来るとは・・・。ちょっと信じられない!!
でも、嬉しいですよ!!まさかFANJ twiceでTRICE
RATOPSが観れるとは!!ただ、次の事を考えて前の方でライ
ブが観れなかったのが非常に辛いんですが・・・。1曲目はフジフ
ァブリック
を彷佛とさせる様な感じの曲。これは2曲目を聞いた時
も同じ感想を持ったんだけど、ベテランと言えばいいんでしょうか?
非常に味のあるサウンドを鳴らしていた感じがしました。あと、和
田さんのアジテーションが、エレファントカシマシの宮本浩次を彷
佛とさせる感じが印象的でした。そして3曲目に「GOING T
O THE MOON」
じゃないですか!!てっきり、ここ最近の
曲しかやらないんだろうな。と思っていたので、これは嬉しい誤算!!
サビの部分の「上に上に突き進んで」の所で、オーディエンスが人
さし指だけ立てて、上に挙げている所が良い!!(私もやっていま
したよ!!)4曲目もアップテンポな曲で盛り上がっていました!!
ラストに和田さんが、「アップテンポの曲で盛り上がるのもいいん
だけど、こういうミディアムテンポでも乗りながら踊るのもロック
ンロールではないかと」みたいな話しをした後、9/21にリリー
スされた「僕らの一歩」という曲を。TRICERATOPSのこ
ういうミディアムテンポの曲を聞いたのは久しぶりの様な記憶が?
個人的には、優しいと言うよりかは、暖かくハートフルな感じの曲
に聞こえました。                      

ダッシュでFANJ twiceを脱出して向かった先はDROP
ただいま大ブレイク中のSEAMOを観に行きました!!無理かな?
と思ったんですが、ちょうど私が行った時にはDROPに入れるみ
たいなのでラッキー!!と思って入ろうとすると、係員が「並んで
ください」と。並ぶの?どこに並ぶのかな、と思ったら三角公園で
すか!?そして三角公園の中に入り並ぼうとしたら、最後尾が三角
公園の出口近く・・・。三角公園横断しかけじゃないですか!!
昨年の加藤ミリヤの時の事
を思い出してしまいました・・・。結局
SEAMOのライブが始まる21:30の5分前まで頑張って粘
ったんですが、列ほとんど動かね〜・・・。動いたのは、DROP
に人が入った時と、SEAMO観るのを諦めた人が脱落した時だけ・・・。
5分前の列の最後尾は、三角公園の出口付近でUターンしちゃって
ました。(Uターンした後の列も結構並んでいました)一言で言え
ば、約200人収容のDROPに100人以上が待っていたと思っ
ていただいて結構です。はっきり言って覚悟はしていました。SE
AMO
のライブがDROPで行われると知った時点から・・・。
EAMO
目当てだったら、もしかしたら2つ前のパピーペット(こ
れは観ようかな。と思っていました)から、DROPにいなければ
無理だったかなと。ちなみにどうして、その時間帯からDROP
いなかったか?というと、この時間帯はSEAMOと同じくらいに
観たいアーティストがいたので。どっちを優先するか?というのを
考えた時、まず不可能に近いであろうSEAMOの方を先に。と考
えていたので。5分前まで並んで、”これは不可能だな”という事
を悟った瞬間、BIG CATの方へ向かう事に。SEAMOは、
一昨年のMINAMI WHEELで今は亡き?シーモネーターが
観れたからもういい。
と心の中でつぶやきながら。(負け惜しみ&
負け犬の遠吠えです)                    

BIG CATには余裕で入る事ができました。まずMINAMI
 WHEEL期間中限定BIG CAT特製カレー
をライブフロア
で急いで食べた後、ライブに臨む事に。            

私がSEAMOと同じくらい観たいアーティストは、OVERGR
OUND ACOUSTIC UNDERGROUND。どうして
観たかったかというと、このバンドにBRAHMANのメンバー全
員参加しているみたいだから。BRAHMANのメンバー、そして
ロックではないけれどBRAHMANの奏でるサウンドを聞いてみ
たいと思っていたので。OVERGROUND ACOUSTIC
 UNDERGROUNDの奏でるサウンドは、アコースティック
なのに緊張感というんでしょうか?切迫感みたいなものを感じまし
た。あと、余計な音を見事に削ぎ落としている。ストイックさも伝
わってきました。1番印象的だったのが、Vo.、バイオリン、ア
コースティックギターのMARTINのMC。1番最初は普通に英
語(外人さんなので)でしゃべっていたんですが、2回目のMCで、
「こんばんは、円広志です」にオーディエンス大爆笑!!あと、「
ありがとうの事を大阪では”おおきに”というみたいだけど、最初
全然意味が分からなくて、”おおきい、おおきい”という風に聞こ
えたから、俺に大きくなれと言っているのかなと。その結果が横幅
が大きくなったんだけど」にも大爆笑!!外人さんとは思えないほ
どの見事な話しのオチ。このMC聞けただけでも、SEAMO選ば
なくて正解だったなと。Vo.はTOSHI−LOWの方もやって
いたけど、このバンドに限って言うならば、MARTINの方が合
っている感じがしました。あとTOSHI−LOWの身体、遠くか
ら見ても、”普段からきちんと摂生しているんだな”というくらい
素敵な身体。私の身体もあんな感じになりたいな。と思ってしまい
ました。                          

アンコールの時も、MARTINは円広志ネタをひっぱっていたの
が印象的でした。「俺は円広志だから”飛んだり回ったり”してい
いよ」と。本当に面白かった!!MARTINはまだしゃべりたそ
うだったけど、TOSHI−LOWが「時間がないので1曲だけや
ります」と言って遮っちゃったけど・・・。(TOSHI−LOW
の声を聞けたのも嬉しかった!!BRAHMANでは、めったにM
Cをやらない。という風に聞いていたので。もしかして貴重?)